怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
家に火をつける
お気に入り
1577
31
0
長編7分
コピー
「家に火をつける」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
3年前の事です。私は妻と長男3歳と、温泉宿に一泊旅行に行ったのでした。夕食前に大浴場で一風呂浴びて、妻が出てくるのを長男と宿屋のお土産コーナーで待っていた時の事です。「家に火をつけるわよ…」と言う声を聞いたのです。ふと、私が声がしたあたりを見回すと、男女が二人立っていました。どうやら、女の人が男の人に言ったセリフのようでした。私が聞き耳を立てると案の定、別れる別れないの痴話ゲンカをしていたのです。 私が野次馬根性を出してしまって、もう少し聞きたいと耳を澄ますと、男の人が「おい!人が見てるだろう!!!」と、女の人を諭したのでした。私は恥ずかしくなって、何事も無かったかの様にその場を立ち去ろうとしたのですが、一瞬!女の人が鋭い目つきで私を睨み付けているのに気付きました。美人は美人なのですが、思いつめていると言うか何というか、非常に怖いと感じました。あんな鬼みたいな顔じゃ男も逃げるな~と思いながら、その場を後にしたのです。そして何事も無く楽しい旅行を終え、次の日曜日の事です。妻が「不審な女性が家の前をウロウロしている」と言います。私が外に出ると、女性はあっという間に姿を消しました。次の日曜日にも、やはり女性がウロウロしています。私は裏口から周り、女性に気付かれないように遠回りして、女性の背後から「何をしてるんだ!!!」と怒鳴ると、女性は驚いて振り返りました。そう、あの時の女性だったのです。今度は私が驚く番でした。私が一瞬固まってしまった間に、女性は風の様に逃げて行きました。私は家に入ると、妻に宿での出来事と、その時の女性がうちの玄関前をウロウロしていた事を話しました。妻も驚き、そして恐れます。「なんで、ウチに?ウチには小さな子もいるのに?もしかして危ない人?」その時はとにかく、落ち着いて様子を見ようという事にしました。平日も注意して家の周りを見ていたのですが、やはり次の日曜日に、再び玄関前に女性が現れました。いくら危なそうな人でも、相手が女性と言うのもあり、また、私自身が剣道の有段者でもあったので、ゴルフクラブのアイアンを手に持ち、いかにもゴルフの練習をしていたフリをして女性に声を掛けました。「何かようですか?」言葉とは裏腹に、厳しく詰問するように言い放ちました。すると女性は、玄関越しに私を睨み付けます。その目の怖いこと怖いこと。私はマジで足が震えてしまいました。しばらく睨み合っていましたが、私がついに我慢できなくなって目を逸らすと、女性はまた風の様にどこかへ逃げて行きました。家に倒れ込む様に逃げ込むと、窓から覗いていた妻も青い顔で出迎えます。私たちはすぐに、泊まった宿に電話して女性の事を聞いたのです。フロントの係りの人は、『他のお客様の情報はお教えできません』の一点張りでしたが、事情を話し、そして教えてくれないと警察に訴えると脅すと、支配人の方に代わってくれました。支配人に改めて事情を話すと、しっかりした宿なのでしょう、不審な男女の二人組の事を覚えておられました。支配人は、『他のお客様の情報は教えられないが、宿のほうから二人の客の方に連絡を取ってみます』と言ってくれました。安心して電話を切ったのですが…しばらくすると宿から電話がありました。そして支配人が言うには、男女二人組の宿帳に書かれた住所も電話番号もデタラメだったと言うのです。次の日、会社の上司に相談すると、上司はすぐに警察に行こうと言います。警察が頼りになるだろうか?と私が首をかしげると、上司は「俺も一緒に行ってやる」と言いまして、勤務中だったのですが、一緒に警察署に来てくれました。生活防犯課の初老の刑事さんが真剣に私の話を聞いてくれ、また上司も、私が小さな事で大騒ぎする人間ではないと言ってくれました。刑事さんは、玄関前の道をウロウロしているだけでは事件にならないが、今度の日曜日は散歩がてら、私の家の前に来てくれると約束してくれました。次の日曜日、外に出るのも怖くて家の中で家族でジッとしていますと、電話が鳴ります。あの刑事さんからで、今玄関の前に立っている女性がその女性か?と聞きました。私がコードレスフォン片手に二階に上がり、(怖かったのでこっそり見ようと思って)カーテン越し玄関を盗み見すると、やっぱりあの女性が立っていました。「私がそうです、あの女性です」と刑事さんに言いますと、『そのまま家から出ないで』と刑事さんは言って、電話を切りました。30分くらい待ったでしょうか、玄関が少し騒がしいと思って再び玄関を覗き見ると、白い乗用車に女性が押し込められているところでした。後日、あの刑事さんが詳しい事を話してくれました。女性は車で2時間以上離れた所に住んでいたのだそうです。そして毎週、仕事が休みの日曜日に、我が家を訪れていたのです。女性は妻子ある男性と不倫の関係にあり、別れ話のもつれから、その男性を殺してしまおうと考えていたようです。ところが、私がその話を盗み聞きしてしまったので、なぜか女性は、まず私を殺してしまおうと考えたのでした。どうして我が家の住所が判ったのか?なんと女性は、私達家族が宿からつけていたそうなのです。帰りの電車の中で幸せそうな私達の家族を見て、不倫関係でドロドロした自分とのギャップに、女性は私達の家族に対して強い殺意を感じていたそうです。その後、女性の弁護士さんが見えられました。弁護士さんはやんわりと、女性は精神に問題があるので、告訴しても私達に勝ち目は無いので、見舞金を黙って受け取り示談にして欲しい、と言います。良くしてくれた刑事さんも、職務上民事の助言は出来ないが独り言として、「自分なら弁護士の言う通りにする」と言われたので、黙って見舞金を受け取りました。女性は今、精神科の病気療養中です。刑事さんは、「再び女性の姿を見たら、即座に警察に連絡しなさい」と言いました。誰が何と言おうと、私達にとって洒落にならない話です。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった31
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
最凶貴族は死亡フラグを覆す【電子単行本版】1 (comic スピラ)
MOONLIGHT MILE【完全版】(1)
マザコン夫と姑が許せない 読者さんの恋愛・浮気体験談
幽霊と疲れた会社員: 第41話「幽霊とあの日の忘れ物」編
幽霊と疲れた会社員: 第2話「河原の出会い」編
幽霊と疲れた会社員: 第1話「疲れた会社員」編
前の話:【じわ怖】自分の隣のアパートには自殺物件があります
次の話:【じわ怖】お水ちょうだい
怖い話 No.5857
【じわ怖】部屋でゲームしてた
1238
36
短編1分
怖い話 No.4395
【じわ怖】ボチャン
2251
54
中編4分
怖い話 No.5280
【じわ怖】友達の妹が死んだ
1201
38
1
怖い話 No.21814
【じわ怖】神社の生活
1366
41
4
怖い話 No.13584
【じわ怖】子どもがいる
1189
40
怖い話 No.5709
【じわ怖】親の後に付いて山中の獣道を歩いてた
1233
2
怖い話 No.5520
【じわ怖】田舎との関わりを絶った理由
1731
33
中編3分
怖い話 No.13294
【じわ怖】八王子城
1617
44
怖い話 No.13811
【じわ怖】琴を弾く手が止まらない
998
45
短編2分
怖い話 No.21931
【じわ怖】お堂の管理
1853
9
長編5分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
小学生のいじめ
通り魔の証言
食事によく髪の毛が入ってたのが少し気にはなっていた
嫁の苦悩
オオカミ様の神社の修繕
子ども会の夏休みキャンプ
伝説の先輩
眼エ返せ