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札幌の迷い道
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自分の実家は北海道の札幌近郊の小さな町なんだけど、 たまたま仕事が休みだったもんだから帰省してたんだよね。 そんでもって家族3人(父、母、自分)で 札幌に住んでる婆ちゃんの家に ご飯食べに行こうってなった。 行きは父さんが車運転して、 帰りは俺が運転したんだけど、 ご飯食べて帰る時には もう夜の8時過ぎてて周りは真っ暗だった。 余談だけどいくら札幌が都会といえども、 ちょっと郊外いくと結構な田舎なわけよ。 そんでもって俺が車を運転して実家に帰ってたんだけど、 あんまり運転に慣れてないのと その道を自分で運転して走ったことないのとで (親の車では何度も通ってる) 父さんに隣に乗ってもらって 道教えてもらいながら運転してた。 しばらく話しながら走って俺が父さんに 「ここどの辺?」 と聞いたら、 「今N町入ったとこだから家までちょっとだよ」 と行った。 暗くてよくわからなかったけど、 確かにそこは俺の地元の隣町のN町だった。 ああ、そしたらあと20分くらい走れば家に着くなぁ。 やっぱり長距離の運転は疲れる。。。 みたいなこと考えながらそのまま夜道走ってると、 どこか道に見覚えがない。 いつも親に同乗して乗ってたけど、 自分で運転したらこんなもんか。夜道だし とか思って走ってたら 目の前に急に丁字路が表れた。 もう家族みんなで「?」状態。 だって札幌からの帰り道 (途中で買い物したから北広島からか) 今までそんな丁字路、 一回も通ったことがないから。 俺「え...、父さんこれどっち行くの?」 父さん「…み、右行け」 父さんの顔見ると かなり焦った顔してた。 そんで父さんの言うとおり右に曲がると 細い農道みたいな砂利道だった。 そこからはもう街灯とかもないし Uターンできないくらいの細い道だったから 怖くてかなりゆっくり走ってた。 いくら走っても地元の町に着かないし 俺も両親もかなり不安になってきた。 そんなとき横に座ってた父さんが 「まるで狐につままれたみたいだな」 とか言い出した。 狐か… まぁ幽霊とかじゃなければいいか とか思ってそのまま走ってると、 右前方に小さな動くものが見えた。 動物みたいだけどこんなときに気持ち悪っ。 て思ってたら それは小さい子狐だった。 俺「あ…狐だ……」 父さん「猫かなんかだろ!あ…」 近づいていったらわかったんだけど、 本当にその小さな動くものは子狐だった。 減速して近づいて行くと 卑しそうな目でこっちを見ながら 砂利道を横切っていった。 北海道では別に狐が道路横切るなんてことは、 そんなに珍しくないんだけど、 それでもなんか気味が悪かった。 それからちょっと走ったら また丁字路に当たって今度も右に曲がったんだ。 そしたらやっと舗装してる道に出て、 周りの景色を見ても どことなく見覚えのある場所だったから やっと安心した。 それからはどこにも迷うことなく実家に帰れたんだけど、 帰ったあと家族で一杯やりながら話してたら 両親が気になることを言ってた。 まず母が言ってたのが 砂利道に迷う前に霧が出てたとか言ってた。 俺はあんまり気にならなかったけど。 それよりも父が言ってた方が引っかかった。 砂利道を走ってるとき、 父さんは言わなかったけど 実はあのとき父さんの知ってる場所を走ってたらしい。 そこは地元近郊のゴルフ場近くの道なんだけど、 N町の入り口、 つまり俺が父さんに 「ここどこ?」 って聞いた場所から 何キロも離れた場所にあるんだって。 俺が父さんに訪ねた場所から 砂利道に迷い込むまでの時間は 経ってても5、6分くらい。 到底そんな時間で何キロも走れるわけないし、 ましてその道を走り慣れてる父を隣に乗せて走ってるのに、 そんなわけのわからない場所に迷い込むわけがない。 父曰く、 俺が場所を尋ねた場所から少し行ったところに 歯医者さんがあるらしく その角から右折させたかったらしいけど、 家族全員そんな歯医者さんなんて見てないし、 気がついたら丁字路だった。 てことで幽霊とかは出てこないけど、 本当に狐につままれたのかと思うような 不思議な出来事でした。 父は飲みながら 「あれは絶対ループしたんだ!」 と豪語してた (ワープと言いたかったらしい)
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