怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
じいちゃんとばあちゃんなら俺を嫌わないでくれる
お気に入り
995
35
1
0
中編3分
コピー
「じいちゃんとばあちゃんなら俺を嫌わないでくれる」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
自分でも信じられない話。 俺が小学二年生の夏の話。 弟と兄弟げんかして、両親は理由も聞かず 「長男だから」 と俺だけ叱った。 正座させられた俺に、 両親の後ろに回りこんでアカンベエをする弟。 その晩、俺は悔しさのあまり深夜コソーリ家出した。 行く所など無く、深夜の住宅街をぶらついていたが、 人気の無さに怖くなり、自宅に戻って物置に隠れた。 そして、 物置にあったボロボロの毛布を頭から被って、 悔し泣きをした。 『俺の両親は、本当の両親じゃ無いんだ。俺は嫌われてるんだ』 声を殺して泣いていたら、 ふと父方の祖父母の顔が浮かんだ。 県の北部、自宅からは 車で片道二時間ほどかかる山の中に住む祖父母。 遊びに行くと非常に可愛がってくれたものだ。 『じいちゃんとばあちゃんなら俺を嫌わないでくれる』 両親が他人と言うなら、 当然父方の祖父母も他人だとは思うが、 幼かった俺はそこまで考えが及ばなかった。 その夜は、 田舎の祖父母に川や山で遊んでもらった 昨年の夏を思いながら眠った。 ふと目を覚ますと、 埃っぽい毛布を払いのけた。 ??? そこは見慣れない納屋のような場所だった。 もう朝になっているらしく、 高窓からは朝の白い日差しと、 間の抜けたニワトリの鳴き声が聴こえた。 俺は、自宅の物置で寝ている間に両親に見つかって、 そのままどこかに捨てられたと直感的に思った。 こらえきれない悲しみに、 俺は声を出してワンワン泣いた。 すると突然、 ガラガラと納屋の戸が開いた。 反射的にそちらを見ると、 何と田舎の祖父が立っていた。 「ああ~~!?」 間の抜けた声を発して駆け寄る祖父。 「じいちゃん!!」 俺は祖父に抱きついて、 また泣いてしまった。 そこからの記憶が無い。 気がつくと、 祖父母の家の縁側に面した座敷に寝かされていた。 縁側からの心地よい風にボーっとしていたら、 突然祖父の怒鳴り声が聞こえた。 声のした茶の間に行くと両親が来ており、 何故か両親は祖父母に手をついて詫びていた。 俺を見つけた両親は、 「悪かった!」 と泣きながら俺に抱きついてきて、 俺も何故か泣いてしまった。 大人たちの話では、 理不尽な叱られ方をした俺が、 一人で田舎まで来て祖父母に助けを求めた、 ということになっていた。 祖父母は、 「じいちゃんもばあちゃんも寝ていたんで、 お前に気付かなくて悪かった。 あんなとこに居るなんて」 と俺に詫びた。 その後、 「どうやって来た?」 と祖父母や両親は俺に聞いたが、 俺にもわからないので 「わからん」 と言ったら、それ以上聞いてこなかった。 深夜で電車もなく、 金もないのに何故か一晩でワープしてた俺。 未だにあれが何だったのか、わからない。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった35
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
お隣さんの騒音がすごい どこかの誰かの体験談マンガ
日本生まれのインド人、メタ・バラッツのスパイスカレーユニバース (インターネットオブスパイス)
転生してから40年。そろそろ、おじさんも恋がしたい。 二度目の人生はハーレムルート!? 1 (アース・スターコミックス)
パラドックスループ-うまくいかない私たち-
まいみ!
嘘つきな彼氏(推し)を懲らしめた話 1 ますまゆまんが!集
前の話:【じわ怖】五月荘の出来事
次の話:【じわ怖】黒しっぽ
怖い話 No.13082
【じわ怖】カモシカの死体
1589
28
怖い話 No.15140
【じわ怖】100円
1308
38
短編2分
怖い話 No.20680
【じわ怖】お前は誰だ
1790
47
2
長編5分
怖い話 No.18561
【じわ怖】山上のゴルフ場
1606
34
怖い話 No.18868
【じわ怖】出ちゃう家
1263
怖い話 No.13602
【じわ怖】骨董市での会話
2227
32
怖い話 No.18614
【じわ怖】病院内の公衆電話
1417
43
怖い話 No.5217
【じわ怖】現実のように感じられた夢
1486
39
中編4分
怖い話 No.18446
【じわ怖】俺の家は二世帯住宅
867
30
怖い話 No.4157
【じわ怖】竹の子に反応する猫
1958
42
短編1分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
友達の様子がおかしくなってきた
3人で横一列に並んで歩いていた
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい