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もう少しでつくから待っててね！

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  ＨＯＬＹ　ホラーコミック傑作選第１集 (角川ホラー文庫)

• 「あー、漏れる！」
  僕は急いで玄関の扉を開けようとした。
  「うそっ!カギ掛かってる！」
  そういえば今日は母さんが留守なのを思い出した。
  女手一つで僕を養ってくれているから仕事に行っていることはよくあることだ。
  そんなことよりまじで漏れそうになったので急いで家の中に入った。
  「おかえり」
  「ただいま！」
  僕は早口で言ってトイレに入った。
  「すっきりしたぁー」
  トイレから出ようとしたとき用心棒で持たされてる携帯電話がなった。
  母さんからだ。
  「はい」
  「もしもし？もう少しでつくから待っててね！」
  「はーい、うんわかった！」
  電話を切ってトイレのドアノブに手をかけたとき、僕は恐怖に陥った。

  もう少しでつくから待っててね！の解説
  
  
  母親が留守なのに
  「おかえり」と言った人物は一体…？
  幽霊？
  それとも強盗か何か？
  どちらにせよ危険なので母親を待つべきか…？
  強盗の類であれば危険なため、
  母親に事情を話し、警察を呼び、
  警察と一緒に母親に入ってもらうのが得策か？
  「おかえり」と言った人物が幽霊だった場合、
  何の痕跡も出ないだろうけど、
  その場合、空耳とか悪戯とか思われたりするんですかね？
  そこがちょっと気になるところ。
  まぁ…人によりますか。

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