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悪魔の専門書

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  身近で起こった怖〜い話③

• 本には一つ思い出が有る。
  
  悪魔の専門書（詳細な研究書で古書店ですっごく高かった）を、
  ふらっと人にあげた事が有る。
  
  あげた相手は間もなく仕事辞めたから、
  その後の消息は不明。
  
  何であんな高い本をあげちゃったのかよ！
  と悔やんだんだけどさー
  ふらっと寄った古本屋で買った意味わかんない本だったし、
  取り返しようもないから諦めた。
  
  相手は、まず仕事で信じられないミスして
  会社にとんでもない迷惑掛け、
  お父様が倒れ、
  お子様が事故にあい…
  
  
  そこまでは把握してるんだけど、
  その後は知らない。
  
  考えようによっては、
  精神的に不安定だったから、
  悪魔の専門書なんか相手は欲しがったとも言える。
  
  自分は別に普通に生活してたのに、
  なんであんな高い変な本（以後、見た事ない）買ったのか、
  今でもわかんない。
  
  やっぱり自分も無自覚だったけど、
  精神的に不安定だったのかな。

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