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神様の加護
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自分はこれでもかというほど霊感がないのか、 友達と心霊スポットに行ったら 皆は見たりしても自分は何にも見えなかったりして、 軽く疎外感を覚えたり、 怖い体験なんてせいぜい子供の頃怖いテレビを見たあと 暗がりが怖く感じたくらいなほどに何にもみえないタイプでした。 自分はまあ普通にみえないタイプなんだろうなと思っていたのですが、 どうやら違うらしく、 子供の頃にみた夢で鮮明に覚えている夢ってありませんか? 私が覚えている夢がなんだか不思議な夢で、 神社で踊る夢なのですが。 その夢の内容を祖母の家に行ったときたまたま思い出して、 祖母の父方は神社関係をやっていたと聞いていたので、 なんかあるかなーと祖母に話してみたところ、 私はどうやら「みえない」のではなく「みえなくなっている」らしく、 それが自分についている神様?のようなものが原因で 夢はその神様がいるお社ではないかと言われたんです。 夢の内容はさっきも書きましたが、 神社?のような場所で踊る夢なんです。 まだ小学生くらいのころ2日続けてみたからなのかなんなのか 嫌に印象に残っている夢なんです。 1日目は最初竹林にいたんです 服装は忘れてしまったのですが (たしか浴衣のようなのを着ていました) 紅色の紐?のついたわらじ? なんか藁で作った靴みたいなものをはいていました。 霧雨が降っていて、竹林をかけていくと すぐ子供の腰くらいの柵があってそれをジャンプでこえると 白い石でできた道があり少し開いた場所に出ました、 奥の方には赤い橋がありその手間に鳥居があり、 斜め右横に社?のようなものがありました。 橋 鳥居 竹柵□ 竹柵□□社□は道です 竹柵□ 竹柵□□□□□→竹林 竹柵□自分 柵柵柵柵 竹林竹林竹林みたいな感じです 社は横三メートルか四メートルくらいで そんなにでかくもなく小さくもなかったです 中学校とかの教室より小さいくらいでした そこで自分は何を思ったのか踊り出しました、 ただ一心になぜか気にいってもらわなきゃ、 踊らなきゃと思っていました。 踊るといっても伝統舞踊のようなものでなくて ただ走ってはねて回るような踊りでした。 夢だからか重力は感じず、フワフワと飛んでいて、 いつの間にか霧雨は止んでいて、 自分が踊り疲れたところで目が覚めました。 起きた時はただ、 なんだか不思議な夢だったなあ、 なんであんな夢を見たんだろうと思いましたが、 なぜか怖いという感情はなく ただ懐かしかったなぁと何か暖かく感じていました。 そして、その日もまた同じ夢をみました。 2回目は竹林ではなく柵を超えた道にたっていて、 今日も踊るのかと思いつつ お社の前までかけていって一心に踊りだしました。 最初の内は踊るのに夢中で気付かなかったのつですが、 ふとお社を見るとお社の前の階段?段差?のような所に老婆が座っていて、 自分と目があったことに気がつくと、 こちらに向って手招きをしてきました。 なんだろうなと一旦踊るのをやめて 近づいていくとなにやら白い箱を持っていて 「貴方に預かり物だよ」 というと 箱のふたをひらいて自分に渡しました。 中には立派でいかにも高そうな下駄がはいっていました。 高さは3センチから5センチくらいで、 鼻緒?紐?の部分は紺色でした。 なぜか自分はその下駄を見た時 直感的に下駄は踊りにくいからわらじがいいなと思いました。 現実では下駄もわらじもはいたことはないのに、 けれどせっかく自分にプレゼントしてくれたのだから きっとこれをはいて踊って欲しいのだな、と思い、 さっそくわらじから下駄にはきかえて、 また、踊りはじめました。 しばらく踊っていると なぜだか今まで全く近寄らなかった鳥居の向こうの赤い橋が気になり 自分は神社の聖域?から、なぜそう思ったのかはわかりませんが、 出ていってしまったのです。 起きた時、 今度は自分はしまった、やってしまったと なぜか後悔しました。 それから何が起こったというわけではありませんが、 数年後の中学二年生くらいの時また夢を見ました。 今度は、赤い橋の向こうに自分はいて、 神社の方にかけていきました。 なんでか、帰らなきゃ、怖かった、と思いました。 神社の前までくると 何故か自分の足元に目がいき見てみると 下駄のそこがあと1センチちょっとまですり減っていました。 また、なんでかギリギリで助かった…と思い、 顔を上にあげるとお社の中からか自分の脳の中に 「おかえり、大きくなったね、貴方が無事でよかったよ。 外の世界は怖かっただろう。 さあ、また私にあの可愛らしい踊りを踊ってみせてくれ」 と優しく、暖かい声が聞こえてきました。 自分は心の中でただいまといって また踊りを踊りはじめました。 そして、しばらく踊ったところで目が覚めました。 それから、あの不思議な夢は見ていませんが、 祖母曰く、自分はお社の神様に気に入られているらしく。 あの下駄は、神様の加護というか、そんなものを具現化したもので、 聖域?(神社の中)にいるときは 下駄がなくてもその加護は災厄がふりかかることは絶対にないが、 外にでたとき(橋の向こう)は下駄がないと いろんな悪いものが自分に降り注ぐらしいです。 下駄がすり減っていたのは 自分に降り注ぐはずだった災いを その下駄が身代わりとなってくれたから すり減っていったらしいです。 祖母がいうには、わかりやすくいえば、 赤い橋の向こうは(外の世界、普通の人は皆外にいる) 神社の中と違い道が整っていないので、 足の裏を皆けがするらしいです。 石やらを災いにたとえると 石をふんで怪我する→悪いものに影響される、 みたいな感じです。 なんで私が最初わらじをはいていたかは、 自分が最初いた方の竹林は神様の聖域の中 (開けた場所よりは加護は薄いというかそんな感じ)だが、 幼い自分に何かあるといけないので 一応はかせていたのではないか、と。 多分お前が気付いていないだけで、 生まれたときから多分竹林の中で隠し守られてたんだよ、 っていわれました、 何故踊ったのかは 多分まあ可愛い我が子のお遊戯会みたいなものが見たかったのではないかと、 自分が赤い橋の向こうに行ったのも神様の意思らしく、 可愛い子には旅をさせよみたいな感じらしいです。 大人なる前に、外を知るため1度外に、みたいな。 まあ神様の加護(下駄)があったので あまり意味はなかったようですが苦笑 ただ、怖かったのがまた次聖域から出た時です。 もし次夢を見たとき 自分が自分から赤い橋の向こうに行ってしまったら。 加護がない状態で外へとでてしまったら、 自分はどうなってしまうのか。 そう考えると またあの夢をみるのが少し怖いです。 本当にこの先自分がどうなるかがすごく怖いです。
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