怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
階段を上がってくるモノ
お気に入り
1494
49
0
長編5分
コピー
「階段を上がってくるモノ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私が中学生の頃、 当時は不良で夜うち抜け出して 一晩中街灯もない街にいるとか心霊スポット行くとかしてたから 怖い話にも耐性はついてたはずだった。 ちょうどお盆の頃だ。 家族でお墓参りをし、 久々に会った親戚とかもいて疲れてた。 親戚も帰り、片付けも終わったから そろそろ寝ようと布団に入る。 だいたい日付変わる前くらいかな? 布団入るまでは眠かったのに なぜか寝付けなかった。 ウトウトしつつ、 何故か熟睡出来ないでいたんだけど、 急にハッと目が覚めた。 生まれて初めて感じた感覚。 部屋の空気が一気に重くなって、 月明かりで若干見えてた部屋の中が見えないくらい真っ暗、 とゆうか真っ黒?になった。 ほんと、目隠しされてるくらい真っ暗。 いつも聞いてるカエルの声とか風の音が聞こえなくなった。 心の中でなぜかなんとなくヤバイと思って 心臓バクバクしつつ息を殺してた。 10分くらいかな? わかんないけど、 数分経った辺りから、 軋むような音に気付いた。 階段だ。 階段を誰かが上るときになるような軋む音。 それが聞こえてきた。 ものすっごくゆっくり、 誰かが階段を上ってきてる。 二階は姉と自分の部屋しかなく、 階段を挟んで左右に部屋がある。 姉は自分と一緒に部屋に上がってきたから、 こんな時間に階段上がるやつはいない。 二階は姉と自分の部屋しかなく、 階段を挟んで左右に部屋がある。 姉は自分と一緒に部屋に上がってきたから、 こんな時間に階段上がるやつはいない。 怖くて怖くて、 目を閉じたままタオルケットを被る。 タオルケット薄いから頼りないけど。 軋むような音は一段一段ゆっくり上がってきてる。 「ギシッ......ギシッ.......」 もうね、このまま気絶したかったよ。 どうしようどうしようと焦ってる間にも、 何かがは確実に上がってきてる。 そんな時、パッと閃いた。 「今お盆だから、 死んだじいちゃんが帰って来てるかも!」 そう思って心の中でじいちゃんに助けを求めた。 「じいちゃん!なんかいる!助けて!」 ....効果なし。 階段を上がり終えた何かの気配が部屋の前にある。 じいちゃん。 そのまま何かが部屋に入って来た。 もちろん目は開いてないから気配がするだけだけど。 その気配はゆっくり部屋の中を徘徊してた。 なんとなく動いちゃダメな気がして、 ジッとしてた。 多分その間数分だろうけど、 自分には1時間くらいに感じた。 するといきなりふっと暖かい風がおでこにあたり、 緊張の糸が切れた。 それと同時に何かの気配が消え、 カエルの声も風の音も聞こえる。 ゆっくりとタオルケットから顔を出すと、 月明かりで部屋の中が見える。 全てがいつも通り。 「今だ!」 と思い、 ベッドを飛び出して一階の両親の部屋に向かう。 ベッドを飛び出した勢いでテーブルに小指をぶつけ、 テーブルの上のスプレーやらペットボトルやらが全部倒れたけど 気にしてらんない。 一目散に両親の部屋に行き、 母親を叩き起こし事情を説明すると、 とりあえず落ち着くまで付き合ってくれることになった。 二人でリビングに行き、 母親はホットミルクを出してくれた。 そういえば、 夏なのにナゼか寒く感じたなー。 時計を確認すると、午前4時前。 そのまま何をするわけでもなく、 ダラダラと話しながらホットミルクを飲み終えた。 ハッと気付いたら自分のベッドに寝てた。 わけがわからない。 さっきまで母親と話しながらホットミルクを飲んでたはず....。 時計を見ると、午前8時半。 「あぁ、夢か。」 と思い、 リビングに行き一応、 母親に聞いた。 「ねぇ、昨日夜中、 私お母さんの事起こした?」 「えー?起こしてないよー? 夢じゃないの?」 「あはは、やっぱそうだよねー すっごいリアルだったんだよー」 あぁ、夢か。良かった。 って事は、階段を上がる「何か」も夢か。 良かった。 そう思って安心した。 今日は彼氏と会うから、ネタになる。 怖がらせて怖がらせて、夢オチとか定番だなぁ、 とか考えながら朝食を済ませ、 ニヤニヤしながら部屋に戻った。 自室のドアを開けた瞬間、 目を疑うとかこの事。 寝起きには気づかなかったが、 テーブルの上のペットボトルやらスプレーやらが全て倒れ、 ごちゃごちゃに散らばってた。 そのままリビングまでダッシュ。 母親にもう一度同じ事を聞いた。 しかし返事は一緒だった。 その時ちょうど部屋から降りてきた姉にも聞いたが、 姉も昨日の夜中から今起きてくるまでは 一切部屋から出てないとのこと。 ちなみに、 テーブルはベッドから少し離れてるため 寝てる間にとか寝相でとかはない。 今だに不思議でたまらない話。 自分的には怖かった体験。 そしてもう1つ、 母親に言われて気付いたんだけど、 夜中の暖かい風はもしかしてじいちゃんじゃないかって。 じいちゃん、よく頭撫でてくれてたんだよね。。。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった49
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話 : 2 (アクションコミックス)
本当にあった怖い話: −コマラセラレタ (あん堂)
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)
「超」怖い話 癸 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2024年9月号
ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談
前の話:【洒落怖】女性の形のシミ
次の話:【洒落怖】隣のお婆さん
怖い話 No.8085
【洒落怖】久しぶりの登場
1774
25
中編4分
怖い話 No.2522
【洒落怖】死んだ爺さん?
2290
29
怖い話 No.9837
【洒落怖】真っ赤な小人
1016
37
短編1分
怖い話 No.9566
【洒落怖】マンションの住人トラブル
1650
27
中編3分
怖い話 No.888
【洒落怖】山からの泣き声
1403
34
短編2分
怖い話 No.17037
【洒落怖】すれ違う女の人
1318
32
怖い話 No.8992
【洒落怖】タヌキ
1244
48
1
怖い話 No.9685
【洒落怖】友人が誘いに乗った理由
1259
36
怖い話 No.7340
【洒落怖】夢から覚めても
1308
26
怖い話 No.2905
【洒落怖】佇むおばあさん
朗読 G級戦犯
1452
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
切り裂き魔
夜中に服を着替えさせられた
偽コトリバコ
5分間の留守電
神様に貰ったチャンス
キャベツの千切り
一年に一度村を無人化
夢じゃないよー