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祖父の遺影
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私が中学生のときに、 父方の祖母宅に泊まったときの話。 祖父は父が高校生のときに亡くなっていて、 私が2歳のとき父の仕事の都合で家族が引っ越してからは、 祖母はずっと一人暮らしだった。 それからは1、2ヶ月に一度は家族で顔を見せに行って、 祖母宅に泊まっていくことが習慣になっていた。 その日の夜も、いつものように祖母が、 仏間に私達兄弟の布団を敷いてくれた。 寝る場所はいつも決まっていて、仏壇のちょうど前に私が、 その横に兄が寝ることになっていた。 布団に寝ると、頭の先に仏壇があり、 天井を見て少し左を向くと、祖父と曾祖母の遺影が見える。 その夜はなかなか寝付けなかった。 不意に一人暮らしの祖母について考えてしまったからだった。 一人暮らしは寂しいんだろうな…、 この先祖母に介護が必要になったらどうなるんだろう…、 ウチの母は祖母のことあまり好きではないようだし、 大変なことになるんだろうな… などとぐるぐる考えていると、仕舞いには、 祖母が死んだらどうなるんだろう、 とまで考えてしまうようになってしまった。 もう眠れなくなったので、 あきらめて目を開けてボーっとしていると、 ふと視界に違和感を感じたのでその方に目を向けると、 違和感の正体は祖父の遺影だった。 暗くて視界がぼんやりしているせいかもしれないが、 祖父の遺影の口が動いているように見えた。 私はびっくりしてしばらく眺めていたが、 やっぱり口が動いているように見える。 私はしっかり確かめようと立ち上がり、 遺影に目を向けた瞬間、耳元に衝撃が走った。 まるで右耳のすぐ近くでシンバルを叩かれたような衝撃が3回。 バン!バン!バーン!と。 私は思わず尻餅をついてしまった。 音が聞こえたわけではなかったが、 まだ耳と頬の上辺りはさっきの衝撃でヒリヒリしていた。 もう一度遺影を見てみると、別に口も動いておらず、 いつもと変わらない祖父の遺影がそこにあった。 父に生前の祖父の事を聞いたことがあるが、 それはもうおっかない人だったそうで、 怒ったときの手の出しっぷりは尋常ではなかったらしい。 この出来事は、目が霞んでいただけで、 ただの立ちくらみともとれるけど、 自分の勝手な解釈で、祖母の死なんて考えた私に、 祖父がビンタを見舞ったんだなと思っている。
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