1. ホラスト
2. 洒落にならない怖い話

嫁と親父のガン

お気に入り

• 嫁と親父のガンの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「嫁と親父のガン」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 嫁と親父のガンとは

  僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

• 俺の親父がガンになった時、
  手術してストーマになったんだけど、
  すげー元気でみんな安心してた。
  
  でも嫁だけが厳しい顔してて、
  再発したくなければ守らなければいけない事がある、と。
  
  「お肉と化学物質的な食べものは口にしないでください。
  お義父さんの体の中にはまだガンになってない卵がいっぱいあるんです。
  孵化させないでください」
  
  親父も
  
  「わかったわかった！
  俺もこんなのは二度とゴメンだからな」
  
  と言っていた。
  
  
  だが親父は守らなかった。
  
  当然のようにガンは再発した。
  
  嫁に言ったら、
  
  「今回は黒いモヤがかかってたから無理だと思う」
  
  でもまだ親父に生きてて欲しい俺は嫁にすがった。
  
  頼むから今回で死なせないでくれと。
  
  嫁は困ったように笑って、
  
  「わかった、今回だけ」
  
  一緒に病院に行き、
  手術が終わるのを待った。
  
  手術が終わったあと、
  嫁は麻酔で寝てる親父の手を両手でじっと握ってた。
  
  そして帰り際に言ったんだ。
  
  「私はルールを破った。
  私の能力は人間に使っちゃいけない。
  だけどそのルールを破ったから、
  何かしらのペナルティがある」
  
  怖いけど嫁ならなんとかなるんだろーくらいに軽く考えてた。
  
  でも帰りの車で事故った。
  
  幸い怪我もなく車だけがダメになったけど、
  嫁は
  
  「あーこれで済んで良かった」
  
  と言っていた。
  
  その後親父は奇跡的な回復を見せ、
  主治医にも術後でそんなに動けるなんて信じられないと、
  病院で不死身のヒーロー扱いされていた。
  
  だけど人って調子乗るんだよね。
  
  親父はまた嫁のいいつけを破り再発した。
  
  事故もあってたし、
  さすがにもう嫁に頼めなかった。
  
  手術はしたけど日に日に弱っていくから、
  もう長くないだろうな…

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった38

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】一生忘れない怖い話の語り方　すぐ話せる「実話怪談」入門 (角川書店単行本) Amazon
  • 【洒落怖】拾ったクシ 中編4分
  • 【洒落怖】天井裏にいるもの 短編2分
  • 【洒落怖】子供は正直 短編2分
  • 【洒落怖】男性紳士 中編3分
  • 【意味怖】万年床に 短編1分
  • 【じわ怖】応援する声 中編3分
  • 【じわ怖】蟲毒 長編11分
  • 【意味怖】親切 短編1分
  • 【意味怖】ベビーカー 短編1分
  • 【意味怖】誰もこのアパートに引っ越してきてないけど 短編1分

  いま話題のホラー漫画

  • 

    サユリ 完全版 (バーズコミックス　スペシャル)

  • 

    憑きそい (扶桑社コミックス)

  • 

    禍話　弐　SNSで伝播する令和怪談

  • 

    N 1 (電撃コミックスNEXT)

  • 

    ゾゾゾ変 (1) 【電子限定おまけ付き】 (バーズコミックス)

  • 

    僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  嫁と親父のガン についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【洒落怖】トンネル効果

  次の話：【洒落怖】やけに楽しそうな声

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.201

    【洒落怖】救助した赤ん坊

    大雨の日震度４の地震があり、土砂崩れの危険があるということで山の斜面の新興住宅地に住んでいた俺は、家族と一緒に近くの待避所に避難することになった。 途中で近所の友人と一緒になり話ながら歩いていくと、彼が道の途中で何かを

    1945

    55

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.7499

    【洒落怖】空いた部屋

    私が中学生の時の話です。 私は三人兄弟ですが、 子供部屋は二部屋しか無く 二階の一部屋は一番上の兄が、 一階の部屋は次男の私と末っ子の妹が使ってました。 兄が高校を卒業して、 部屋が空いたので私が使う

    2547

    42

    0

    0

    中編4分

  • 怖い話 No.7779

    【洒落怖】鐘の音

    荒れ果てていた。 住職もいないようだった。 鐘楼らしきものがあったがそれは崩れ。 鐘楼の天井だったものの 瓦礫の中に蒼褪めた鐘が見えていた。 廃墟散策をしてたわけでもなく 肝試しに

    1793

    31

    0

    0

    中編4分

  • 怖い話 No.2819

    【洒落怖】校舎から見える神社

    私の通っていた小学校の裏手に、雑木林に半ば埋もれているような神社がありました。 鬱蒼とした木立に囲まれている上、校舎の陰になっているので昼間でも薄暗かったせいか、そこでの思い出は常に曇り空の印象です。そういえば真夏

    2186

    50

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.2571

    【洒落怖】霊園に肝試し

    俺が一番怖かったのは自身も含めての体験談高校生の時って結構肝試しってやったよね？皆一度はやった事があると思うんだ。 でも、一度目には何も無くて二度目、三度目って続けるんだよね。その後何度目かに何か嫌な体験があってやめる

    朗読 ホラーの泉-洒落怖まとめ【ゆっくり怪談】

    1646

    38

    1

    0

    長編8分

  • 怖い話 No.17707

    【洒落怖】犬鳴峠の由来

    福岡の某犬がどうとかいう峠（といっても新道）に行ったとき。 運転していた友人がミラーを見て 「こんな夜中なのに結構クルマ走ってんなー」 とか言ってるのに、 後ろを見たら真っ暗だった。
    

    1377

    34

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.9693

    【洒落怖】夜中の訪問者

    数年前の話 まだ田舎の実家で暮らしていた頃、 ニートだったのですっかり昼夜逆転して 夜中まで携帯眺めたり漫画読んだりしてた。 私の部屋は2階で、 その日は大雨だった。 漫画も読み飽きて とり

    2345

    36

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.1856

    【洒落怖】手の焼き物

    僕は小学生の頃、ものすごい怖い思いをしました。 ていうか、今でも・・・確か小学５年生の頃だと思いますが、休み時間に図工室に移動して先生が来るまで皆と喋りながら待っていたんですが、クラスのワルグループのリーダー的な存在の

    1284

    31

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.7310

    【洒落怖】イヒカ様

    田舎のじいちゃんの三周忌に行ってきたんだがその時の話。 裏庭の古井戸があって覗いてみたら水が入ってたんだよ。 昔覗いたときは枯れ井戸だったんだけどね。 たぶん田んぼの季節だから ここも水が入

    1290

    28

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.20136

    【洒落怖】細工箱を作ってほしいと依頼に来た人がいた

    祖父が宮大工をしていた頃、 何か細工箱を作ってほしいと依頼に来た人がいた。 しかし祖父は 「そんなもん引き受ける訳にいかねえ、 嫁入り前の孫2人もいるんだ！！」 と激怒していた。 依頼人は50

    1921

    39

    0

    0

    短編1分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 嫁と親父のガン

  ふっかつの呪文

  ぁぜぼげぢ　ほぬゅれみ　ごやぽてぱ　べじぇごづ　
  ぢばぼがぉ　てにみへぁ　ぇめはとわ　みぉへゎさ　
  ぷずつねろ　ぐぜぐゎぇ　でぉずぜわ　ねまょせわ　
  えゅやにん　すそろょわ　べがづじほ　んしてきぼ　
  へせをみっ　れをるれげ　ぇむひぽん　たるげぬべ　
  カツポヅバ　ビテムソロ　モビゼドレ　ヵシゥピジ　
  ゾツユレプ　パヴヘニペ　ヮサルモフ　フピヲェュ　
  ギベチドッ　ヶサゲポジ　タズユスポ　ヌタイビダ　
  ェモパヨイ　ズペテジム　ズャピキズ　ヒォザカコ　
  ペゴデベン　ヮポアヲヴ　ョプユウフ　ゲツモウガ