1. ホラスト
2. ほんのりと怖い話

猿の呟き

お気に入り

• 猿の呟きの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「猿の呟き」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 猿の呟きとは

  解剖、幽霊、密室 (ビームコミックス)

• 知り合いの話。
  
  一人で山に登った帰り道でのこと。
  
  いつの間にか、ブツブツと呟く声が、
  後ろの繁みから聞こえてきた。
  
  身を硬くして振り返ると、
  繁みの切れ目から一匹、
  猿に似たものが姿を現した。
  大きさや姿形は猿そのものだが、
  その顔は壮年の男のものだった。
  
  まるで人間のように、
  背中を伸ばして歩いていたという。
  
  驚愕している彼の耳に、
  それの呟きが聞こえてきた。
  
  「…だいすけ、まさる、まさゆき、けんじ、あきら…」
  
  猿は、男性の名前を次々に呟いていた。
  
  
  うち一つが、彼の父親の名前だった。
  
  
  ピクリと反応すると、
  猿は呟くのを止め、
  嫌な笑いを浮かべて近寄ろうとした。
  
  
  「違う。それは父の名前だ」
  
  
  思わず力いっぱいに否定した彼を、
  猿は凄い目つきで睨みつけた。
  
  
  しばし睨みあった後、
  猿はぷいと繁みの中へ戻っていった。
  
  
  彼は、麓まで後ろも振り返らずに駆け下りたのだそうだ。
  
  
  もしもその時、
  彼の名前が当てられていたら、
  何が起こっていたのだろうか。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• 1人が登録しています

  お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった45

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】コワい話は≠くだけで。　1 (ＢＲＩＤＧＥ　ＣＯＭＩＣＳ) Amazon
  • 【ほん怖】パチ屋で常連のジイさん 短編1分
  • 【ほん怖】前々から出ると有名だった病院の個室 中編3分
  • 【ほん怖】犬のお産 短編2分
  • 【ほん怖】墓石 短編1分
  • 【洒落怖】じいじがね、死んじゃったの 短編1分
  • 【洒落怖】鉄道施設の維持管理 中編4分
  • 【洒落怖】親子二代 短編1分
  • 【洒落怖】深夜営業の喫茶店 中編3分
  • 【洒落怖】動画の事故 短編2分
  • 【洒落怖】ヒサルキ 中編3分

  ひっそりと話題になってる心霊系の本

  • 

    心霊探偵八雲１　赤い瞳は知っている (角川文庫)

  • 

    となりの怪異談 （3） ～日常に潜む心霊ばなし～ (本当にあった笑える話)

  • 

    不動清の心霊物件ファイル　合冊版 (素敵なロマンス)

  • 

    絶対に行ってはいけない！最恐　心霊スポット大全

  • 

    心霊探偵八雲１　完全版　赤い瞳は知っている 心霊探偵八雲　完全版 (講談社文庫)

  • 

    心霊浄化師 神楽京 恐怖の地下屋敷

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  猿の呟き についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【ほん怖】石が積み重ねられてる

  次の話：【ほん怖】先導していた

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.11343

    【ほん怖】窓に映った女

    残業でちょっと遅くなった金曜日の夜、 帰りの電車内で起こった話。 その電車、ボックスシートじゃなくてロングシートだったんだけど、 夜だから反対側の窓に自分の顔が映るのよ。 で、もちろん自分の顔だけじゃなくて車内の

    1662

    40

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.3618

    【ほん怖】舞台上での事故

    １９５８年４月１日午後６時半頃、 旧宝塚劇場で行われていた花組４月公演 『宝塚春のおどり・花の中の子供たち』の公演中、 月組の香月弘美が死亡した。 せり出し装置（舞台下から出てきたり、 逆に舞台下に消えてゆく仕掛け）

    2179

    28

    1

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.11450

    【ほん怖】奇妙な杉

    五、六年前くらいのことだろうか。 その日も俺は、 いつもよくいく近場の山へ登りに行った。 ふと、今日は違うルートで遊びたいなと思い、 道もついてない雑木林へと足を踏み入れた。 ところが杉林が延々と続くだけで、 一向

    957

    26

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.19866

    【ほん怖】ゴーストイーター

    保育所で働いていた頃、 ニット帽かぶっていたら、 子どもに「おばあちゃん」と言われた。 帽子自体はピンクのコサージュが縫い付けてある若い人向けのデザインだったし、 私は当時20代前半。 なんで「おばあちゃん？」と思っ

    1698

    38

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.11248

    【ほん怖】茅野駅から長野駅に向かっている途中

    鉄道で不思議な話と言えば、 もう10年以上昔の話になるが。 俺が就活の帰り道、 信州の茅野駅から長野駅に向かっている途中だった。 線路が一本しかないため、 電車の交差の待ち時間に停車した駅は、 夜の闇に覆われて、

    1309

    44

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.3629

    【ほん怖】川ちゃん

    小学生の頃、 仲の良かった友達と遊んでいるとき、 同じくらいの女の子と仲良くなった。 秋に入った頃だったと思う。 毎週水曜日か木曜日に、 いつも川の小さな橋のとこで私たち２人を待っててくれててよく遊んだ。 同じ小学

    1033

    39

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.10996

    【ほん怖】福岡県のとある集落

    私の家の周辺の事なんですけど、 怖いというか不気味な話です。 福岡県のとある田舎に住む物です。 私は２０軒ほどある集落に住んでいるのですが、 そこに住んでいるほとんどの長男は何故か早死するのです。 長男といっ

    2396

    25

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.10804

    【ほん怖】不思議な女の人を毎晩のように見かけた

    就職直後に住んでいたアパートで、 不思議な女の人をほとんど毎晩のように見かけた。 寝入った直後、まだ夢に入る直前に、 その女性が窓のところに腰掛けている、そんな夢（？）を見る。 ２０代後半のやさしげな女性。 窓

    1611

    25

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.20109

    【ほん怖】人形のお世話

    本家は昔大地主で、 小作人とかに恨まれたりしたそうです。 何故か男が早死にするので、 徳の高い人に女の子の人形を作ってもらい、 その人形に見守ってもらう代わりに、 お世話するように言われたそうです。 おかげで何とか6

    1497

    27

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.3502

    【ほん怖】学校を早退した日

    俺が小学2年生の時の話。 ある日、熱が出て学校を早退してきた俺。 学校と家が近い、父は仕事、母は出かけていた為、歩いて帰って来た。 二階の部屋で寝ていると、一階から物音が聞こえた。 母ちゃんが帰って来たのか

    1619

    46

    0

    0

    短編1分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 猿の呟き

  ふっかつの呪文

  ちぐんっぽ　さどまぶお　ぅみがぐば　ぬまいさせ　
  きごやづぅ　づぇれえゎ　ろれっひゅ　がびうちえ　
  ぉほっわぐ　ぇぴをぃぷ　つつぶばち　たむせまし　
  はでづつな　すうだあだ　すすぎごぼ　せいがでづ　
  ゅぱんぇど　づぱぱどづ　ぽゆげをほ　ばぃにばゆ　
  カヒコヨワ　ヵンツデカ　ヤクェソボ　ヂキキテァ　
  ョトムムィ　ワテレソロ　スキゴェテ　ザダデイビ　
  メブシギゴ　チタゴレツ　ヨペジワオ　キプトポタ　
  トツゲツナ　セズヂカプ　ンヮュオイ　オホモワノ　
  アヶソイス　ヘビテムイ　クラボワヌ　デブルバヵ