1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

サンコウさん

お気に入り

• サンコウさんの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「サンコウさん」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• サンコウさんとは

  サユリ 完全版 (バーズコミックス　スペシャル)

• 知り合いの話。
  
  その昔、
  彼女の祖父がまだ炭焼きをしていた頃の話だ。
  
  煮炊きに使う薪を集めに山奥を歩いていると、
  見覚えのない広場に足を踏み入れた。
  
  はて、
  この山ン中にこんな開いた所があったろうか？
  
  見れば下生えも綺麗に刈られていて、
  歩き回るのにも支障がない。
  
  明らかに人の手が入っている。
  
  広場の真ん中に、
  古びた祠みたいな物が見える。
  
  
  
  
  
  近よってみたところ、
  そこには奇妙な物が並べられていた。
  
  人を象った、
  不格好な木彫りの人形。
  
  誰が拵えた物かわからないが、
  五体ほど等間隔で置かれていた。
  
  見ているうちに何故か気持ち悪くなり、
  逃げるようにそこを後にしたそうだ。
  
  炭焼き小屋に帰ってから、
  居合わせた里仲間に自分の見たことを話してみた。
  
  「サンコウさんの土地に入り込んじまったんだな」
  
  と言われた。
  
  サンコウさんとは、
  そこの山神の呼び名だ。
  
  「人形ってのは今年、
  サンコウさんが取ると決めた人の形代だろう。
  お前さん、山で仕事するんなら気を付けるがいい。
  機嫌損ねると、その五人の内の一人になっちまうぞ」
  
  「嘘か誠かはわからんが、
  そう言われたんだよ。
  だからって訳じゃないが、
  山ン中にいる時は粗相しないよう心掛けたよ。
  幸い、サンコウさんに取られもせず全う出来た。
  有り難いことだ」
  
  祖父はそう彼女に語ったという。
  
  最後にこう付け加えた。
  
  「それにしても不思議なのは、
  あの広場には二度と辿り着けなかったことだ。
  サンコウさんは、
  何で儂にあそこを見せたんだろうな」
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった54

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】「超」怖い話　癸 (竹書房怪談文庫) Amazon
  • 【じわ怖】モノの声 短編1分
  • 【じわ怖】亡くなった人物語 短編1分
  • 【じわ怖】送り狼 短編1分
  • 【じわ怖】彼氏が事故る夢 短編1分
  • 【意味怖】凶器 短編1分
  • 【洒落怖】怪談テープ 長編7分
  • 【ほん怖】奇妙な造りの家 短編2分
  • 【洒落怖】普段は誰も行かない４階にある部屋 中編3分
  • 【ほん怖】見知らぬオバサン 短編2分
  • 【ほん怖】生駒トンネル 中編4分

  Amazon無料でスグに読める本

  • 

    ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 1 (ガルドコミックス)

  • 

    夫婦は前世から・3

  • 

    俺は全てを【パリイ】する ～逆勘違いの世界最強は冒険者の夢をみる～　1 (アース・スターコミックス)

  • 

    ６巻: 私が歩くがわからなくなった日（後編） くも膜下出血のラブレター

  • 

    夫婦は前世から・1

  • 

    ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 1 (オーバーラップ文庫)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  サンコウさん についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】時空の山

  次の話：【じわ怖】カモシカの死体

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.15206

    【じわ怖】開けてはいけない門

    幼稚園の頃の話。 私の通ってた幼稚園には、 裏庭に開けてはいけない門があった。 裏庭の向こうは普通の空き地で、 別に鍵もかかってないし、 先生から直接言われ

    1383

    58

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.18487

    【じわ怖】店内は無茶苦茶

    20年くらい前の話。 私はスナックでバイトしていた。 スナックには雇われママとそのご主人がいて、 私ともう一人、5歳年上のお姐さんとで回していた。 みんな

    1208

    45

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.15153

    【じわ怖】眼科で手術

    僕がものもらいになった時、 結構古いおじいさんが経営している眼科にいったんです。 で、6畳ほどの風呂場みたいなところに寝台があって、 そこで寝て手術をすることになりました。

    1432

    52

    0

    1

    短編1分

  • 怖い話 No.21955

    【じわ怖】エゴサーチ

    自分の名前でWeb検索することを 「エゴサーチ」と言います。 最近はブログやる人が増えたので、 この話のようなことが結構あるかもしれません。 ------

    1051

    20

    2

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.4300

    【じわ怖】ベンチに座る老人

    今年の夏の話です。 雨がよく降る火曜日、その日は代休で、久々に平日をゆっくり過ごしていた。 妻はパート、子供達は学校。 久しぶりの一人の時間に何をしていいやら判らず、取りあえず外へ出てみた。

    986

    33

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3962

    【じわ怖】父の秘密

    深夜、霧のかかった山道を運転中、一台の軽トラが道端に止まっているのが見えた。 同乗していた父親に「何をしてるんだろう？」と訊くと 「おそらく野生のツツジ（採取禁止植物）を採ってるんだろう。あれは高く売れる

    2109

    40

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.12520

    【じわ怖】定年後に自宅で個人塾を開いていた爺さん

    10年くらい前に、 近所で火事かあった。 夜中だったけど、 サイレンの音で起こされてベランダから見ていたら、 類焼の恐れがあるからって避難させられた。 焼け

    1715

    32

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12106

    【じわ怖】金魚

    当時まだ１才だった娘を連れて 夏祭りに行った時の話です。 屋台を見ていると金魚すくいがありました。 娘にも何か生き物に触れて欲しいと思い、 何回か失敗しながら１匹の

    2155

    33

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.11813

    【じわ怖】３０年以上生きてきて喪女

    私は３０年以上生きてきて喪女… しかもいわゆる「やらみそ」なんだが…orz ３０過ぎてから おかしなものが見えるようになってしまった。 具体的に言う

    2101

    47

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12845

    【じわ怖】子供の泣き声

    同級生に聞いた話。 夏のある日、 恋人と二人でキャンプに行き河原でテントを張った。 寝る前にテントの中で喋っていると、 どこからか子供の泣き声が聞こえてくる。
    

    1322

    31

    0

    0

    短編1分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• サンコウさん

  ふっかつの呪文

  じんくべま　っずずくち　ぬいみよを　よえわとろ　
  っぼゆつど　をさでこぬ　まよゎふべ　ぁごみぼん　
  まてねぷま　でめざひぁ　がべぷえわ　ろれべれぞ　
  とぱたべる　ぢうずとょ　ぷたざばべ　へかねじぶ　
  ごれたょら　ふふこぅじ　ぜだえむん　ぽむはぜれ　
  ヶゥオユョ　ネベハュヅ　ペペコレブ　プコオケヌ　
  イアユバソ　ィッロノネ　ヵピホヵポ　ケェニオズ　
  ボユツワデ　ゥアゼギレ　グハヵゲヒ　イラャヴョ　
  アヂニハブ　マュケヌロ　トヶムケネ　ュピツロプ　
  ジユクパス　ウヲスタワ　ゼュヌマァ　ュョヶモス