怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
気ままな猫
お気に入り
1708
43
0
短編2分
コピー
「気ままな猫」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
通勤で通る小さな公園に毎朝、 老いた野良猫(三毛)がいた。 俺は必ずポケットに煮干を入れて 通勤するようになった。 毎朝煮干あげて、 頭を撫でてから通勤した。 ある朝、 冷たくなってるそいつを見つけた。 そこいらに埋めて犬とかに掘り返されても可哀想だから、 会社に電話して半休をもらい、 電車で4駅の俺のじいさんがやってる寺に運んだ。 あとはじいさんがそいつを骨にし、 無縁仏の墓に入れてくれた。 次の日、 通勤でそいつのいた公園を通り、 あああいつはもういないのか…と思いながらも、 いつもあいつのいたベンチのしたにポケットの煮干を置いた。 翌朝も、 その翌朝も煮干を置いた。 不思議なことに、 毎日置いた煮干が無くなることに気付いた。 他の野良猫が食べに来てるんだな、 と思っていた。 ある日、 急な残業で退社が23時をまわってしまった。 真っ暗なあの公園を通ると… あのベンチにあいつ(三毛)がいた。 ベンチのうえでちょこんと座り、 後ろ足を伸ばして毛繕いしていた。 まさかと思い、見つめていると そいつはベンチの下にいき、 朝俺が置いた煮干を旨そうに食べた。 そしてまたベンチに登り、 前足で顔を洗う。 近寄ろうとしたとき、 俺の方を見たそいつはビクッと動きを止め、 なんとすうっと透明になって消えた。 呆然とベンチの下を覗いたりしたがいない。 あの鼻の横に 鼻くそみたいな黒い模様のある三毛を 間違うことは無いと思う。 俺が思うに猫という気ままな生き物は、 死んだ後も気ままに 現世や天国を行き来しているんじゃないかと。 じいさんが言ってたが ちゃんと経をあげて弔ってやったから、 悪い方には行ってないだろうよ、とのこと。 いい方に行ったあいつは、 俺の置いた煮干を食いにたまにこっちに来てるのかも。 今でも毎朝、煮干を置いてるが、 夜に見に行くのは止めておいてやってる。 猫は自由だからな。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった43
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで
フォロワーさんの本当にあった怖い話
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
実際にあった怖い話 2025年11月号
忌み地 怪談社奇聞録 (講談社文庫)
前の話:【洒落怖】入れ替わり
次の話:【洒落怖】生き霊のSOS
怖い話 No.8323
【洒落怖】怯える黒人
1296
37
1
中編3分
怖い話 No.712
【洒落怖】金剛峰寺
1491
45
怖い話 No.9067
【洒落怖】直感
1173
38
短編1分
怖い話 No.1221
【洒落怖】未払いの三ヶ月
2080
34
怖い話 No.9937
【洒落怖】髪の毛ばっかりの人
1716
怖い話 No.8358
【洒落怖】コンビニ
1365
29
怖い話 No.2082
【洒落怖】呪いのピアノ
1904
26
2
長編6分
怖い話 No.21337
【洒落怖】旨いトンカツ屋
1088
13
怖い話 No.14373
【洒落怖】苺が好き
1069
怖い話 No.9562
【洒落怖】養豚業を営む家の不思議な話
2394
長編13分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
リアル恐怖新聞
落としたら拾えよ
弟と電話
リンフォン
神職の一家
そうぶんぜ
真新しいヘルメット
まりこ人格
モルモット