怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
兄貴と女と男
お気に入り
1862
33
0
中編3分
コピー
「兄貴と女と男」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
夜に自室の2Fで一人で本読んでたときのこと。 実家は立てた場所が悪かったのか、ラップ現象が耐えんかった。自分は単に家鳴りだと思ってたんだが、その日はポスターが鳴ったのでおかしいなぁと思っていた。 そのうち外で階段を上ってくる足音がして、兄貴が帰ってきたんだと思った。けど、階段の足音がいつまで経っても止まない。 さすがに3分も経たないうちに不振に思ってドアを開けて外に顔をだした。階段には困った顔をした見知らぬお姉さんが立っていた。 「あ、○○さん(兄貴)いますか?」自分はとっさに、ああ兄貴の彼女かなと思って、「まだ帰ってないですよ」と告げた。「そうなんですか」と途端にお姉さんはしょんぼりした顔になって階段を引き返していった。 また兄貴は変な人と付き合ってるなーと部屋に引き返したんだが、ふと気づいた。兄貴、出張中で帰ってくるの二週間先なんだよ。 彼女だったらそれくらい知ってるはずじゃないか?どうして自分はそれまで兄貴が出張なのを忘れてたんだ?「帰ってくるまで、待たせてもらってもいいですか?」背後から声がして、気づいたら朝だった。目が覚めてから、あれは夢だったのかなーと思ったら、携帯に兄貴から連絡があった。 出たら、幼馴染が亡くなったから、焼香だけでも換わりに行ってくれないかって連絡だった。(今思うと変な話だって思うんだけど)仕方なく制服着て、頼まれた住所に行った。 普通、お通夜のある家って、近くになると看板とか立ってるはずなのに、それがなくておかしいなと思った。住所の家まで来ても、受付も何もなくて、兄貴が住所を間違えたんだと思って携帯をだしたとこで、玄関から出てきたおばさんに声をかけられた。 「○○くん(兄貴)?」「あ、○○の弟です」と答えると、○○くんはもう学生じゃないものね、と笑っておばさんは家に招き入れてくれた。聞くと亡くなった幼馴染の家には違いないんだが、亡くなってもう5年経ってて、葬式には兄貴も参列したという。 仏壇に手を合わさせてもらったけど、写真は見たことない男の人だった。兄貴にどういうことか電話をかけようと思って、おばさんと少し話をしていたら、母親から電話が入った。 兄貴が出張先で事故に巻き込まれたという連絡だった。おばさんに挨拶そこそこに飛び出して、母親との待ち合わせ場所の駅で落ち合って、そのまま兄貴の出張先に向かった。 思ったより早くついたけど、兄貴は乗用車の中に閉じ込められてて救出が遅れたらしく、生死の境を彷徨ってた。医者にも覚悟してくださいって言われた。 母親を支えながら廊下のベンチに座ってる間、なんか変な足音に気づいた。まだ明るいうちだったから、病院の待合なんて人いっぱいるから、足音なんて普通なんだけど、何故だかその足音だけ変なんだよ。 そのうち聞きなれた音だからって気づいた。実家の階段を上る音だって。 目の前に、家でみたお姉さんがいた。「まだかなまだかなまだかな」と繰り返し呟くお姉さんをみて、こいつが原因だととっさに思った。 自分はそいつを睨み付けて「どっかいけ!」と心で呟いた。そしたら声がやんで女の目だけがぐるん、て動いてこっちをみた。 顔がぜんぜんうごいてないのに、眼球だけ、ぐるん、て。さすがにここで、とんでもない相手をしていると気づいて背筋が凍った。 どうしたらいいのかわからず、しばらく女とにらみ合ってた。そしたらまた、とんとんとん、て別の足音がしてそっちに視線を向けたら、次に女に視線を戻したときには女の姿はなかった。 どうしたんだろうと思ったら、今度は目の前に兄貴と同じ年くらいの男の人が立ってた。「あいつに、苦労かけるな馬鹿野郎っていっといて」というと、コブシでとんとんと二回、自分の頭をこついて消えた。 亡くなった、兄貴の同級生の顔だった。兄貴は無事目を覚ました。 あとで聞いたら、兄貴は自分に電話をしていなかった。着信履歴みたら、確か兄貴から電話があった記録がなくなっていた。 自分が体験した不思議なことを話したら、兄貴は泣いた。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった33
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
フォロワーさんの本当にあった怖い話
実際にあった怖い話 2025年7月号
怖い話でメシを食う。最恐の2人が語る奇妙な日常
うえまつそうの学校の怖い話
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)
前の話:【洒落怖】妙な音
次の話:【洒落怖】泡
怖い話 No.818
【洒落怖】ねえ。どこ?
1225
47
怖い話 No.1543
【洒落怖】空き家の記憶
1855
36
短編2分
怖い話 No.7474
【洒落怖】親父の飯
1262
42
1
2
怖い話 No.2381
【洒落怖】ここはあたしの家だよぅ
1496
44
怖い話 No.7677
【洒落怖】池と女
1494
28
中編4分
怖い話 No.22613
【洒落怖】贄認定
1112
9
怖い話 No.22304
【洒落怖】留学生と神社
700
10
長編11分
怖い話 No.21252
【洒落怖】裏稼業の人間
1626
35
怖い話 No.1478
【洒落怖】小さな洞窟
1874
31
怖い話 No.10510
【洒落怖】(゚д゚)ポカーン
1880
23
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
お父さんはお母さんを人間扱いしてくれないの!
手を引っ張るモノ
裏S区?
(´・ω・`)
邪視
真夜中の花嫁
もうお一人様乗れる余裕が御座いますが、いかが致しますか?
長い髪の毛
腕章の少年