怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
霧の中
お気に入り
1721
37
0
長編5分
コピー
「霧の中」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私が体験した中で、一番不可解な出来事についてお話させていただきます。今から20年程前の夏、友人達とキャンプに行きました。メンバーは私、A、Aの彼女のY、私とYの共通の友達Mです。場所は中部地方のとある山中です。Aが過去に一度行ったことのある所で、かなりの隠れスポットだという事です。大阪から出発し、京都を経て全員集まると高速に乗りました。それが8月10日です。キャンプは2泊を予定しており、帰宅予定は8月12日でした。 高速を降りてからはひたすら田舎道を走りました。山にさしかかるとだんだんと濃い霧に覆われてしまいました。ほとんど視界も無い状態です。それでも何とか車を停める所まではたどり着きました。道沿いにあるスペースに車を停め、そこから40分ばかり歩いたところが目的地ということです。しかし霧で視界が悪いので危険ということで、霧が晴れるのを待ちました。1時間ばかり車内で時間を潰しましたが、霧が晴れる様子がないので強行することにし、出発しました。ものすごい霧の中、徒歩で山中に入って行ったのです。歩く順番は先頭からA、Y、M、私の順です。30分ほど歩いたところで休憩にしたのですが、その時にAが私にボソっと「道間違えたかも」って漏らしました。私は冗談まじりに「勘弁してくれよ~」などと返しました。するとAが更に言います。「30分も歩けば川沿いに歩く道になる。でも未だに山の中って感じやん…でも分かれ道なかったしなぁ」私が「霧で歩くスピードが遅くなってるからやろ?」と言うと、Aは納得したようで引き返し確認せずに、このまま進むことにしました。それからまた30分程歩いた所でやっと川沿いになり、霧も晴れてきました。Aもみんなもホッとしたようです。そしてもう少し歩き、河原に出てテントを張りました。霧が完全に晴れるととてもきれいな場所だということがわかります。そこで2泊して楽しく過ごしました。次の日は快晴だったのですが、最終日は朝から雲が厚くどんよりしていました。雨が降る前に準備して出ようって事で、急いで帰り支度をして歩き始めたのですが、また濃い霧に覆われました。行きの時と同じように1時間強歩き、車に戻ってきたのです。そんなこんなで車を走らせ高速に乗って順調に帰ってきました。しかし、地元のインターを出たときに気づいたのです。高速の伝票の日付が8月11日なのです。私が運転してたのでほかの者はそれをみてないのですが…まあ機械の故障だろうと思っていたのですが様子が違います。高速を降りたときに女の子の一人が自宅に電話をかけてたのですが、親と電話でもめています。電話を切った後、何かあったのか聞いてみると、「帰ってきたよ」って言ったら「予定繰り上げたのか?」って言われたらしく、「何で?」って言うと、「一日早いじゃない」と言われたらしいです。「そんな事ない」と反論していたのを聞いていた我々は、その子が嘘を言ってるのではないとわかりました。そして全員の携帯をチェック、私の携帯は8月12日…Y、Mの携帯も8月12日…しかしAの携帯は8月11日なのです。なんか車内が不穏な空気になりました。「何?」「何で?」「どういう事や?」といった感じでした。私は先程受け取った伝票の事を思い出してみんなに見せました。「うーん確認が必要やな」と思った私は、コンビニがあったのでそこに停めて、コンビニの店員に「今日って何日でしたっけ?」と聞くと、「11日っすよ~」と返ってきました。コンビニにあった新聞もチラっと見ると11日です。電話も色々かけて聞いたりしました。やはり11日です。つまり我々が8月10日に出発して2泊して帰ってきたのに、今日は8月11日といった現象…女の子達は意味がわからず泣き出したりしていました。私はふと思い出し、みんなに携帯をキャンプ中どうしていたか尋ねました。すると、A以外は持っていってたのです。Aはどうせ圏外だからといって車に置いていたとの事。我々の結論としては、あの霧が我々をアウターゾーンへと導いたのでは、ということになりました。結果的にお盆休みが一日延びたからラッキーだったのかな?ですが、その後しばらくはその話を他の誰かにする度に電波扱いでした。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった37
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
お隣さんの騒音がすごい どこかの誰かの体験談マンガ
日本生まれのインド人、メタ・バラッツのスパイスカレーユニバース (インターネットオブスパイス)
転生してから40年。そろそろ、おじさんも恋がしたい。 二度目の人生はハーレムルート!? 1 (アース・スターコミックス)
パラドックスループ-うまくいかない私たち-
まいみ!
嘘つきな彼氏(推し)を懲らしめた話 1 ますまゆまんが!集
前の話:【じわ怖】打ち付けられた人形
次の話:【じわ怖】隣の家の娘
怖い話 No.11814
【じわ怖】お客を送った後に山道を走っていた
973
35
1
短編2分
怖い話 No.4181
【じわ怖】近所の古い家に住んでる子
1541
30
中編3分
怖い話 No.5336
【じわ怖】22日だけは2人で新聞を配る場所
1243
42
短編1分
怖い話 No.11970
【じわ怖】ボカシ
1334
怖い話 No.12758
【じわ怖】山で迷った
1188
44
怖い話 No.11982
【じわ怖】影の薄い若い女
1460
31
中編4分
怖い話 No.21961
【じわ怖】髪の毛
1329
18
怖い話 No.4386
【じわ怖】お姉ちゃんと鬼ごっこ
1911
24
怖い話 No.4235
【じわ怖】夢と偶然
1432
45
怖い話 No.12653
【じわ怖】魚の鳴き声
1391
15
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
友達の様子がおかしくなってきた
3人で横一列に並んで歩いていた
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい