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山に行けない理由

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  僕が死ぬだけの百物語（１） (サンデーうぇぶりコミックス)

• 昔、完全装備で
  一人用のテント持って山歩いたりしたけど、
  今は止めた。
  
  ある山で急に荒天になったんで、
  テント張って様子みているところに、
  びしょ濡れのおっさんが助けてくれと
  有無を言わさず入り込んできて、
  こっちまで死にそうになったことがあったもんで。
  
  着替え提供したり、
  予備の燃料で暖を取ったりしているうち吹雪も収まって、
  その時は何とかなったけど、
  大勢で来られたり、
  天気がなかなか回復しなかったりしたらと思うと、
  今でも身震いする。
  
  
  
  
  
  もしこちらもギリギリだったら、
  自分の身を守るために殺すしかなかったかも。
  
  山の恐ろしさを知らない人間が平気で山に来る以上、
  もう山には行けない。
  

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• コメント

• 1：

  名無し

  2023/04/15(土) 15:13:06

  K2の遭難事案にこんな話があったね。
  そのケースではほんとにテントに入れて助けてあげた側の男女が
  死んでしまった。
  空身でテントに転がり込んだ方は生き残って降りてきたって話。

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