怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
会ったこともない親戚
お気に入り
1314
24
0
中編4分
コピー
「会ったこともない親戚」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
小学4年生夏休みの時の話。 母親が海外に単身赴任してる父親に会いに行くため。 俺はパスポートがなかった為 日本に残された。 祖父祖母は父方も母方も他界していた為 会ったこともない親戚に一週間預けられたんだ。 親戚といっても ほとんど血もつながっていないし 付き合いもないような人達だった。 その家族は 祖母(90)・父(55)・母(49)・娘(22)・息子(18) という構成の家族。 年齢は確かこれくらいだったかな。 母親に連れられ 200km離れたすごい田舎に預けられた。 その家は平成(1994)の時代なのにお風呂は薪だし、 トイレはボットンだしそれはそれは田舎を感じさせた。 家族は初めて会った俺にものすごく優しく まるで家族のように接してくれた。 2日目だったか、 お姉さんとお兄さんに連れられて 廃線になった線路があるトンネルに探検しようと連れられていった。 トンネルの中は真っ暗で かなり向こうに外の明かりが見えるくらいの長いトンネルだった。 20分掛けてトンネルを抜ける。 その間なぜか二人は全然喋らなくなって 無性に俺は怖くなった。 トンネルを抜けると トンネルを迂回して家に帰る。 その日の夜からなぜか 家族がものすごくよそよそしくなった。 「なにか悪いことしたのかな?」 子供心にすごく不安になった。 その夜はものすごくムシ暑くて なかなか眠れなかった。 すこし外を散歩しようと思って 外に出ようと玄関に向かったとき、 ヒソヒソと台所の土間から声が聞こえた。 家族が揃って何か話をしている。 「やっぱり他人の子だな・・・」 「だから俺は嫌だって言ったんだ・・・」 子供の俺にも 「あぁ・・・やっぱり迷惑だったんだなぁ・・・」 と、すごく悲しくなって 布団に戻り眠りについた。 翌朝目が覚めた時、 すごい寝汗でシーツがビショビショだった。 「怒られるかな?」 と、思ったが おばさんは全然怒らずシーツを洗って干してくれた。 その日は、 おばぁちゃんとおばさん以外は外出するということで 一人で近所を探検していた。 ここに来て3日経って気がついたんだけと、 お墓の多い村だって事に気付いた。 近隣にも家は2件程あるくらい。 なんとも寂しい村だと思った。 夕方家に戻ると誰もいなくて 「変だな・・・」 家の中を捜しても一人もいない。 「あ・・・シーツ乾いたかな・・・」 と思って庭にシーツを取りに行った。 「えっ?」 スーツが真っ赤な色に染まっていた。 いよいよ怖くなってくる。 夜の22時になっても誰も帰って来ない。 お腹もすくし、お菓子の一つもない。 外は街灯もない真っ暗な村。 真夏なのにものすごく肌寒かった。 電話が鳴った。 俺はすがる思いで電話に出た。 俺「もしもし?」 お姉さん「今日は家族誰も戻らないから先に寝ててね・・・」 なんて事だ… 俺は怖くなり 布団に潜り込んでひたすら朝になるのを待った。 翌朝になっても誰も帰って来ない。 「みんなどうしたんだろう?」 その時玄関から俺を呼ぶ母の声がする。 「○○~、今すぐ帰るわよー」 一週間海外にいるはずの母がなぜか日本にいる。 俺は変だとも思ったが母の顔を見て安心した。 その家の家族が戻らぬまま、実家に帰った。 母は何も言わず 俺の手を引いて逃げるようにしてその家を後にした。 その後母はあの家の事を何も話してくれなかった。 15年経って俺は母に尋ねた。 「あの家族は元気かな?」 ・・・母は戸惑った顔を見せたが、 ゆっくりと話してくれた。 「実はね、 あの時・・・○○を預けて1日目の日に電話があってね・・・ ○○をもらうって電話があったの・・・」 それで母は急いで日本に戻って来たらしい。 そしてあの家族は、 あの探検したトンネルで 全員全身血だらけになって発見されたそうだ・・・
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった24
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
訳アリ心霊マンション 4巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
あかりとシロの心霊夜話 36巻
訳アリ心霊マンション 1巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛
訳アリ心霊マンション 2巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
訳アリ心霊マンション 3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
前の話:【洒落怖】とある神社
次の話:【洒落怖】次の神様
怖い話 No.22619
【洒落怖】もっさん
671
17
1
短編2分
怖い話 No.21504
【洒落怖】嫉妬深い彼女
1209
32
怖い話 No.132
【洒落怖】掃除のおじさん
1857
33
短編1分
怖い話 No.1171
【洒落怖】男だけに見えていたもの
1446
15
怖い話 No.21155
【洒落怖】ドイツの小さな民宿
1208
28
怖い話 No.14556
【洒落怖】ちょっとこの辺にいてくれる?
1755
49
怖い話 No.21409
【洒落怖】日常ではありえない感覚
915
16
怖い話 No.8746
【洒落怖】うごめくもの
976
42
怖い話 No.8641
【洒落怖】自殺志願者
1385
38
長編7分
怖い話 No.7847
【洒落怖】気付かれないように
954
19
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
切り裂き魔
夜中に服を着替えさせられた
偽コトリバコ
5分間の留守電
神様に貰ったチャンス
キャベツの千切り
一年に一度村を無人化
夢じゃないよー