怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
古ぼけた小さな鍵
お気に入り
807
31
0
短編2分
コピー
「古ぼけた小さな鍵」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
大学生の頃、小さな個人スーパーでバイトしてた。 そのスーパーは朝の6時から開いてて、俺は早朝勤務(朝の6時~大学に行くまで)だった。 小さなスーパーなのになかなか時給が良く、1限がない日はほとんど入っていた。 しばらくして開店作業を任されるようになって、店の鍵を預かることになった。 渡されたキーホルダーには裏口の鍵、シャッターの鍵、 入り口の鍵などと一緒に、古ぼけた小さな鍵がついてた。 店長に何の鍵か聞いたんだが、適当にはぐらかされてしまった。 だが、開店作業には全く使わなかったし、 倉庫か何かの鍵だろうと特に気にしていなかった。 しばらくたって、いつものように勤務してると、裏口で何か叫び声が聞こえた。 店の中には俺とパートのおばちゃんの二人しかいないし、一緒に作業中だったから、 不審者かと思って裏口におばちゃんと二人で行った。 するとそこには、ぼさぼさのいかにも長い間洗っていない長い髪のじいさんがいた。 じいさんは垢だらけのパジャマのような服の上からぼろぼろのレインコートを着て、 人形を抱いたまま何かうめいていた。 何がなんだかわからず絶句していると、 パートのおばちゃんは冷静に「鍵を貸して」と言った。 事情がよくわからないまま鍵を渡すと、 おばちゃんはそのまま爺さんを引きずるようにして店の裏の小さい倉庫に引きずっていった。 そしてあの古ぼけた鍵で倉庫を開けると、爺さんをそこに押し込み、また鍵をかけた。 爺さんはしばらく内側から扉を叩いていた。 あまりのことに呆然としていると、パートのおばちゃんが言いにくそうに言った。 「あの人ね、ここの社長のお父さんなの。 認知症が進んで、たまに店に来るのよ。 昼間や夜は店長がいるからいいんだけど、朝は店長が来るまでここに入れてるのよ。 もう社長も世話する気がないらしくてね、お風呂もいれずにほったらかしなんだって。 ご飯もあんまりあげてないらしくてね、たまに夜に来たときに惣菜のてんぷらを食べたりするみたい」 自分の父親にボケたとはいえこんな仕打ちができるのかと思ってゾッとした。 爺さんは店長が来るまで倉庫の中から時々泣き声のような叫びをあげていた。 そんな社長や店長が怖くなりバイトはすぐに辞めた。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった31
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま話題のホラー漫画
憑きそい (扶桑社コミックス)
サユリ 完全版 (バーズコミックス スペシャル)
僕が死ぬだけの百物語(1) (サンデーうぇぶりコミックス)
N 1 (電撃コミックスNEXT)
ゾゾゾ変 (1) 【電子限定カラーイラスト収録&電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)
禍話 SNSで伝播する令和怪談
前の話:【じわ怖】中古の家
次の話:【じわ怖】殺されかけた
怖い話 No.21735
【じわ怖】取り憑かれてる
1559
13
長編6分
怖い話 No.4495
【じわ怖】岩のくぼみ
1611
44
怖い話 No.13270
【じわ怖】女神が住んでいる山
1490
34
1
怖い話 No.18589
【じわ怖】奥さんに霊感があるそうだ
1320
36
短編1分
怖い話 No.4379
【じわ怖】同級生の元妻
1356
怖い話 No.13312
【じわ怖】家族でスキーに行った
816
43
中編3分
怖い話 No.15196
【じわ怖】ちょっと辺鄙な旅館
1042
30
怖い話 No.12945
【じわ怖】黒い雲のような塊
1045
38
怖い話 No.18577
【じわ怖】喧嘩とボクシングの違い教えちゃる
1465
怖い話 No.12293
【じわ怖】名も無い人
1282
37
中編4分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
友達の様子がおかしくなってきた
3人で横一列に並んで歩いていた
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい