怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
旅の芸一座
お気に入り
1418
41
0
中編3分
コピー
「旅の芸一座」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
今年に入り早々の正月祝の席で祖父、祖母から聞いた話。現在祖父は87歳、祖母が82歳になるが、二人とも足腰もしっかりしており畑仕事もこなせるほどに健康的。オカルトの類はあまり好きではないらしく、素面では全く話してはくれないのだが、酒の席になると昔体験した不思議な出来事を話してくれたりする。今回はキツネに関連するオカルト話を聞かせてくれた。昔、福島県いわき市と茨城県北茨城市との県境にあたる地域に住んでいた祖父と祖母。今から60年以上昔の話であり、もちろん今のような整備されたアスファルトの国道なんてものはない。 車やバイクもそれほど所有者がおらず、集落同士で徒歩での移動が主だったそうな。そんな旅路によくキツネに化かされる人が多かったらしく、今の時代に伝え聞くような現象はわりとポピュラーだったとか。旅の芸一座が各集落を転々とし、報酬代わりに米や野菜等の食料を得て巡業していたときの事。祖父の住んでいた集落での芸を終えた一座は、次の集落へ向かうため早朝に集落を出て行ったそうなのだが、その後祖父が用事の為に別な集落へ行こうと、夕方に差し掛かる山道を歩いていたところ、祖父の目的地とは別な集落を目指して旅立っていったはずの芸一座が、少し広めの原っぱで芸を披露していたのだそうな。最初は芸の練習でもしているのかと思ったそうだが、一座の面子がどうも何かと対話しているかのように芸を披露している。様子がおかしいと悟った祖父は、わざと芸の中心に割ってはいるように一座の注意を引いたのだと。芸を邪魔されたと怒りながら祖父を止めに入りにくる一座の者を思いっきり殴りつけ、そこにいる他の一座全員を順番にひっぱたいていったそうな。我に返りきょとんとしている一座の面々。何をしていたのかと聞いてみれば、大勢の客の前で芸をしていたのだという。祖父が一座のいた原っぱにたどり着いたとき、もちろん他に人などおらず茂っていたのはドクダミの葉っぱのみ。客から投げられたらお捻りだと差し出された籠の中身はただの木の実。あまりに現実味のない状況に一座全員呆けてしまったそうな。正気に戻り再度旅支度を整えていた一座、今まで芸で得た食料が積んであった馬車の中身の異変に気づく。しこたま積んであった野菜だけ空になってたのを見て落胆。そこからの旅路は、昼でも松明に火を灯しつつ目的地を目指す事にしたんだとさ。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった41
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Switch売れ筋
スーパー マリオパーティ ジャンボリー - Switch
ドラゴンクエストIII そして伝説へ…- Switch
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch
Minecraft (マインクラフト) - Switch
マリオカート8 デラックス -Switch
世界のアソビ大全51-Switch
前の話:【じわ怖】槌お化け
次の話:【じわ怖】中国地方の山合いにある集落
怖い話 No.5700
【じわ怖】父方の両親と仲がすごく悪かった
796
31
短編2分
怖い話 No.12215
【じわ怖】じわ母の実母
753
24
怖い話 No.20789
【じわ怖】飴を買う女
1897
34
1
怖い話 No.4101
【じわ怖】夜逃げした
1252
43
短編1分
怖い話 No.5548
【じわ怖】俺のねーちゃん
2138
29
怖い話 No.18596
【じわ怖】部屋の変なルール
970
44
怖い話 No.12033
【じわ怖】山伏の祟り
1348
30
怖い話 No.5484
【じわ怖】うちの兄はトラブルメーカーだった
1723
33
怖い話 No.4310
【じわ怖】刺された記憶
1507
怖い話 No.18502
【じわ怖】その日は台風が近づいてた
1621
27
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい
蛆が落ちてくる
寂しい岩場道