1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

ばあちゃんの部屋

お気に入り

• ばあちゃんの部屋の朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「ばあちゃんの部屋」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• ばあちゃんの部屋とは

  訳アリ心霊マンション　6巻 (バンチコミックス)

• 20年以上前、
  俺が昔住んでいた家は二階建ての借家で、
  一階に俺と両親、二階にはばあちゃんが住んでいた。
  
  じいちゃんは随分前に氏んでて、
  じいちゃんの部屋は物置だった。
  
  ばあちゃんがいつも咳をしていて、
  一階で寝ていてもよく上から咳の音が聞こえてきた。
  
  しかし、具合がとても悪いわけではなく、
  買い物に行ったり、
  公民館か何かの裁縫や編み物教室によく通っていた。
  
  ところが、突然死んでしまった。
  
  
  
  
  
  なにかの発作らしく、
  外で倒れてそのまま逝ってしまったらしい。
  
  死んでしばらくして葬式もすんで一段落ついた。
  
  ところが、父親が
  
  「ばあちゃんの部屋から咳の音が聞こえる」
  
  と言い出した。
  
  母親は
  
  「長いこと聞いてたから耳に残ってるんだろう」
  
  と空耳だと言い、
  取り合わなかった。
  
  しかし、
  そのうち俺も母親も聞くようになった。
  
  昼間家にいると突然聞こえたりする。
  
  夕食を食べてるときなんかに一家３人聞こえたりして、
  
  「これは、ばあちゃんがいるんじゃないか」
  
  と騒いだ。
  
  当然、ばあちゃんは火葬してこの世にいない。
  
  部屋は無人だった。
  
  あまりにも続くので、
  咳がした瞬間、
  ３人でばあちゃんの部屋に入った。
  
  中には、
  ばあちゃんが着物や古い日記などを詰め込んで
  とって置いた段ボールが沢山置いてある。
  
  ばあちゃんが死んだので年末にまとめて処分しようと、
  押入れから出して置いといたものだ。
  
  突然、母親が段ボールを探し始めた。
  
  中から公民館の教室で習ったと思われる裁縫などが沢山出てきた。
  
  しばらくして、
  包装紙にくるまれた物が出てきた。
  
  中を開けると、ぬいぐるみだ。
  
  たしかクマだと思う。
  
  紙も入っていて、
  『お誕生日おめでとう』とある。
  
  忙しくてそれどころじゃなかったが、
  ばあちゃんの命日の５日後が俺の誕生日だった。
  
  昔からばあちゃんは、
  俺に女の子っぽいものばかり買い与えた。
  
  誕生日にぬいぐるみを贈ろうと、
  公民館に行ったのだろう。
  
  それを見て、
  母親が急に泣き出したのを覚えている。
  
  やはり、ぬいぐるみを見つけてから咳はしなくなった。
  
  ぬいぐるみは、
  その家を引っ越していつの間にか無くなってしまった。
  
  両親もばあちゃんくらいの年になったが、
  そのときの事はよく覚えてて、
  
  「咳はぬいぐるみを見つけてほしい合図だった」
  
  と信じている。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった35

  
• • #中編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】実際にあった怖い話 2026年1月号 Amazon
  • 【じわ怖】マ○○○○オン 短編1分
  • 【じわ怖】守り神を連れ歩いてる 短編1分
  • 【じわ怖】一家心中 短編2分
  • 【じわ怖】SFのサウンドノベルツクール 短編1分
  • 【洒落怖】桜 短編2分
  • 【洒落怖】片目のないフランス人形 中編4分
  • 【洒落怖】いきつけの喫茶店 長編5分
  • 【洒落怖】何がしたいのか 中編4分
  • 【洒落怖】インコ 短編1分
  • 【洒落怖】5年ぶりの帰省 中編4分

  Amazon無料でスグに読める本

  • 

    じゃあ、あんたが作ってみろよ （1） 【かきおろし漫画付】 (comicタント)

  • 

    母と兄が一か月以内に急に亡くなった話 漫画家なるあすくのエッセイマンガ集

  • 

    歯医者さんに歯が全部なくなると言われた話 漫画家なるあすくのエッセイマンガ集

  • 

    自分が会ってきた編集さんたち 漫画家なるあすくのエッセイマンガ集

  • 

    体重123キロ→82キロになった話 漫画家なるあすくのエッセイマンガ集

  • 

    #神奈川に住んでるエルフ 2 (コミックELMO)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  ばあちゃんの部屋 についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】マリつきをしている女の子

  次の話：【じわ怖】お地蔵さんは子供を守ってくれるんや

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.12622

    【じわ怖】モノの声

    今かったるくて、 ダレた姿勢でボーっとテレビ見てたんだけど、 急に 「んぉ…ぉぉ…ぉぉぉ」 ていう音（声）みたいなのがきこえて、 テレビの音消した直後、&#

    1902

    35

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.4110

    【じわ怖】深夜にタクシーに乗った

    うまく話せるか分かりませんが、自分にとってはかなり恐かった話です。 もう10年くらい前、私は都内の某新聞社に勤めていました。 仕事柄、帰宅が深夜に及ぶこともしばしばで、 そういう時は契約しているタクシー

    1837

    21

    0

    1

    中編3分

  • 怖い話 No.4201

    【じわ怖】かわった日

    小学校に上がる前だと思う。 ある朝に目を覚ますと、隣で寝ている兄以外、家に人の気配がなかった。 家中を見て回るが誰もいない。 不安になって兄を起こそうと声をかけ、肩をゆするが目を覚まさない。

    1122

    42

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.18566

    【じわ怖】独身なんだが子供好き

    昔じいちゃんの行きつけの寿司屋にマー坊という板さんがいた。 この人は独身なんだが子供好きで、 私もよく遊んでもらってた。 私が生まれた時にお祝いとして立派な人形をくれたらし

    1944

    35

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.5888

    【じわ怖】焦げ臭い

    今勤めてる会社に入社した当日、「…何か焦げ臭くないですか？」と聞いた。 「そんな、焦げるようなものは無いけどなあ…」と、みんな首を傾げていた。 それ以降も、たまに焦げ臭い空気が漂うことがあった。 それは

    2345

    42

    0

    3

    短編1分

  • 怖い話 No.13689

    【じわ怖】飼い猫が獣医にもうダメかもと診断された

    もう五年以上一緒に住んでいる飼い猫が、 獣医にもうダメかもと診断をされた。 尿管が細くて腎機能もほぼ止まっている状態で、 尿が出ないため膀胱が破裂しそうで、 膀胱に亀裂が入っ

    1512

    50

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.13121

    【じわ怖】山深い集落の変わった決まり事

    友人の話。 彼はその昔、 山深い集落に住んでいたのだが、 そこには変わった決まり事があった。 そこの納屋は大体が屋外に据えられていたのだが、 ここに入る時に

    1399

    44

    1

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.5901

    【じわ怖】小さい子供が泣き叫ぶ部屋

    姪が小さい頃、遊びに来たらいつも泣き叫ぶ部屋があった。特に気にしてなかったが、数年が経ち、その下に生まれた甥がやはりその部屋でだけ泣き叫ぶ。 共通しているのは、二人とも天井を見たり指差して泣き叫ぶ事。 その晩

    2441

    62

    1

    1

    短編1分

  • 怖い話 No.5271

    【じわ怖】昭和18年頃に広まった噂話

    昭和三年生まれの父は昭和18年頃、 帯広の近くのにある農家に働きに出ていたのですが、 その近辺に広がったという噂話です。 その町には酒屋が一件あった。 ある晩のこと、 もう店を閉めてしまった時間に

    2098

    38

    0

    1

    短編2分

  • 怖い話 No.21839

    【じわ怖】たかし

    俺の家には、 小さい頃からひきこもりのオッサンがいた。 50～60くらいの白髪白髪で（オウムの教祖みたいな）、 随時家の中にいて何もしない。 当時じいちゃんはちゃん

    1342

    27

    0

    0

    中編4分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• ばあちゃんの部屋

  ふっかつの呪文

  よせめっぷ　ぅりござざ　ょもぎんう　よやごふの　
  なろちちん　みそぺぽぼ　ょぺぅうぅ　はがろみず　
  りぽぜあん　ぃおぶぉめ　べざがぺみ　いこぴわじ　
  ぁぴぐげゃ　きもぃむべ　めろぅじぢ　あまぁばど　
  りぷろぷは　ぞずぅゎぉ　ごりずそぺ　ごへたじじ　
  ヅプタボヴ　トャヲリバ　ョエズバセ　ァャビフチ　
  グヒムマナ　ガプイヨズ　ギェイアキ　ヵモグョォ　
  バツゥバア　ガリパペカ　ゴケヒパデ　ゥワトトゼ　
  ヅピゲソミ　ユワォォツ　メバケツジ　ジヲカデレ　
  ッョヤロヵ　テノィヴォ　ァドィンレ　ボゾレチェ