怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
出ると有名だった個室
お気に入り
1165
38
0
中編3分
コピー
「出ると有名だった個室」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
私は病院で看護助手の仕事をしています。 病棟に個室が2つしかなく、 その一つの個室は前々から出ると有名だった。 私も見てはいないが、 掃除に入っても扉は閉めたくないなってくらいの嫌な雰囲気は感じてた。 ある日、その個室に お坊さんが腰椎圧迫骨折で入院してきました。 年は高齢と言う訳でもないので認知等はなく、 しっかり受け答えされてました。 入院して3~4日経った日の夜中、 入院時は寝返りをうつのもやっとな感じで痛そうにしていたのに、 その患者さんが部屋の前に立っていたそうです。 看護師のSさんが驚き 「どうしたの?」 と聞くと、 「今部屋に誰か来たから、 誰が来たか見に来た」 と答えたそうです。 Sさんが 「誰も居ないよ。 腰痛くない? とりあえずベッドに戻ろうか」 と促すと、 大人しくベッドに戻ってくれた。 しかしその後、 座ったり、車椅子に乗ったり、オムツを外したりと、 絶対安静なのに大人しくしてくれない。 Sさんが質問しても、 「車は迎えに来ましたか?」 「あそこに行けば大丈夫ですよ」 と全く会話にならない。 朝になりやっと眠ったそうで、 日勤者が来た時はベッドで眠っていました。 申し送りでそれを聞き驚きましたが、 その姿を見ていないので 一時的におかしくなったのかな? と思っていました。 昼前に叫んでる声が聞こえたので、 その時一緒にいたMちゃんと見に行くと、 その患者さんがベッド柵を外し、 座って何か叫んでいました。 私が 「どうしたの?」 と聞くと、壁を指差し、 「そこに墓があるやろ? そこの墓に線香あげてあげやなあかん」 と言います。 「そこは壁だよ、お墓は無いよ。 ベッドで横になろう?」 と肩に手をかけ促すと、 「お父さんの言う事がきけないのか!!」 と怒鳴られ、 手を叩かれました。 (この患者さんは独身で子供はいません) Mちゃんが後ろから体を引っ張り私が足を持ってベッドに寝かせ、 部屋持ちの看護師さんに報告をしましたが、 患者さんの家族(母親)から抑制許可を貰っていないので、 母親が来ないとどうしようも無いとの事で、 起き上がる度にベッドに戻してました。 翌日の朝来ると手を抑制されていたので、 抑制許可が貰えたんだと安心しましたが、 昼過ぎに様子を見ると、 上手に抑制帯を外しベッドで正座してお経を唱えてる。 (パートのおばちゃんが浄土真宗だろうと言っていた) 抑制帯を上手に外す人は何人も見てきたので、 この人もそういうのが得意な人なんだと思い、 横にしてまた抑制した。 が、何度抑制しても外してベッドで正座してお経を唱えたり、 何かを叫んだり… 入院してきた時とは全く別人になっていた。 顔つきも変わって、 来た時は優しい顔してたが、 たった数日で目はつり上がって 口は常に開いてるようになってしまった。 脳に何かしらの異常があるかもしれないとなり、 先生の指示でCT、MRIをとった。 脳には何の異常も無いが うちの病院ではみれないとの判断で、 転院先を探し15件にお願いしたものの全て受け入れ拒否。 その後も受け入れ先を探したが どこも受け入れてもらえず、 叫ぶ事もなくなり目は虚ろで口は常に開いて喋りもしなく、 朝昼は口にご飯を入れても飲み込みもしないようになってしまった。 (晩ご飯は、ご飯を見るとがっついているそう) たった数日でこんなに変わってしまった人は初めて見たのと、 調べても異常がないのにこうなってしまった事にほんのり。 部屋にきた何かが憑いてしまったのかな… 払うためにお経をよんでたなら 私は邪魔した事になるのかな…
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった38
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
美味しいご飯が食べたくなる漫画 13: お泊まりの朝編 美味しいご飯が食べたくなる漫画【にしみつ】
「才能の器」で目指す迷宮最深部 スキル横伸ばしのはずが、万能チートだった! (3)
無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが -才能ゼロの成り上がり- 2 (アース・スターコミックス)
玄関の鍵穴に接着剤詰められた話【4】 ぼめそのエッセイ漫画集
無職の英雄 別にスキルなんか要らなかったんだが -才能ゼロの成り上がり- 1 (アース・スターコミックス)
異世界に転移したら山の中だった。反動で強さよりも快適さを選びました。 1 (アース・スターコミックス)
前の話:【洒落怖】意志の強そうな眼をした女の子
次の話:【洒落怖】延々と味わい続ける
怖い話 No.22271
【洒落怖】お騒がせな女
862
8
短編2分
怖い話 No.10354
【洒落怖】アメリカ人の父と侍
1533
46
怖い話 No.995
【洒落怖】別れの挨拶
1493
51
怖い話 No.10478
【洒落怖】バイト先の先輩
1956
50
怖い話 No.9693
【洒落怖】夜中の訪問者
2528
36
1
怖い話 No.9904
【洒落怖】貧乏神
2346
中編4分
怖い話 No.7401
【洒落怖】うるさいか?
1779
怖い話 No.7694
【洒落怖】入り込む
1254
22
長編6分
怖い話 No.22515
【洒落怖】手を引っ張る
1156
11
怖い話 No.1916
【洒落怖】やすひろ…やすひろ…ヤスヒロ!
1862
35
短編1分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
弟と電話
リンフォン
神職の一家
そうぶんぜ
真新しいヘルメット
まりこ人格
モルモット