1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

娘の右手

お気に入り

• 娘の右手の朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「娘の右手」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• 娘の右手とは

  領怪神犯（１） (角川コミックス・エース)

• 二年前の春、夫が交通事故で、
  まだ幼稚園の娘と私を残して逝っちゃいました。
  
  あまりに突然のことで、
  その頃のことはあまり覚えていません。
  
  夫を失ったショックと、
  これからの生活への不安で精神的にまいってしまい、
  家族の助けをかりて何とかやっていける日々が続きました。
  
  まだ小さい娘にもあまり気が回らなくなり、
  自己嫌悪の毎日。
  
  でも娘は寂しそうな素振りも見せず、
  きっとまだ小さいから、
  父親が死んでしまった事を理解できてないんだと思いました。
  
  
  
  
  
  そんな生活が半年ほど続いた頃でしょうか、
  娘がよく右手を見つめながら、
  
  「お手手がじんじん。お手手がじんじん」
  
  って言うようになりました。
  
  「お手手痛いのっ？」
  
  って聞くと、
  
  「お手手痛かったのー」
  
  って。
  
  あんまり頻繁に言うものだから心配になって、
  病院に連れて行ったのですが、
  特に異常も無く、
  精神的なものかもしれないと不安になりました。
  
  そんな時、ふと夫の事を思い出しました。
  
  いつも娘の右手を握って、
  道路側を歩いていた夫。
  
  体育会系で元々握力が強い夫でしたが、
  娘が心配だったようでいつもしっかり手を握って、
  娘に
  
  「お手手痛いよー」
  
  って嫌がられて、
  困った顔して笑っていました。
  
  その日は娘にこう聞きました。
  
  「お手手繋いでたの？」
  
  「うん、パパ痛いんだよぉ」
  
  涙が溢れてきて、
  娘を抱きしめてわんわん泣いてしまいました。
  
  夫が亡くなり、
  娘が寂しがらなかった理由がわかりました。
  
  不甲斐ない私の代わりに、
  いつも娘の右手を握ってくれていたんだと思います。
  
  もう夫に心配かけさせちゃダメだって、
  娘を一人ぼっちにさせちゃダメだって、
  立ち直るきっかけを与えてもらいました。
  
  今では夫の代わりに私がしっかりと強く、
  じんじんとまでは行きませんがｗ
  
  娘の手をぎゅっと握っています。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった27

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】フォロワーさんの本当にあった怖い話 ： 2 (アクションコミックス) Amazon
  • 【じわ怖】子供がうるさい 中編3分
  • 【じわ怖】谷川岳の救難無線 中編3分
  • 【じわ怖】飲み会後 短編2分
  • 【じわ怖】トイレで居眠り 短編1分
  • 【洒落怖】公衆電話のボックス 中編3分
  • 【洒落怖】憑依体質 中編3分
  • 【ほん怖】袖を引っ張られた 短編1分
  • 【ほん怖】猟師の弾作り 短編2分
  • 【意味怖】同じ場所にいつも座ってるヤツ 短編1分
  • 【意味怖】運転中 短編1分

  漫画売れ筋

  • 

    葬送のフリーレン（１４） (少年サンデーコミックス)

  • 

    片田舎のおっさん、剣聖になる～ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件～　7 (ヤングチャンピオン・コミックス)

  • 

    薬屋のひとりごと 15巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

  • 

    キングダム 75 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 

    無職転生 ～異世界行ったら本気だす～ 22 (MFコミックス　フラッパーシリーズ)

  • 

    ブルーロック（３３） (週刊少年マガジンコミックス)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  娘の右手 についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】小さな祠と石

  次の話：【じわ怖】ばあちゃんの対応

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.5555

    【じわ怖】事務所の整理

    会社の先輩の親の七光り野郎が、 意外にもいいヤツだった話。 現場からはちょっと嫌われてるが、 基本的に丁寧で真面目な先輩はそこまで評判は悪くない。 あんまり繋がりのある部署じゃないけど、 最近ちょっ

    1648

    16

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.5542

    【じわ怖】彼氏が事故る夢

    独身時代の話。 部屋でテレビを見ていたが、 少しウトウトとしてしまったとき、 彼氏が友達の家に行くのに事故ってしまうという夢を見た。 ハッと目が覚めたが、 やけにリアルな夢で気持ちが悪かったので、

    1557

    43

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.5526

    【じわ怖】開かずの土蔵に凸った

    オヤジから聞いた話。 オヤジが子供の頃住んでた家に、 開かずの土蔵が在ったらしい。 なんでも、土蔵の中には誰の物だか判らない首塚が在り、 中に入ると首を斬られて死ぬ、 なんて言い伝えが残ってたそうだ

    1086

    44

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.13445

    【じわ怖】ホテルの一番高い部屋

    学生時代、 ホテルで清掃員のバイトをしていた。 午前中に各階に数人ずつ分かれて、 使用した部屋を掃除して行く仕事。 拭き掃除などは基本パートのおばちゃん達で、
    

    1075

    26

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.13138

    【じわ怖】八森町にある山

    特に怖い話ではありませんが、 俺が体験した不思議な話でも。 俺は秋田県在住で、 季節が来ると八森町という所にある山へ岩魚を釣りに行ったり、 山菜を取りにいったりしています。&

    1222

    27

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12607

    【じわ怖】受け継がれるもの

    酔っ払った勢いで初投稿 俺は幽霊とか信じてなかったけど、 この体験してから、 魂とか人の心とかは残るのもかもしれないって思った。 俺のおじいちゃんが今年94歳で亡く

    1320

    19

    1

    0

    長編5分

  • 怖い話 No.12606

    【じわ怖】華ちゃん

    高校生の時に婆ちゃんが亡くなり、 形見で市松人形を頂いた。 かなり古いが可愛い顔で、 良い品だと見て取れるような市松さん。 『華ちゃん』と名前を付けて、 髪

    1175

    35

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.5322

    【じわ怖】初めての夏休み

    これは僕が初めて幽霊というものを見たお話です。 僕が小学校１年生になり、 初めての夏休みを満喫していた頃でした。 僕の家の近所に、 順子ちゃんという女の子が住んでいました。 順子ちゃんとは学校も

    1127

    46

    0

    0

    中編4分

  • 怖い話 No.19340

    【じわ怖】悪意に満ちた気

    私は数年前まで、 中学校の教員をやっていた者です。 学校というところは、 大勢の人間が行き来するだけに、 さまざまな『気』が澱んでゆく場所のようです。 よい

    1784

    41

    1

    0

    長編5分

  • 怖い話 No.12605

    【じわ怖】金魚が死んでた

    小２の頃、学校から帰ってきたら、 飼ってた黒い金魚と赤い金魚が死んでた。 家の中には誰もいなくて、 心おきなく号泣してたら、 遠方に住んでる叔父２人が突然うちにやってきた。&

    1433

    43

    1

    0

    短編2分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• 娘の右手

  ふっかつの呪文

  きづぉゃぎ　かだぶずい　ぎえくわは　ひぱとやし　
  はふじるざ　でどぴえむ　るきへぬぢ　すむちゆわ　
  ぁずつっほ　ぎがるぜげ　えがけるぴ　むややにじ　
  ぼすでいう　にましゆぺ　はべしちを　とざほだく　
  とくそりじ　ぉぽやでぱ　ずほぐひぺ　ぅやでじき　
  キカヶデゾ　ヨポジヶチ　ビヨヵヴエ　ケケヤハフ　
  ヮテセルボ　フサネホク　プユパィフ　ヶヨケロペ　
  タヮツグヌ　ャマワドゲ　ヅメゥギパ　ヵズクモド　
  シヴメヘヅ　マベナゾヮ　ヴアツホヤ　ヲチグラベ　
  ヅパガダメ　アアゼリプ　ォゼュノヶ　ダツノペホ