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赤橋
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高校の終わりの時だったか、 夏に友達の家に泊りに行ったとき、 ある一人が肝試しに行こうと言い出しました。 今はもうありませんが当時、 自分は霊感があったほうなので そんな場所には絶対にいきたくありませんでした。 必死で行きたくねぇよ、と拒否してましたが 無理やり連れていかれました。 俺を含め友人4人で車に乗り、 心霊スポットで有名な所へ行きました。 そこは、結構有名な所で赤橋と呼ばれ、 橋の袂には地蔵が置いてある場所です。 自殺する人が多い、曰くつきの場所。 以前は、橋が赤い色で塗られていた為か 赤橋という名がつけられていました。 現在は、自殺防止用のネットが張っており 橋の色も緑色に塗り替えられています 肝試しにいった当時は、 橋が赤くネットなんてものはありません。 橋の周りはある程度は街灯は立っていましたが、 実際橋を見たときは物凄く不気味でした。 橋に近づくにつれ、 自分は寒気といやな感じがしてました。 友人は自分のその姿をみて ケタケタ笑っていたのが今でも腹が立つ。 橋の側には、 廃墟(小屋みたいなの?)が立っており、 そこに車を止めて降りたのですが・・・ もうなんかここに居たくないって気持ちがMAXになって、 小屋自体から気分悪くなるほど変な空気が漂っていました。 自分は、 「ここ絶対やばいって。 もう十分だから帰ろうぜ。」 と急かすように言ったのですが、 3人の友人は自分の姿をみて 流石にやばいと思ったらしかったのですが・・・ 「お前がそこまで言うなら、 マジでやばいんだろうなwww じゃあ、写真撮って帰ろうぜ」 そう言って、 カメラを取り出し自分が撮るように言われ、 小屋をバックに友人3人を撮ろうとしたのですが、 シャッターが下りません。 「・・・シャッター下りないんだけど・・・」 自分がそういうと、 3人の顔が険しくなりましたが 何度か試しているとようやくシャッターが下りました。 その後、 「もう撮ったんだからいいだろ。 マジでやばいから帰ろうぜ」 と再度言いましたが、 「じゃあ次は小屋の中で写真撮ろうぜ。 それで最後にしよう」 と言われ、 必死に反対したのにも関わらず、 興味本位で小屋の中へいってしまいました。 小屋の中は荒れ方が酷く、 窓ガラスは割られており、 テーブルや椅子はボロボロ。 奥に食器棚っぽいものがありましたが壊されており、 壁には落書きがメチャクチャ書かれてました。 自分も無理やり連れられて中に入ったのですが、 そこで生まれて初めて「危機」というのを感じました。 ここはまずい、絶対に何かある。 そう確信しました・・・ しかし、友人3人は 「うお~・・・こえぇ~」 「これマジやばくね?wwww」 「おい、○○(自分のこと)お前のろわれるんじゃね?www」 そんなこと言ってるが、 こっちは冷や汗やら悪寒やら鳥肌やら 本当に洒落にならなかったです。 中に入り、 もう一枚写真を撮ることになったのですが、 俺が中央に立ち、 その両脇を友人2人が挟む形で写真を撮りました。 もちろんなかなかシャッターは下りません。 ようやくシャッターが下り、 逃げるように外へ出て 車に乗り込み友人の家に帰りました。 その後、 3人と一緒に居るのが嫌になったので 家に帰りました。 夜も遅くなり、 さっさと自分の部屋に戻り 布団の中へ入りました。 ただ、その日は夢を見ました。 今でも鮮明に覚えています。 真っ暗な空間に、 赤橋がクッキリと姿があって、 自分はその赤橋の手すりの上に立っていました。 すると、遠くのほうから 「おいでー・・・おいで~・・・」 という声が聞こえてきて、 真っ暗な空間から無数の白い手が浮かび上がり、 手招きをしているんです。 自分は必死に 「ふざけんな!!! ぜってぇそっちになんか行くか!!」 と夢の中で叫んでいたのを覚えています。 ふっと眼が覚めると、 もう昼過ぎになっていました。 (最悪な夢を見た・・・) かなり凹みながら、 自分の部屋を出てキッチンに行くとお袋がいました。 お袋は俺の顔を見るなり、 顔が険しくなってゆっくり近寄ってこう言いました。 「あんた、昨日は変な所にいったでしょ?」 びっくりしながらも、 前日の件をお袋に話すと物凄く怒られました。 なぜそんな所にいったのか? すぐ帰らなかったのか? 塩は振ったのか? などと問い詰められ、 一連のことを話して塩は振っていないというと 大急ぎでお袋が部屋に塩をまきだし、 俺にも塩をかけました。 その後、お袋から俺が夢を見た晩の事を聞きました。 その晩、 俺の部屋から笑い声が聞こえてきて、 その声でお袋が起きてしまったそうです。 お袋は友人を連れて遊んでいるのだろうと思い、 流石に深夜を回っていたので注意しに 俺の部屋に行ったそうです。 しかし、部屋からは電気の光が無く、 笑い声だけが聞こえてくる。 不審に思い、 部屋のふすまを少し開けて覗いたところ、 俺が布団で寝ている姿と、 寝ている俺の上に空中でグルグル飛びまわっている女の姿があったそうです。 女は髪が長く、白装束で、 「キャキャキャキャキャキャキャキャキャ!!!」 と笑いながら、飛び回っていたそうです。 その姿を見たお袋は怖くなり、 自分の寝室に戻ってどうしようかと震えていたそうです。 必死に助けてやる術を考えていたらしく、 塩をまいて追い払おうと思ってキッチンに立った矢先に、 俺が起きてきたと言ってました。 その日は、 お袋と一緒に有名な霊媒師の所へ行って、 お祓いをしてきました。 霊媒師さんからは、 まだほかに一緒にいた人がいるはずだから、 その人たちも連れてきなさいといわれました。 (霊媒師さんに、状況を話していなかったんですが すぐさま中へ連れていかれて速攻でお祓いがありました。) お祓いが終わった後、 友人に連絡してみるものの返答がありませんでした。 2~3日してから、 一緒に肝試しに行った友人から携帯に電話がありました。 友人から写真ができたので、 すぐに来てほしいと言われて友人の家に行きました。 友人は顔面蒼白で、 玄関の外で待っていました。 家に一人でいるのが怖かったそうです。 写真を見せてもらうと、 1枚目の小屋の外で撮った写真には、 屋根から幾つも顔がこちらをの伺うように覗いており、 ドアや窓からは白い手らしきものが出ていました。 左側に移っている友人は片方の足が消えていて、 残りの二人は手が消えてました。 2枚目の小屋の中の写真には、 食器棚の裏のほうから顔があり、 手がこちらに伸びていました。 窓からも顔がこちらを伺っておりました。 その中の友人も、 相変わらず手や足が消えていましたが、 俺だけ首と手足が消えて胴体だけ映っていました。 流石にこれはまずいと思い、 大急ぎで残りの友人を集め、 お袋に連絡して霊媒師の所へ連れて行ってもらいました。 写真やネガも焼かれて処分されました。 その後は、 4人ともお袋も何も起こらず、 平和に過ごしています。
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