怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
交差点で見た幽霊
お気に入り
1947
45
0
中編4分
コピー
「交差点で見た幽霊」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
「うわ!」連れの昭二が突然声を上げた。 「な、なんや、急に・・・」オレは驚いて立ち止まった。バイトの帰り、大通りの交差点に差し掛かったところだった。 「あれ、あそこンとこ。見えへんか。 」そう言って交差点の反対側の方を指差す。コイツまたか、と思った。 昭二は霊感が強いらしくて、何やかんやで良く「見える」。しかし、一緒にいるオレには「見え」ないし、何も感じられない。 この時も同じだった。「あっ!アカン、アカン!あれはヤバいわ。 はよ行こ。」とまどうオレをしり目に、勝手に状況に見切りを付け、昭二はどんどん先に進んで行く。 早足で追い付くと、オレは尋ねた。「なんやねんな、なにが見えたんや。 」「・・・車道の真ん中に人が倒れてたんや。せやけど、クルマは止まらんとバンバン走ってて、ソイツを通り抜けたりしてる。 よお見たらソイツ上半身だけなんや。」「それ、下半身が消えてるってことか?」「うーん、千切れてるって感じやったな。 それで、じーっと見てたら目が合うてしもて・・・」「それ、ヤバいんか?」「ヤバいヤバい。憑かれるかもしれん。 」「マジでか~、どーすんねん、ソレ・・」「はよ離れる方がエエねん。行こ行こ。 」オレたちは早足で地下鉄の入り口へ向かった。駅前でメシを食ったあと、昭二が、自分の部屋に帰るのは怖い、と言い張ったため、男二人で近くの居酒屋に飲みに行った。 「・・大丈夫やて、もう大分時間たってるやん。」いつまでも部屋に戻りたがらない昭二を、オレは飲み屋で説得していた。 明日も朝からバイトがあるからだ。「まあ、電車で動いたしなぁ。 憑いてる感じはないし、大丈夫とは思うねんけど・・」そうやってグズグズ言っている昭二に、店の勘定÷2-500円分の金を渡し、逃げるように帰ったオレが、自分の部屋に戻ったのは11時を過ぎていた。疲れ切っていたので、風呂へも入らず真っ直ぐ布団へ・・と、その時、電話が鳴った。 ナンバーを見ると昭二だった。「もしもし。 」「ああ、俺。あのなぁ、やっぱり部屋の周りがイヤ~な感じで、ホンマ怖いねん・・」「ぁあ?(怒)」「どうしたらエエと思う?」「知るか、ボケェ!」叩きつけるように電話を切った。 しばらくするとまた電話が鳴ったが、放っておくと10コールぐらいで切れた。ようやく寝入ったところで、今度は携帯にかかってきた。 無視しようか迷ったが、一応出た。「はい。 」「これから、そっちへ行く・・」いきなり切れた。履歴を見ると、やっぱり昭二だった。 時刻は0時過ぎ。電車はもうない。 あいつは原チャリしか持っていないのに、このクソ寒い中、本当に来るのか?眠くてしょうがなかったので、どうでもよくなって、寝直した。それでも気になっていたのか、その物音がした時には、うっすらと目が覚めた。 自分の部屋のすぐ横にある階段を上る音。ああ、あいつマジで来やがった。 そう思って時計を見た。4時30分。 何考えてるんや・・心の底からうんざりして、布団を出た。昭二は、まだ階段を上がっている。 2階のオレの部屋まで、ゆっくり、ゆっくり。原チャでコケて怪我でもしたのか?少し心配になったオレは、部屋のドアを開け、右手にある階段の方を見た。 階段は部屋の前の通路と直角になっていて、ドアからは見えない。ズッ・・・ぺタン・・ズズッ・・・ゆっくりとした音が階段の方から聞こえてくる。 階段を上がる靴の音ではない。何か重いものを引きずるような音・・?急に悪寒がした。 階段を上がっているのは、本当に昭二なのか?ぺタン・・・ズズッ・・・ズッ・・音が近づいてくる。そうか、腕だけで体を引っ張り上げるとこんな音が・・オレは、部屋の中に入るのも忘れて、階段を登りきった角の所を見つめていた。 ズズッ・・ズッ・・ぺタン。通路の床の上、ゆっくりとした動作で白い手が現れるのが見えた。 オレは勢いよくドアを閉め、震える手でカギをかけると、布団を頭からかぶった。耳を澄ます。 ・・ズズッ。音は部屋の前で止まったようだった。 オレはお経を知らなかったので、布団の中で、来るなっ来るなっ、とだけ念じていた。どれくらいの時間そうしていたのか。 やがて、そっと開けた布団の隙間から、外が白んでいるのが見えた。と、ドアの新聞受けが、カタン、と軽い音をさせた。 新聞屋が来た!オレは涙が出そうなくらい安堵した。ありがとう!ありがとう!朝刊だけでも取っていてよかった!本当にそう思った。 ズル・・ドサッ玄関の方で、重い肉が落ちるような音がした。え?新聞じゃない・・・入って来た!入って来た!入って来やがった!オレは気が狂いそうになった。 なんで、あんな細い隙間から入ってくるんだ!と憤ってみたが、どうしようもない。布団をかぶり直し、ブルブルと震えるしかなかった。 ズ・・ズル・・何かが床の上を這っている。昭二の馬鹿野郎!泣きながら罵ってみた。 ズズ・・・ズル・・音が近づいてくる。昭二ゴメン!オレがあの時帰らなかったら・・・その先のことは考えず、ひたすら昭二に謝ってみた。 だから、神様、助けて!助けて!布団の端がめくれ上がるのがわかった。生臭い臭い。 そして、何ものかの気配が目の前に・・あかん!今、目開いたらアカン!そう言い聞かせながらも、つい目を開けてしまった・・・見えたのは、ボンヤリと赤っぽい色、それが視界一杯に拡がっている。なんだ・・?そう思った瞬間、ピントが合った。 目の前3センチのところに、髪の毛と肉と黄色い脂がグチャグチャに入り交じった顔があった。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった45
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
こどもの頃のこわい話 きみのわるい話 (竹書房怪談文庫)
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
極めて怖い話 完全版
身近で起こった怖〜い話①
本当にあった怖い話集1 本当にあった怖い話集【1】
身近で起こった怖〜い話⑦
前の話:【洒落怖】お札
次の話:【洒落怖】怪現象が起こるアパート
怖い話 No.2708
【洒落怖】人型焼き
朗読 もいわ君の怖い話・怪談朗読チャンネル,OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ
3737
47
1
長編8分
怖い話 No.7721
【洒落怖】非常階段
2638
44
短編2分
怖い話 No.17745
【洒落怖】消えたのがお婆さんだったら
1809
51
怖い話 No.1136
【洒落怖】犬の感覚
1570
40
短編1分
怖い話 No.364
【洒落怖】後女
朗読 OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ
2206
50
中編3分
怖い話 No.8957
【洒落怖】子連れ
1774
23
怖い話 No.1677
【洒落怖】霊感少女と行列
朗読 りょりょの怪談チャンネル【作業用かいだん朗読】
1698
長編5分
怖い話 No.21474
【洒落怖】握手
1434
37
長編7分
怖い話 No.2465
【洒落怖】謎の集落
1880
怖い話 No.1814
【洒落怖】やりたくて仕方ない
2076
3
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
集団ストーカー
配水管の点検
はいってるよ
爆発事故
鍋島君の話
やたらと背の高い女
三文字の言葉
どうする?
なぶり殺し