怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
覗き込む顔
お気に入り
2040
20
0
短編2分
コピー
「覗き込む顔」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
その日、Nくんは遅めの食事を高速道路上で取っていた。 工事中、保安の関係で警備員は一斉に食事休憩を取ることはない。その晩Nくんはローテーションの最後の順番で、休憩に入った時は3時近くになっていた。 食事休憩と言っても高速道路の上である。勝手に下に降りるわけにもいかないし、当然、ゆっくりと休める場所は無く、Nくんは長く伸びた工事帯のはずれで1人食事を取っていた。 道路の上に腰を降ろし、工事前に買ってきたパンをほおばろうとしたときだった。「おっ? 今頃食事かぃ? 遅いじゃないか…。 」と、声をかけられた。見ると、顔見知りのトラックの運転手が彼を後ろからのぞき込んでいる。 「そうなんですよ、おなかが減っちゃって…。 運転手さんはもう食べたんですか?」Nくんは運転手にそう返した。 「いやぁ、俺らもまだなんだわ。 それにしてもおいしそうだなぁ。 ちょっとくれよ!」運転手は冗談半分にパンに手を伸ばした。「またまたぁ…ダメですよ!」Nくんは運転手からパンをさっと隠すと笑った。 運転手も、その様子を見て笑った。「邪魔したな。 じゃ、また!」そういうと、運転手は工事帯の奥の方にある自分のトラックの方へと歩いていった。4つ程のパンを食べ終え、最後の1つをビニール袋から取り出そうとしたとき、Nくんは背後から再び声をかけられたような気がした。 ちょっと、目線を送ると彼の後ろから誰かがのぞき込んでいる。「はは~ん、運転手さんだな…」彼は顔の方に首を向けた。 しかし、その顔は運転手では無く、知らない中年の男の顔だった。暗い高速道路上でその顔は、いやに白く光って見えた。 さらに、目線を上げるとのぞき込んでいるのはその顔ひとつでは無かった…。その白い顔の上から、もうひとり中年の男がNくんをじっとのぞき込んでいる。 「なんだろう?俺なんかしたかな?」そう思った彼は、男達の顔を見るべくパンを道路に置き、ゆっくりと体をひねった。「い、いっ!?」Nくんをのぞき込んでいたのは2人では無かった。 その2つの顔の上で、さらに3人の男が彼をのぞき込んでいた。しかも、どの顔にも首から下は無い…。 胴体のない白い顔だけが真っ直ぐ上に5つ並んで彼をのぞき込んでいたのだ…。「あっ!……トーテムポール……」Nくんは次の日から仕事を休んだ…。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった20
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 1 (ガルドコミックス)
俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者の夢をみる~ 1 (アース・スターコミックス)
ヤマノススメ 1 (アース・スターコミックス)
第14集: 「三不粘を作った話」他 川尻こだまのただれた生活
ヤマノススメ 3 (アース・スターコミックス)
ヤマノススメ 5 (アース・スターコミックス)
前の話:【洒落怖】桜の木
次の話:【洒落怖】宿直
怖い話 No.2208
【洒落怖】拾った数珠
1962
30
2
怖い話 No.8622
【洒落怖】脆い鳥居
1383
31
1
怖い話 No.2242
【洒落怖】アトムのテーマ
1706
43
中編3分
怖い話 No.7591
【洒落怖】復讐にくる
1839
40
怖い話 No.7750
【洒落怖】事故の原因
1340
怖い話 No.7113
【洒落怖】リツコ
38
怖い話 No.2856
【洒落怖】縁起の悪い道沿い
1368
51
短編1分
怖い話 No.21270
【洒落怖】コッケさん
17
長編6分
怖い話 No.9385
【洒落怖】ブランコが動く心霊スポット
1018
怖い話 No.2783
【洒落怖】落とされかけた
1481
49
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
切り裂き魔
夜中に服を着替えさせられた
偽コトリバコ
5分間の留守電
神様に貰ったチャンス
キャベツの千切り
一年に一度村を無人化
夢じゃないよー