怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
白い”何か”
お気に入り
1815
39
0
中編3分
コピー
「白い”何か”」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
俺が中1の時に体験した実話。 夏休みの終盤東久留米にある伯父の家に母と父と泊まりに行った日のこと。伯父の家にはゲームも無くて退屈してた。 母は伯父や叔母と喋ってて相手にしてくれない。途中で従兄弟家族も来て、話に加わり、夢中になっている。 家に居ても退屈なだけなので、暑いけどしょうがないから従兄弟のA子と外をぶらついていた。その周辺はマンションだかショッピングセンターを作るために森が削られていたんだ。 それで俺はずっと前に来たときに伯父に連れて行ってもらった神社のことを思い出した。あの神社はまだあるのだろうか?そう思い俺は記憶をたどって俺達はその神社までなんとかたどり着いたんだ。 そこには以前とかわらない風景があった。神社の入り口から石の階段を上ると上からは森が伐採されて平地になった建設地が見えた。 俺が「うわーすっきりした景色になったなぁ」と言うと、A子は「ねぇ、ちょっと・・・」と俺のシャツを引っ張る。なんだよとA子が指差す先、鳥居のそばのデカい石柱の下から白い物が出てる。 それはシルクのようなつやつやした感じの布に見えた。ちょこんと出たそれは忙しなく、風も無いのにひらひら揺れている。 俺はビビり屋のくせに、従兄弟の前でいいとこみせようとその白い物体が何か確認してきてやるといってそぉ~っとその下から出た部分だけに注目しながら近寄る。その物体との距離が50センチぐらいにまでになったとき、突然後ろでA子が「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」と割れた声で叫んだので俺は驚いてA子のほうを向くとすでに階段まで走って降りようとしてる所だった。 分けが分からずに俺は追いかけた。階段途中で俺は神社の神主?みたいな人が上がってきて、駆け下りる俺に「どうした!何があった!」と言って来たのだが、俺はA子が心配で、「あっ、ちょと」とその場をやりすごし止まらずに下まで降りると、後ろからその人がしばらくしてから「またやったんだな!どうなっても知らないぞこの悪ガキがー!」みたいな事を言っていたが、それはあまり覚えてないしよく聞こえなかった。 それにずっとそこには来ていないので、何を「やった」のか当然心当たりもない。神社の階段を降りて、伯父の家の方角を見ると、A子は猛スピードで走っていてもう通りを挟んだ遥か先まで進んでいた。 俺は何故かそれに凄い恐怖を感じたので俺も全速力で追いかけたが、途中で息切れして途中からは歩いた。その間もあんなに怖がって、何を見たんだろうと恐ろしかった。 やっと伯父の家に着くと、A子は伯父達が雑談してる居間のソファーの陰にいた。伯父達は話に夢中でA子のことはなにも気にしていないようだ。 俺はゼェゼェしながらA子に「大丈夫か?なぁ、どうしたんだよ。おいっ」と言うも、何も答えないので、ソファーの上からA子を覗き込んだ。 彼女は黙々とティッシュで何かを作っていた。よく見えないので「何作ってんだよ、見せろっ!」と言ってそれを取り上げようとしたらA子はそれを飲み込んじゃったんだ。 その日はA子は全く口を聞かずにトイレに出たり入ったり繰り返したり、口にティッシュを入れてその角だけだして顔を上下左右に振って踊り出したり・・・俺が従兄弟の母に言っても自分の親に言ってもふざけてるんでしょとまともに取り合ってくれない。次の日。 朝起きるとA子は台所で水を飲んでた。昨日よりは落ち着いた様子だったので、俺は、「お前昨日何見たんだよ」というとA子はしぶしぶ答えてくれた。 彼女が言うに、俺があの石柱の下から出てる白い布に近づいてる時、最初はA子もそこに注目してたそうなんだ。それで俺が近づくにつれて、石柱後ろから上ににゅ~っっと白い何かがでてきたんだと。 ソレと目が合ったとたんに頭の中がグルグルまわってハンパじゃない恐怖を感じたって。でもそれがどんなやつかは絶対言わなかった。 彼女は今は獣医になるために専門の学校に通ってます。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった39
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
怖い話名著88 乱歩、キングからモキュメンタリーまで
フォロワーさんの本当にあった怖い話
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
実際にあった怖い話 2025年11月号
コワい話は≠くだけで。 1 (BRIDGE COMICS)
忌み地 怪談社奇聞録 (講談社文庫)
前の話:【洒落怖】三人目
次の話:【洒落怖】隙間10センチ
怖い話 No.8846
【洒落怖】青いバイク
1553
25
短編1分
怖い話 No.22873
【洒落怖】潔癖症の男
朗読 アマネコ【怖いハナシ女声朗読】
1191
14
2
中編4分
怖い話 No.9796
【洒落怖】数学準備室
1581
29
1
長編24分
怖い話 No.7493
【洒落怖】カーブミラーに映ったモノ
1587
32
怖い話 No.570
【洒落怖】変なもの
2325
44
短編2分
怖い話 No.9714
【洒落怖】雷?
1929
55
怖い話 No.7301
【洒落怖】足音の正体
1102
52
長編6分
怖い話 No.967
【洒落怖】壁のポスター
1744
46
怖い話 No.1198
【洒落怖】A子
2084
26
怖い話 No.21550
【洒落怖】肩懲り外伝
802
20
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
弟と電話
リンフォン
神職の一家
そうぶんぜ
真新しいヘルメット
まりこ人格
モルモット