怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
花屋の友人
お気に入り
1903
42
0
中編3分
コピー
「花屋の友人」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
花屋の友人が体験した話ねー。20代くらいの女性が花の予約に来たんだって。頼んだ花は二つで、「アレンジメントでおねがいします」って。一つは白い洋花で清純なイメージで、もう一つはピンクのバラを入れてお淑やかな感じで。一応用途を聞いてみると、ちょっと恥ずかしがってから「友人の結婚式に」と言っていた。花屋ってお悔やみとか法事のほうが多いから、大々的なお祝いの注文はつい張り切っちゃうと友人は言っていた。 支払いは当時でもいいと言ったけど、他の人が取りに来るかもということで支払いを済ませ、再度受け取り日時の確認と、注文書の控えを渡して話を終えた。当日、比較的暇なこともあって、一つに30分以上の時間をかけて注文のアレンジメントを作った。友人の店では基本的には20分以内というノルマがあるけど、余裕があるなら時間がかかっても満足のいく、自分の最高のものを作りたいというのが友人だった。この辺り花屋も芸術家気質なんだろう。というわけでここひと月で最高の出来と言えるアレンジメント二つを前に、自信満々、きっと、いや絶対喜ぶぞと思っていたそうだ。さて、約束の時間に来たのは当人ではなく中年かもう少しいってる女性。控えは持っていたので引き渡すが、『頼まれて来たが心当たりが無い』といった感じで不思議そうに帰っていった。そこからの話は端折るけど、注文に来た女性は、受け取りにきた女性(母親だった)が花を取りに来ている間に首を吊ったそうだ。一つは自分用。もう一つは母へのプレゼント。後悔もあるし、ほんとうにお母さんには感謝している。けど耐えられない。そんな遺書があって、二つのアレンジメントが並ぶことになったぞ。端折った後の話は、亡くなったのが俺の家の近所の人だったからわかっただけで、友人には言っていない。友人は男なのに感情移入が激しくて、お悔やみの注文を受けた日に偶然酒飲みに行ったりすると、遺族がどんなに悲しいだろうと半泣きになるほど優しい奴だから。この間の彼岸が明けて、お疲れ様と酒に誘ったら、酔っ払いながら、もう居ない人を思って花を添える行為を思うと耐えられない、と泣いててちょっと引いたし。自殺する自分と、迷惑をかけるであろう母に花を準備してまで死を選んだ女性は、どれほど苦しい状況だったんだろうか。これ以上は、流石に詮索出来ない。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった42
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
私の日常。
Get Backers 奪還屋【極!単行本シリーズ】1巻
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 13 (ドラゴンコミックスエイジ)
BLUE GIANT MOMENTUM(3) (ビッグコミックススペシャル)
ぼっち・ざ・ろっく! 7巻 (まんがタイムKRコミックス)
ドカ食いダイスキ! もちづきさん 1 (ヤングアニマルコミックス)
前の話:【じわ怖】黒い男の夢
次の話:【じわ怖】非常階段鬼ごっこ
怖い話 No.5365
【じわ怖】若い女が線路に転落した
1621
短編1分
怖い話 No.15624
【じわ怖】祖母の遺言
2472
50
1
短編2分
怖い話 No.11995
【じわ怖】田舎町の駄菓子屋
1474
25
怖い話 No.13229
【じわ怖】ほごえ
1447
54
怖い話 No.4823
【じわ怖】壊れていたはずの物がいつの間にか直ってる
1704
36
怖い話 No.4450
【じわ怖】自然の力
1510
31
怖い話 No.21901
【じわ怖】ジジイと老婆と山羊
1267
長編9分
怖い話 No.5421
【じわ怖】三毛猫のミケ
1508
怖い話 No.13144
【じわ怖】半魚人
2009
35
怖い話 No.19014
【じわ怖】本栖湖畔で朝釣り
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
友達の様子がおかしくなってきた
3人で横一列に並んで歩いていた
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい