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万引きGメン

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  • 万引きGメンとは

    心霊探偵八雲(12) (あすかコミックスDX)
  • 取り憑かれてる?らしい私です。

    まず私の仕事が所謂万引きGメンなんです。

    Gメンって言っても
    もうアラサーのおばちゃんなわけだけど。

    昨日起こった出来事です。

    朝派遣先の店舗に出勤。

    そのスーパーは今まで何度も警備しています。

    スーパーと言っても
    小さい食品スーパーじゃなくて
    3階建てとかの衣料品やおもちゃ売り場等もある大型スーパー。

    そこに一日8時間、
    地下の食料品売り場から一階の医薬品、
    雑貨、二階の衣料品、3階衣料品玩具、文具、
    子供服売り場等を巡回します。


    小さなスーパーに行くときもあります。

    その時は一人で警備しますが、
    大型店舗ですと二人体制で警備に当たります。

    一人は警備室で
    沢山の監視カメラを視点を切り替えながら
    360度の角度でチェックします。

    360度チェック出来る高性能なカメラでも
    どうしてもチェックしきれない死角が存在しますので、
    大型店舗ですと巡回と警備室の二人が必要になります。

    そして今回私は売り場巡回。

    余談ですが8時間歩くのはしんどい。

    昨日の15時頃の話。

    15時頃から16時頃は学生の万引きが多いので
    3階売り場を巡回していました。

    心なしかいつもより中学生が多いなと思っていたら
    入試だったようで。
    その中で一人だけどうもおかしい動きの女の子がいました。

    彼女はリラックマとか
    そういうサンリオキャラクター売り場にいて、
    リラックマのぬいぐるみを手に取り、座り込んでいる。

    たまに顔を上げて周りを見ているのと、
    手元のバッグのファスナーが開いていたので

    「あぁこれはやるな」

    と思っていました。

    私達は絶対に相手に顔を見られてはいけません。

    もし目が合ってしまうことがあったなら、
    すぐさまその店舗から退出して
    しばらく顔を出せない決まりになっています。

    なので、
    怪しい人物を見かけると絶対に目を合わせないように、
    相手に顔を見られないように
    陳列棚の隙間から相手の手元と商品だけ、
    絶対に目を離さないように見ます。

    その後姿から長い一つに結んだ髪の毛、
    ピンク色のスカート、オフホワイトのニット。

    私は彼女の背中側に陳列棚を挟んで
    同じような格好で座っていました。

    眼の前には消しゴムや
    シャーペン等が沢山ぶら下がっています。

    その商品をブラインド代わりにして
    相手の背後から監視していました。

    その子が急に立ち上がりました。

    手に持っていたリラックマのぬいぐるみは
    戻された様子がないので、
    まだ手に持っているか立ち上がった瞬間にバッグに入れたか!

    でも私達は決して慌てて一緒に立ち上がったり、
    後をつけたりしてはいけません。

    そして、バッグに入れた瞬間を見ていないと
    捕捉出来ない決まりになっています。

    誤認逮捕を防ぐためです。

    私がそれまで彼女の手元を見ていた場所からは、
    その時は彼女の足しか見えませんでした。

    覗いていたシャーペンの陳列の隙間から、
    少し上の位置にあるシャーペンの隙間をそっと開けました。

    するとその隙間、
    陳列棚の向こう側から張り付くように
    こっちを覗き込む彼女がいました。

    相当パニックになったのだと思います。

    私は後ろに尻もちをついて、
    ヤバイ!!!と思いました。

    すぐにその場を離れて
    店内で使う連絡用PHSで警備室にいる先輩に連絡しました。
    (Sさんとします)

    その時から異常な頭痛。

    恐らく驚きすぎて
    血圧が一気に上がったからか
    頭がガンガンしていました。

    「見られました!目が合っちゃいました!!!」

    と言うと
    取り敢えずすぐ警備室に戻ってこいとの事。

    はぁはぁ言いながら
    警備室に行ってからのやり取りです。

    私「すいません…」

    S「どこで」

    私「3階サンリオコーナーです」

    すぐさまカメラをチェックする私達。

    でもそこにはそれらしい人物はいません。

    S「頭髪、年齢、服装、身長」

    私「黒髪ポニーテール肩より下、
    15…16歳、ピンクのスカート、白のニット上、白のスニーカー、
    茶色の大きめバッグ、身長155前後」

    S「………うん。」

    何だか考え込んでいる様子でした。

    S「見られたってどんな風に」

    そう聞かれたので、監視していた状況から
    リラックマを手に取り立ち上がった瞬間や、
    その後、彼女に覗き込まれて目が合った事を話しました。

    Sさんは一通り話を聞いた後、
    携帯から社長に連絡をしました。

    どうやらその女の子について話をしているようでした。

    電話を切った後、Sさんは私に

    「社長が迎えに来るから」

    と言いました。

    やらかした感でいっぱいだった私ですが、
    通常顔バレ程度で社長が駆け付けるとか何でーと疑問だったのですが
    この後のSさんの話で一気に私の状況がわかりました。

    S「社長が着くまでに事情説明しとけって言われたから説明しとくよ。
    急に神社言われてもな」

    私「はぁ、ありがとうございます。神社!?」

    S「そう。神社。
    ちょっとまって、一応録画確認しとくわ」

    そう言って、
    該当する場所の録画をストップして
    巻き戻して再生してみました。

    再生されたビデオに私が映っています。

    ですがそのコーナーにいたはずの女の子はいません。

    時間は間違いなくその時間で、
    その後、後ろにひっくり返って逃げ帰る私も映っていた。

    私「あれ。何で?
    いや私ちゃんと見てますよ。本当に…」

    S「分かる。
    でもなぁ、ちょっとこんな事正直信じられないんだけどね。
    俺も見たことない。
    だけど今まで2人同じ子を見てるんだよね」

    私はその時は
    ちょっと何を言ってるのか分からなかったんですけど
    漠然と何か変な気がしてた。

    S「君が見た子、実際には存在しない。
    なんて説明したらいいのか…。
    幽霊って言えばいいのか」

    私「え、冗談ですよね?」

    ここで全身鳥肌が立った。

    S「冗談ならいいけどね、それはいいんだよ。
    ただ今まで見たっていう人達、
    君がうちに来るだいぶ前の人達。
    全員亡くなってる」

    私「……」

    S「ちょっと落ち着いて。
    一人目の人も同じ子を同じ場所で同じ時間に見てる。
    その時も君と同じように絶対見たって言ってた。
    でも実際にはカメラには映ってないしね。

    何かの見間違いか疲れてたのか
    みたいな曖昧に終わっちゃったんだけど、
    翌日から出勤しなくなってね。
    電話してもしても繋がらない。
    1週間くらいして社長がアパートに行ったんだよ。

    そしたらリビングで倒れててね。
    薬大量に飲んで自殺してた。
    それでいっぱいメモがあってさ。
    メモに見た、見られてる見た、見られてるって書きなぐったのが
    いっぱい落ちてた。」

    そんな話を聞いても、今
    まで全く心霊とは縁のなかった私だけに、
    何故か何となく私は大丈夫、みたいな気持ちがありました。

    でももしかしたら死んじゃうのかな…とも。

    まさかそんな非現実的な。

    S「二人目はね、それから1年くらいしてから。
    やっぱり同じ子、同じ服装、同じ場所同じ時間。
    その時は社長が警備室にいたらしいわ。

    同じ状況でふたりとも見られたと戻ってきてるから
    社長もその時はちょっとこれはおかしいと感じてたんだろうね。

    そのままその人は帰らせて
    警備室でビデオをチェックしてたんだって。

    その付近の時間帯のビデオを全部チェックしても
    そんな子はどこにも映ってない。

    閉店間際、
    その二人目の人から社長に電話があって、
    見られてます、見られてます!って言って
    錯乱してる風だったので
    自宅に様子見に行ったんだって。

    自宅に行くとご家族が困っていたみたい。

    部屋にこもってドンドン床や壁を叩いて
    鍵も締めておかしい、
    何かありましたか?と。

    お茶を飲むSさん。

    私は喉からから。

    私「それでその方は?」

    S「うん、社長は顔が広いからね。
    あの人も超常現象だとか
    そういう類の事は一切信用しないけど、
    二度目だからね。

    知り合いの神主さんに電話したんだって。
    事情説明すると、
    その神主さんも見てみないと分からないが、
    余りいい空気が伝わらない。
    連れて来れるならすぐに連れて来いとの事で。

    でも急に、悪いものが取り憑いてるから
    神社でお祓いしましょう!って家族に言ったって
    誰も信じないでしょー。
    社長ですら半信半疑だったもんだから、
    取り敢えず飯連れて行きますと言って連れ出した」

    ちょっと長くなるのではしょって書きますね。

    二人目の方は社長と一緒に
    その神社へ行きました。

    神主さん曰く、
    地縛霊に色んな悪い物がついてる。

    言わば本体の霊がマンションみたいになっている、
    とのことでした。

    なにそれこわい。

    1日や2日では祓えない。祓いきれない。

    本体が周りの霊を呼び寄せるのか、
    払ったそばから集まってくる。

    しかし神社内には入りきれないようなので
    可能な限り祓いましょう、と言ってお祓いをするも、
    本体を祓えずにそのまま帰宅。

    何かの札みたいなものを貰って帰ったそうです。

    その人もそんな努力も虚しく
    翌日遺体で発見されました。

    貰ったお札は
    玄関の靴箱の上に置いてたようです。

    その方は自室で首吊り。

    ご家族への説明が凄く大変だったそうです。

    それがあって今回私で三回目、
    その時社長が到着しました。


    結論を先に言いますと
    今日伺った神社の神主さん曰く、
    私に物凄い強い守護霊様がいるとの事です。

    今までに何回死んでもおかしくない事故なんかが
    あったのではないかと聞かれました。

    確かに3回事故で死にかけてます。

    一度目は左腕がちぎれかけました。

    今は繋がってます。

    小指以外ちゃんと動きます。

    二度目は車にはねられ頭蓋骨陥没骨折、
    三度目は尼崎の福知山線での電車事故でした。

    これは無傷。

    どのご先祖様かわかりませんが、
    ご先祖は昔その地域では有名なお医者様の家系で
    沢山の人々を無償で助けてきたと聞いたことがあります。

    私の曽祖父の代で落ちこぼれて
    ろくでもない家になってしまったそうですが(´・ω・`)

    祖母がよく愚痴ってました。

    福知山線の話はまたお話しますね。

    今でもPTSDはあって、電車は余り乗らないけど、
    車に乗ってても急ブレーキされると
    動悸と冷や汗がスゴいんですよね。


    社長が到着してからの話を書きますね。

    社長は既にその神主さんに連絡済みで、
    すぐに車に乗るように言いましたので乗車。

    その店舗から30分程走らせた所にその神社がありまして。

    神社の名前は伏せさせて貰いますね。

    その神社に着くと、
    既に鳥居の所に神主さんと
    2人の巫女さんがいらっしゃいました。

    神主さん達は私を見た時
    困ったように苦笑されて一言。

    神主「これはこれは…大勢でいらっしゃって」

    と言いました。

    二人だけなんだけどな。

    社長と神主さんが話しながら歩き出しました。

    巫女さんの一人が

    「本殿に参りますのでどうぞご一緒に」

    とおっしゃいました。

    先頭に社長、神主さん、
    二番目に私と巫女さん、
    最後に巫女さん。

    こういう形で歩いていたのには訳があったそうで、
    後から聞いた話では
    最後に私が歩いていると
    どんどん増えていくとの事でした。

    最後に神事に仕える巫女さんを入れることで
    余計な物が付いてこないとか。

    本殿に入ると
    そこでは沢山のお供え物と
    ろうそくが沢山ありました。

    よく神社で見かける
    白いバサー!バサー!ってするものや鈴とか色々。

    そのバサーバサーってするやつで
    頭から背中から埃を払うようにされまして。

    その間神主様が何かを歌うように、
    お経じゃないよね多分。

    途中聞き取れたのは

    「はらいたまえきよめたまえ」

    後は何言ってるのか分からなかった。

    30分ほどで
    手をぱーんぱーんとしておしまいでした。


    以下神主様との会話です。

    神主「見た所本体はおりません。
    代わりに最初拝見した時には
    2、30体お連れになっていました。
    前回、その時も本体とは会えずにいました。

    恐らくその土地の物なのでしょう。
    それを見た方達に、
    本体の周りに居た余計な者たちが
    一斉に乗り移った形です。

    前回の方は残念な事でした。
    札を必ず肌身につけておくように言ってあったのですが、
    魔がさしたのでしょうな」

    私「あの…私はどうしたらいいのですか?
    特に何かおかしいとか、いや、
    最初にちょっと怖い物を見ましたけど、
    それ以降何かあるとかはないのですが」

    神主「そうでしょうなぁ。
    今回簡単に祓いましたが、
    さほど特別な事はしていません。
    お尋ねしますが、今まで生死に関わるような事故やご病気は?」

    私「あー、はい、
    今まで3回死にかけたことがありました」

    神主「なるほど。
    今回、このような事を引き起こした当の本体ですがね、
    正直私共も関わりたくないくらいです。

    そうそうこのような物と
    波長が合ってしまうような事はないのですが、
    何であなたの会社の人達ばかり被害に合うのか謎です。

    普通の人間ならばそう、
    先のお二人のように発狂してしまうでしょうね。
    感謝して下さい。
    あなたが今まで無事なのは
    相当に強い守護霊があなたについている。

    沢山の悪い物を寄せ付けても、
    何事もなかったのは何も出来なかったからでしょうね。
    今日はお札をお渡しします。
    一晩肌身離さずお持ちいただくよう。
    寝る時もです。

    そうそうおかしな事は起こらないでしょうが、
    明日の朝もう一度ここへ来て下さい。
    御札も持ってきて下さいね」

    私「ありがとうございました。
    あの、もし私が前の人のように
    何らかの形でお札を手元から離してしまった時は
    どうなりますか?」

    神主「まぁ特に何か悪いことが起きるということもないでしょう。
    多少何らかの不快な何かがあるかもしれませんが。
    なるべく肌身離さず持っていて下さい。

    後二度とそのお店へは行かないように。
    その付近に近づくのも止めておいたほうが良いでしょう。
    それはあなたを決して忘れません。

    あなたの守護霊が相当強い力を持っていても
    まともに対峙すれば負けてしまうかもしれない」

    そう言って神主さんは社長の方をちらっと見ると、
    社長はうんうんと頷いていました。

    そうして明日の朝社長が迎えに来てくれるとの事で
    家まで送って頂き書き込んだ次第です。

    ちょっとおかしな所があるかもしれませんが、
    記憶が曖昧な部分もありますのでご容赦下さい。


    自室にてまとめている際、
    急に足元からドライアイスの部屋にいるような冷気が近づいてきて、
    全身鳥肌が立ったんです。

    そしてまたあの酷い頭痛。

    コメカミからドクドクと脈打つような頭痛がしましたので、
    子供たちのいるリビングに避難しました。

    夫に事情を説明して
    今夜何かおかしな事があったらどうにかしてね
    とお願いしました。

    明日の朝は
    お墓に寄ってもらってから神社へ行こうと思っています。

    ずっと忘れない、
    そんなものなのでしょうか。

    今回怖い思いもしましたが、
    私に守護霊様がついているとはつゆ知らず、
    ありがたい発見でした。

    そう言われてみれば、
    今まで大なり小なり、災難はありましたが、
    九死に一生を得たのは守護霊様のおかげかもしれません。

    いやきっとそうに違いない。

    福知山線での奇跡ですか。

    今はもう守護霊様のお陰なのかと思うような出来事でした。

    今の主人とは
    一緒に福知山線の事故から生き延びて
    一緒になれたのですし。

    事故の話をするのは別に嫌ではないので
    また後日お話しようと思います。

    明日の朝神社に行って
    その後をお知らせしておしまいにします。

    あの覗き込んできた顔とあの目を
    上手く文字で伝えられたらいいんですが…。

    顔を横向きにして死んだ魚のような濁った目。

    では今日は休んで明日に備えようと思います。

    長々と読んでくださり
    ありがとうございました。

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