怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
宝くじ
お気に入り
1602
40
0
短編2分
コピー
「宝くじ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
大学のときに死んだ祖母が、よく小額(と言っても三十万とか五十万とか)のレベルで宝くじを当てていた人で、 親に内緒でお小遣いとか貰って旅行に行ったりしてました。 そんな感じで相当な小金もちだったはずの祖母だったんですが、 突然死んだ時は悲しいと同時に、親戚連中の遺産の取り合いとかそういうのを軽く想像してしまって、 かなり欝になりました。 ところが、蓋を開けて見たら親戚連中、遺産を取り合うどころか、 「これはお前が持っておけ」だの、「いやいやこれはアンタの所の取り分だ」だの、互いに形見の押し付け合い。 金銭も含めて、祖母が持っていたものは出来る限り受け取りたくないという雰囲気でした。 うちの親なんか早々に相続放棄してたぐらいだし。 正直、あって困るものでもないんだから、受け取っておけばいいのにと思ってましたが、 どうしても受け取れない(受け取りたくない?)理由が、親を含め親戚たちには何かあるようでした。 当時は相続税とか、そういう税金関係の負担が重いからだろうと勝手に思っていましたが、 その後の三回忌で近所に住むおばさんが、 「過ぎた幸運は身を滅ぼすって、ばあちゃんにはあれほど言ったのに」 と、ぼそりと言うのにちょっと水を向けて見ると、 どうやらばあちゃん、宝くじを当てるのに何かおまじない?だか占いだか、そんなのをやってたらしい。 その中には、ただのおまじない程度じゃすまないものもあって、 (なんか生き物を殺す系のものとかもあったようです) おばさんと母の兄=長男が叱っても意に止めない。 うちは地元でも古い方の家で、氏神さんとも結構な関わりがあったから、 絶対いつか祟られると、皆余計怖かったようでした。 なのでばあちゃんが死んだときも、うちの母含め親戚連中は皆、「バチが当たった」と思ったそうです。 遺産も「穢れたお金だから」と言う理由で、皆が受け取るに受け取れなかったとか。 「ああいうお金は身を滅ぼすのだから、身につけてはいかんのよ」と溜息をついたおばさんに、 そのお金で旅行したり服買ったりして遊んじゃったことがありますとは言えませんでした。 それ以来、ばあちゃんのご利益を期待して毎年買ってた宝くじから、なんとなく遠ざかってしまいました。 蓄財はやっぱり堅実な手段が一番だなと、今は思ってます。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった40
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話 : 2 (アクションコミックス)
本当にあった怖い話: −コマラセラレタ (あん堂)
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)
「超」怖い話 癸 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2024年9月号
ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談
前の話:【じわ怖】山の空き地
次の話:【じわ怖】徹夜仕事&朝帰り
怖い話 No.12813
【じわ怖】毒の実
1368
35
怖い話 No.4181
【じわ怖】近所の古い家に住んでる子
1527
30
中編3分
怖い話 No.12346
【じわ怖】俺の妹さ、俺が17の時死んだのよ
1312
41
1
長編7分
怖い話 No.11747
【じわ怖】女三人暮らし
朗読 超アカオさん
2361
32
長編15分
怖い話 No.11729
【じわ怖】都内でタクシーの運転手してる
1083
49
短編1分
怖い話 No.13614
【じわ怖】歴史ドール
1206
16
怖い話 No.5292
【じわ怖】石の玉の祈祷
971
怖い話 No.12355
【じわ怖】娘の右手
1302
27
怖い話 No.12276
【じわ怖】最後に会いに来てくれたんだね
892
42
怖い話 No.12321
【じわ怖】酋長の娘
962
46
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
壁から200本の手が出てくる
山を登ろうとする夢
蝗の大群
取り囲まれた家
時空のお姉さん
遠泳実習
私の娘
知らない方が良いこともある