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リアルドール会社に取材
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友人のフリーライターから聞いた話です。友人がリアルドール会社に取材に行ったときのことです。その会社は郊外にあり、小さな町工場といった感じだったそうです。受付というか、応接室というか、まあ、来客対応用のスペースに、とてもリアルな人形がスタッフチェアに座っていました。 友人が「これが見本ですか」と、その人形に触ろうとしたところ、会社の人はちょっと慌て気味に、「見本ではなく、会社のマスコットなんです。触ってもかまいませんが、手荒には扱わないでくださいね」友人は変なことを言うなと思いましたが、1体が数十万円する高いものだし、それだけ人形に愛着があるのだなと思い、また手を伸ばそうとすると、「あ、あの、できれば、声をかけてあげてください」友人が「え?」と振り向くと、「普通、女性に接するとき、いきなり触る人はいないでしょう?」その後、製造過程を見学し、ほぼ取材も終え、友人とカメラマンは会社の人と近所の小料理屋で接待を受けていました。友人は、人形にまつわるなにか不思議な話があるような気がするので、会社の人をガンガンと呑ませたそうです。その上で、「なにか、不思議な話とかありますか?」。ベロベロに酔った会社の人は、「ないしょですよ」と何度も念押ししてから語り始めました。3年くらい前でしたかね。お客様から、『結婚するので、この娘を処分したい。しかし、ゴミのように扱うのはしのびない。貴社で余生を過ごさせてあげてください。』という手紙と共に、弊社のドールが返されてきたんですよ。箱を開けてみたら、確かにうちのドールなんです。でも、なんか違うんですよ。メイクとかカツラの問題じゃないんです。顔というか‥‥‥骨格そのものが違っているんですね。その時、うちの開発主任が、ああ、そのタイプのドール原型担当者だったんですが、「懐かしいな、XXX型じゃないか」と見たら、無言になっちゃったんです。問いつめたら、「これ、XXX型だよ。間違いない。でも、ヘッド(頭部)の造形がちょっと違うんだよ」と。なんだろうねという話になったんですが、とりあえずは、そのドールをもう一度箱にしまって倉庫に置いておいたんです。次の日、倉庫の中がね‥‥‥積み上げられた段ボールがグジャグジャになっていて。泥棒かイタズラかわかりませんが、火でもつけられちゃたまらないんで、速攻で警報装置をとりつけたんです。でも、また次の日、段ボールが散乱しちゃっていて‥‥‥新しいラックを購入して、紐で縛ってみたりしたんですけど、駄目なんです。1週間ぐらい経ってから、ドールを送り返してきた人から電話があったんですよ。『ちゃんと保管してないでしょう。うちの娘が夢に出てきましたよ』って苦情です。なんか、ゾッとしましてね。隣の県の、人形寺っていうんですか?人形供養やっているお寺さんに、そのドールをもっていったんです。こんなの初めてでしたよ。最初、住職さんはまともに相手をしてくれなかったんですね。だけど、段ボールを持ち込んだら、「アッ」といって黙り込んじゃって。我々がドールを出したら、住職さんはドールとジッと見つめ合った後、お経を読んでくれまして。お経の後、私たちがまた段ボールに入れようとしたら「ああ!いかん、いかん!」って。その後、住職さんにお話しを聞いたら、「その人形には、御霊が入っておる。前の持ち主が大切にしたのであろう。その愛着ぶりを羨ましがった女の霊がな、人形の中に入ってしまっているのじゃ。申し訳ないが、わしの法力ではなんともできぬ。ただ、悪さをするような霊ではないから、あんた方の会社に置いてあげなさい」以来、うちのマスコットとして置いてあるんです。‥‥‥そう、あのドールですよ。応接室の。【後日談】カメラマンさんは、応接室のドールの写真も何枚か撮っていましたが、バストアップ以上のものには、青白い蛍が無数に飛び交っているので、雑誌には使えなかったということです。
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