1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

廃村巡り

お気に入り

• 廃村巡りの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「廃村巡り」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 廃村巡りとは

  誰かが描いた漫画（１） (コミックＤＡＹＳコミックス)

• 部活の顧問から聞いた話です。
  
  若い頃に一人で山に登ったときのこと。
  
  その山は中国山地にあり、
  昔は村や集落が多くあったそうです。
  
  しかし、今では過疎化が進んで
  廃村になっているところが多く、
  顧問はそういった廃村等を写真に残そうと思い
  行ったそうです。
  
  顧問は昔の地図と今の地図を見比べ、
  廃村を探しながら歩いていると、
  道の跡のようなものを見つけたそうです。
  
  
  
  
  
  「ここを行けば廃村があるかも」
  
  と思い、道を辿っていると、
  ちょっと開けた場所にでたそうです。
  
  そこには立て札があり、
  顧問の目指す廃村の名前と距離が書いてありました。
  
  「もう少しだな」
  
  と思い、
  距離と方向を確認し、
  再び歩き出しました。
  
  しばらく歩くと、
  雑草に覆われていた道がちゃんとした道になり、
  まるで誰かが整備しているような感じになったそうです。
  
  もうしばらく歩くと村が見えました。
  
  廃村ではなく、
  普通の村だったそうです。
  
  「おかしいな、
  今年の地図には村が載ってないのに」
  
  と思いながらも目的の村に到着。
  
  家や建物があり、
  道路には砂利が敷かれており、
  廃村ではなさそうな感じだったそうです。
  
  廃村かと思っていた顧問はガッカリして、
  とりあえず散策するかと思い、
  村を歩いてみたそうです。
  
  そうすると、
  
  「変だな」
  
  と思いはじめました。
  
  村に人がいないのです。
  
  生活感はそこら中にあったですが、
  誰にも会わなかったそうです。
  
  その日は日曜日なのに
  出歩いている人がいません。
  
  「村を一望できるところに行ったら
  人が見えるかもしれない」
  
  と思った顧問は、
  地図に載っていた高台にある神社に行くことにしました。
  
  その神社は村から少し離れた高台にあり、
  村を観察するには丁度いい場所にあったそうです。
  
  石段を登り、
  境内に着くと女の子がいたそうです。
  
  「やっと村人に会えた」
  
  そう思った顧問は
  女の子に話しかけようとすると、
  先に女の子が話しかけてきました。
  
  「おまえ、外の人間か？」
  
  お前、と呼ばれたことに
  少し戸惑ったそうですが、
  
  「そうだよ、
  町からこの村に来たんだ。
  ここは人が住んでいるの？」
  
  と聞くと、
  
  「いいや、ここは廃村だ。
  だから、すぐ帰れ。
  昼になると大人が帰ってくる。
  そうしたら、
  お前はここから帰れなくなる」
  
  「どういう意味？」
  
  と顧問は尋ねたそうですが、
  女の子は首を振って、
  
  「いいから、帰れ。
  お宮の裏の道を行けば帰れる。
  早く帰れ」
  
  とにかく帰れ、
  と真剣な顔で言われ、
  顧問はその女の子の言う道を使い
  村から出たそうです。
  
  「変な子供だなあ」
  
  と思いながら歩いていると、
  いつのまにか元の道に戻り、
  そのまま出発した麓まで戻ってきたそうです。
  
  後日、
  その村について調べてみたそうですが、
  昭和の半ばに過疎化により廃村になり、
  以後、そのままと言うことがわかったそうです。
  
  そんな事があっても
  顧問は廃村巡りを止めませんでした。
  
  その話を聞いた後、
  私は
  
  「そんな事があったのに、
  止めないんですか？」
  
  と聞くと、
  
  「山中異界って言うじゃろう？
  どこの山も不思議なことはあるんだ」
  
  といいました。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• 1人が登録しています

  お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった40

  
• • #中編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】意味がわかると怖い話: こわい エグい キモい　閲覧注意の短編集 (談) Amazon
  • 【じわ怖】呼び鈴を鳴らすのは… 中編3分
  • 【じわ怖】遺体のそばに鉈が置いてあった 短編2分
  • 【じわ怖】体が冷たいお姉さん 短編1分
  • 【じわ怖】夜中に舷門に立ってる時 短編1分
  • 【ほん怖】祈りの滝の祠 短編2分
  • 【意味怖】誠意を見せろ 短編1分
  • 【洒落怖】呪われたベッド 中編3分
  • 【洒落怖】深夜のドライブ 長編7分
  • 【洒落怖】俺達の神様 中編3分
  • 【洒落怖】すれ違い 短編2分

  ひっそりと話題になってる心霊系の本

  • 

    訳アリ心霊マンション　3巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)

  • 

    シャラクナ～怪奇心霊見聞録～ 第一巻 (あすかコミックスDX)

  • 

    立原美幸の日々是心霊1巻 (ダイトコミックス)

  • 

    週刊実話 増刊　発禁！ 最恐の心霊現象2025夏 [雑誌]

  • 

    心霊探偵八雲　ＳＥＣＲＥＴ　ＦＩＬＥＳ　完全版　絆 心霊探偵八雲　番外編 (講談社文庫)

  • 

    心霊探偵八雲５　完全版　つながる想い 心霊探偵八雲　完全版 (講談社文庫)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  廃村巡り についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】岩壁

  次の話：【じわ怖】その男のことを覚えている

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.18598

    【じわ怖】火災に巻き込まれた

    報道された事故だから時期や場所はボカすが、 大学4年の時、バイト先の飲食店で火災に巻き込まれた。 俺は雑居ビル3階の厨房にいて、 凄まじい煙で逃げ場を見失い、 パニくって厨房

    1686

    39

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.13359

    【じわ怖】中古の家を売買仲介した

    中古の家を売買仲介して数日したら、 その買い主の奥さんから電話。 クレームかと思って聞いてみたら、 『この家寒いんです』 ハァ？ってなりつつ、 戸

    1623

    46

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12003

    【じわ怖】隣の部屋から悲鳴がした

    結構前の話。 姉が大学に通ってて、 女性専用のアパートに一人暮らししてた。 日付が変わろうかという時間くらい、 そろそろ寝ようと思ったら、 隣の部屋から&#

    1226

    41

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.19081

    【じわ怖】山の測量

    Aと俺は山へ測量に入りました。 山の測量に行く時は、 最低3人で行くようにしていたんですけど、 行くハズだった奴がインフルエンザで倒れて、 他に手の空いてる人も居なかったんで

    朗読 OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ

    943

    36

    0

    0

    長編9分

  • 怖い話 No.5803

    【じわ怖】霊感の強い友達とその姉

    私の友達（以下Ａ）と、 その姉（以下Ａ姉）の話です。 ＡもＡ姉も霊感の強い方で、 特にＡ姉はしょっちゅう霊体験をするらしい。 部屋のコンポ消して茶の間に行くと、 茶の間着いた瞬間にコンポがついて大音

    2017

    32

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.12802

    【じわ怖】ある高原で撮影

    知り合いの話。 彼は写真を趣味にしていて、 何度かコンクールで賞も取っている。 春先に、 ある高原で撮影していた時のことだ。 花一面の高原を見てい

    796

    30

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.4626

    【じわ怖】板尾創路？

    もう20年以上前、俺がまだ小学校3,4年くらいだった時の事。 当時沖縄に別荘を持ってて（と言っても狭いボロ家）、 夏休みになると2週間くらい家族とそこで過ごしてた。 俺は毎日暗くなるまで、 近所の海で

    1992

    21

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.15254

    【じわ怖】オチャカナ

    もうかなり昔のことになるので、 思い出しながら書いていきたいと思います。 この歳になってあらためてそのことを考えますと、 経験した自分自身でもとても現実と思えない内容なので、

    2022

    58

    2

    0

    長編9分

  • 怖い話 No.5020

    【じわ怖】気の入った塩

    お金をとっていない霊能者さんから 『気の入った塩』 をもらった。 ある日ぎっくり腰になり、 しかしどうしても動かなくてはならない事情があり、 すっかり忘れていた塩を藁にすがる思いで一つまみとって

    1442

    45

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.12171

    【じわ怖】おいぼ岩

    時刻は夜十時を幾分か過ぎた、 とある冬の日のこと。 僕を含めて三人が乗った車は、 真夜中の国道を平均時速８０キロくらいで、 潮の香りを辿りつつ海へと向かっていた。 &

    1169

    31

    0

    0

    長編17分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 廃村巡り

  ふっかつの呪文

  ほぁねがえ　ばゃぺれが　べごげあぼ　にがぬきん　
  ちぃとほぶ　うでぐらせ　ゅそにぴら　ゃゎじぞべ　
  ざどぐぇま　ぽへどろっ　にっだよに　をぅなもひ　
  づろなぱえ　らゅぶうぁ　ゃやろばえ　せぶずねぺ　
  ねむにぺゎ　おがぞげっ　ふぉうゅも　ばゎへかっ　
  デユヵズド　ザヒワシパ　ペヅネデゴ　ゴタャベカ　
  ヌアメグオ　スポケニホ　カクノマホ　ワガムイミ　
  ヵカメゲペ　フビィリモ　ポシウプブ　ベプャツサ　
  ヲマバムヲ　ランノブペ　ツエスレテ　ベヤペエラ　
  レトキボハ　エブビコヌ　ザイブロモ　ミリマルゴ