怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
山の中のホテル
お気に入り
1263
31
0
中編4分
コピー
「山の中のホテル」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
今から10年位前だったかな、 妻と子ども連れて結構遠くの温泉に行ったんだよ。 で、帰り(12時くらいだったか)もう遅いから、 今日は何処かに泊まって次の日に帰る事になったんだよ。 でも、既に山道に入った後で宿どころか家も無くて、 しかも街に出るまでっていったらかなりの時間がかかるし、 子どもも眠いって言い出したから、 近くに泊まるとこないかなーなんて言いながら探してたんだよ。 そしたら山の中にポウッと灯りが見えたんだよ。 俺「あれホテルじゃねえの?」 妻「ホントだ看板が見える!」 その時もう夜の一時過ぎてて、 この際ちょっと位ボロくてもいいだろって思ってたんだ。 でも、看板が近くになってそのボロさ加減に驚いた。 でも一応電気も通ってるし、 ホテルはあるだろと思ったんだが、 看板が指してる方向は真っ暗闇の竹やぶ。 そこに、コンクリートのひかれていない道が 延々と続いてるんだ。 妻「ちょっと怖いよ。やめない?」 俺「でも街まで結構あるし、〇〇を早く寝かせないと」 う~んと妻も渋々いいよと言ったので、 竹やぶを進むことにした 行けども行けども竹やぶに挟まれた真っ暗な悪路が続いて、 一向にホテルが見えない。 俺「これ、ホントにホテルなんてあんのか!?」 妻「ちょっと遠すぎだよね…」 イラツキながら車で進んでると、 『この先、〇〇ホテル』 と書かれた、 入り口にあった看板より 更にボロボロの木の看板が目にとまった。 俺「うっわ!ヤベぇな」 妻「もう帰ろう!」 俺「ここまで来たんだし行ってみようよ」 そう言って進んでるとホテルが見えてきた。 俺・妻「やっと着いた~」 ホテルは意外に大きく、 車庫に車を停めに行くとガレージ式になっており、 車が入る度シャッターが降りる仕組みになっていた。 かなりの数の車庫があり、 その内結構な数のシャッターが降りていた。 俺「あれ、泊まってる人結構いるじゃん」 妻「ホントだ」 俺「部屋あいてるかな?」 妻「大丈夫でしょ結構大きかったし」 で、ホテルに入って行ったんだけど (ホテルじゃなくて旅館って感じだったな)、 受け付けに婆さん一人いるだけなんだよ。 変な旅館だな何て思いながら、 俺「さっさとチェックインして部屋いこうや」 妻「ちょっと待ってて」 そう言って妻がチェックインを済まし、 部屋に着いたんだけど…寒い!! 9月だってのに異常な寒さだった。 俺「さっむいなー山だからかな?」 妻「ホント寒いね〇〇風邪ひくかも」 俺「ちょっと暖房つけてもらってくるわ」 フロントに行くと婆さんがいて、 俺「すみません、寒いんで暖房つけてもらえますか?」 婆さん「ハァ、ハイハイ」 内心この婆さん聞こえてんのか?と思いながら、 念のため「頼みますよ」って言い部屋に戻った。 俺「暖房つけてもらったから」 妻「でも寒いよ」 俺「まだ効いてないんだよ、それらしい音もするし」 子どもはとっくに眠ってて、 早く暖かくなれよと思ってたんだが、 いくらたっても暖かくならない。 寒いし風呂にでも入ろうと風呂にいったんだが、 風呂がまたさらに寒い! しかも水を溜めよとしても冷水しかでず、 「ドウナッてんだよこの旅館」 と半ばキレて部屋に戻ったんだよ。 で、文句言ってやろうとフロントに行く途中で、 あれ?って思ったんだ。 あれだけ車庫のシャッターは降りてて 車は止まってたのに、 他の客とすれ違いもしない。 確かに夜遅いかったのもあるけど、 なんていうか人の気配がしないんだよ。 そう考えてたらだんだんと怖くなってきて、 急いで部屋に戻って妻に 「おい!帰るぞ!」 妻「えっ!?」 俺「いいから!」 急いで子ども抱えて車庫まで走った。 もう金払っててもったいないなとは思ったが、 そんなこと言ってられなかったんだよ。 で、シャッターあけて車で帰ろうとした時、 視線を感じた。 周り見回しても妻と子どもだけしかいない、 車庫は横にズラッと並んでるんだけど、 隣りの車庫との間にしゃがんで覗き込める隙間があった。 ほかの車ちゃんとあんのか?と思い、 下から覗いて見て背筋が凍った。 シャッターは降りても車は一台も停まっておらず、 その奥から婆さんと何人かの人がこっちをじっ…と覗いていた。 目が合った瞬間、妻を急いで車に乗せ逃げかえった。 そして街で高めのホテルに泊まりました。 ほかにも見知らぬ所に迷いこんだ事がありますが、 今日はこのくらいにしておきます。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった31
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
メイドインアビス(13) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(8) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(7) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(6) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(9) (バンブーコミックス)
メイドインアビス(10) (バンブーコミックス)
前の話:【じわ怖】山奥に建設中のホテル
次の話:【じわ怖】小高い里山
怖い話 No.5093
【じわ怖】友達と電話
1026
51
短編2分
怖い話 No.5395
【じわ怖】家族写真
1598
50
2
怖い話 No.13742
【じわ怖】蝉の泣き声
3052
54
怖い話 No.11996
【じわ怖】町営の海の家
1097
39
長編7分
怖い話 No.12346
【じわ怖】俺の妹さ、俺が17の時死んだのよ
1312
41
1
怖い話 No.5408
【じわ怖】釣り友達
1268
短編1分
怖い話 No.4852
【じわ怖】車が追い越していった
1403
35
怖い話 No.18814
【じわ怖】にーんげんっていーいーなー♪
1287
30
怖い話 No.5555
【じわ怖】事務所の整理
1606
15
中編3分
怖い話 No.12306
【じわ怖】癌になった友人
1145
44
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
壁から200本の手が出てくる
山を登ろうとする夢
蝗の大群
取り囲まれた家
時空のお姉さん
遠泳実習
私の娘
知らない方が良いこともある