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ゴミ屋敷のおっさん
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1998
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中編4分
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地方紙に載った話。 自分が住んでるところは群馬の閑静な住宅街だが、 一軒だけ外れの草深いところにボロい二階家があった。 いわゆるプチゴミ屋敷で、家の前にタンク?とか モーターみたいな部品が積み上げられてて、 ブルーシートが被せられてたんだが、 夏場に漂う異臭もあいまって、近所でもトラブルになってた。 町内会で嫁が聞いてきた話によると、 住んでるのは50~60のおっさん。 無愛想で、気まぐれに挨拶したり無視したりと、気難しそうな人で、 日中はほとんど家に閉じこもってたみたい。 一度苦情申し立てにいった勇敢なおばちゃんによると、 酔ってるのか、うなずいたり終始無言だったり、 まあよく聞くゴミ屋敷の変人だったそうな。 で、異臭の他に問題なのが、 ブーなのかズーなのか、なんとも言えん音。 自分も近所なので、 買い物帰りに家の前通ったりしたことはあって、 聞いたことはある。 さほど大きい音ではないけど、 何かの低周波みたいな音がずっと流れてた。 これ、近所にしてみたらイライラするだろうなぁ…と思ったんだが、 嫁の話で、実際これがトラブルの元だったと知る。 玄関脇のこじんまりした庭に、 物見やぐらみたいな鉄塔があって、 やや大きめのアンテナ?もあった。 低周波はここから出されてるのか?とも思ったが、 よくわからなかった。 個人宅なのに・・・ 無線マニア?とか思ったな。 (無線がどういうのか詳しくないので違うかも・・・) そんなことが続いていたある年、 とうとうこの音が耐え切れなくなるくらい大きくなったとかで、 ついに市役所が動いて、ゴミを撤去することになった。 それがどういうわけか、夜には警察沙汰に。 ここらあたりまでが新聞に載った。 ここからがやっと本題です。 長々と前置きですまん。 実は自分には、県警に高校時代の友人がいる。 二人とももういい年のおっさんなんで、 そいつもそこそこの役職にいる奴です。 久しぶりに集まって飲んだときに、 ふとそのゴミ屋敷の話が出たんだよ。 これはその友人に聞いた話。 市職員がそのゴミ屋敷に入った際、 中は例に漏れず生活ゴミや汚物もいっぱいだったが、 機械とか器具で埋め尽くされていた。 動いてるのもあれば、 壊れたまま放り出されたものもあった。 中には戦時中のかあつ機?みたいなのまであった。 (メーカーに問い合わせたら、戦時中に生産されていたもので、 当然もう使われていないとのこと。加圧機?) これは少々信じがたいので、友人に何回も確認したけど、 たしかに戦時、もしくはそれ以前に作られてたものらしい。 あと、壊れてたけど、 かなり初期のPC(80年代初期あたり)もあった。 これで終わればただの奇人変人ですんだのだが、 問題は、そこに住んでたのがおっさん一人じゃなかったってこと。 なんと、恐らく計6人。 他2名がその家に住んでたそうな。 他2名はなんとなくお分かりかと思うが、死体でした…orz 死後10年以上たって白骨ミイラ化したのが2体、 2階部屋の隅に寝かせられてたそうで、 これで通報されますた。 おっさんを除く後の5名は、親族なのか息子なのか、みんな男性。 全員いわゆるアウアウアーな人たち。 うち何人か見た目がよく似てるので、 苦情おばちゃんも全く気づいてなかったみたいだな。 当のおっさんはというと、 通報するしないで押し問答のうちに姿をくらまして、 どこにいったのか分からなくなってる。 これは、さっきまで話してたおっさんだと思ってたら、 いつのまにか別のアウアウアーさんになってたからだそうで、 その場の誰も気づかなかったらしい。 恐らく6人というのは、それが確認できないため。 当時警察では、機械の設置具合から、 おっさんには専門的知識があった。 あとの5人には到底できないものだと見てたらしいけど、 そのおっさんがこの家で何をやっていたのか、 どういう身の上で、どこからきてどこへいったのか、全く見当もつかず。 結局、ゴミ屋敷で死体遺棄、 例の5人は施設に保護という形で終わらせたそうです。 10年くらい前の話。 ちなみに老朽化してぼろぼろだけど、 その鉄塔はまだ近所に立ってる。 低周波はもう聞こえてません。
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