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聞いたことのない音

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• 聞いたことのない音とは

  こどもの頃のこわい話　きみのわるい話 (竹書房怪談文庫)

• 私「ただいまー」
  仕事から帰った私
  母と2人暮らしの私は毎日のように働いている
  母「おかえり」
  母はいつも返事を返してくれる
  私は靴を脱いで洗面所に向かおうとした時異様な音が聞こえた
  グサッ　グサッ　グサッ
  何かを突き刺してる音？
  母はリビングにいるらしく何か作業をしているみたいだけど戸が閉められててよく見えない
  私「何してるの？」
  母「ちょっとした仕事よ」
  母は織物の内職をしている
  おかげで私も生活にそこまで困ることはない
  グサッ　グサッ　グサッ
  それにしても聞いたことのない音だなぁ…
  手洗いうがいをしてから用意されているご飯を食べる
  今日はお肉かぁ…
  それにしても玄関に知らない靴があったなぁ…
  来客でも来てるのかな？

  聞いたことのない音の解説
  
  
  『グサッ　グサッ　グサッ』
  という音は人を刺す音で、
  ご飯のお肉はその人のお肉である。
  まだ刺しているということは、
  まだまだお肉が残っているから
  解体して冷蔵庫にでも保存しておくのだろうか…。
  『聞いたことのない音』
  と言っているくらいだし、
  今回が初めての犯行なのだろうけど、
  これが当たり前になったら恐ろしい…。
  あ、いや、この時点でも恐ろしいけど、
  突発的と癖になって行うのとでは
  また意味合いが変わってくるだろう。

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