怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
ゴブリンの右手
お気に入り
1700
28
1
0
中編4分
コピー
「ゴブリンの右手」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
大学のサークルの先輩が面白いものを手に入れたと言ってきた 俺は何ですか?と 先輩はニヤリと笑ってこう言った 「ゴブリンの右手だよ」 俺は驚いてこう聞き直した 「え?ゴブリンってあの ファンタジーとかに出てくる・・・」 そして先輩は 「そうだ、 今週の土曜日これを使ったある儀式を行おうと思うが お前も興味があったらやってみないか?」 俺は多分それは作りものだろうと思っていたが 先輩が真剣な表情をしていたし そのゴブリンの右手というのが どういうものか興味があったので 一緒に参加してみることになった・・・ そして儀式の日の夜、 俺と先輩はサークルの部室集まり儀式を始めた 俺はその儀式については初耳だったので どういう儀式なのか聞いてみると先輩が 「この儀式を始めるには7つの触媒を必要とし、 どうしてもあと1つが手に入らなかったんだが この間見つけた駅の裏にあるXXXという店で偶然見つけたんだ」 そう言いながら触媒を1つずつ 見たこともない歪な文様の布の上に置いていった ネズミの頭 鶏の体 猿の左手 カエルの右足 トカゲの左足 「ここまではどこにでもあるものだったから簡単だった」 「そしてこれがゴブリンの右手だ」 そういうと 先輩はどこかの映画で見たような 生き物らしき手を布の上に置いた ふと俺はある疑問がよぎり 先輩に質問してみた 「今のところ6つしか触媒がないですよね? 残り1つは何ですか?」 それを聞いた先輩は ふふんとした表情してこう言った 「術者の生血だよ」 俺は一瞬、嫌な感じを受けたが 続けて先輩はこういう 「一人でこの儀式をやっても成功したかどうかを証明する手段がない そこでお前にはこの儀式の証人になってもらいたい 正直お前は何もしなくていい儀式は俺がやるから お前はただ見ててもらえばいい」 そう言うと先輩は儀式の準備は始めた 「これはキマイラを呼び出す儀式なんだ」 そう言いながら 各触媒を生き物の形になるように配置していった そして呪文のようなものをつぶやきながら 右手を刃物のようなもので切り血がしたたり落ちる 俺が 「大丈夫ですか」 と聞くと先輩は 「大丈夫だ問題ない、 後で処置をすれば命に別状はない」 触媒の上に先輩の血が落ちていき 触媒が赤く染まってゆく 何分経っただろうか? もしかしたら数秒も経ってないかもしれない 静まり返った部室の中、 先輩は口を開く 「儀式は成功した」 そういうと部室の外へ出て行った すぐに追いかけようと廊下に出ると もう先輩はいなくなっていた 部屋に物を置きっぱなしだとまずいと思い ふと部室を見ると 先輩が用意したものはなくなっていた 血が滴っていたはずなのに その痕跡もなくなっていた そのあと先輩の名前を呼びながら大学の構内を探したが いくら探しても見つからず 諦めてとりあえず自宅のアパートに戻った 次の日、大学に行き サークルのメンバーに ○○先輩見ませんでしたかと聞くと 「○○先輩なんていたっけ?」 そう言って他のメンバーにもその子が聞き直した 他のメンバー知らないと言い 「君の勘違いじゃない? そんな人いないよ」 と言われた 納得できなかったので いつも見ているサークルのメンバーリストを見せてもらったら 先輩の名前がある場所には違う人名前があり 先輩の名前はなかった 信じられなかった俺は 先輩が住んでいたアパートに行ってみたところ 部屋には表札がなく 何年も住んでないような空家だった 俺は先輩から聞いた店を思いだし 駅の裏にあるという店を探したが XXXという店は見つからなかった そして俺は 先輩の存在が居たのかどうかも信じられなくなった そういえば先輩の顔 どんな顔してたんだろう? 結局、先輩の言うキマイラの儀式とはなんだったのか ゴブリンの右手はとはなんだったのか? 先輩への記憶が薄れてゆく中、 俺はこの文章を書いている 多分、先輩の記憶はなくなってしまうだろう そしてこの文章を読んだ方へ ゴブリンを右手を手に入れたという人がいたら すぐに手放すよう話してください そうしないと俺が先輩を助けれなかったように その人が居なくなってしまうかもしれません もう一度言います ゴブリンの右手は手放してください
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった28
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
BLUE GIANT MOMENTUM(3) (ビッグコミックススペシャル)
ぼっち・ざ・ろっく! 7巻 (まんがタイムKRコミックス)
交響詩篇エウレカセブン(1) (角川コミックス・エース)
交響詩篇エウレカセブン(4) (角川コミックス・エース)
交響詩篇エウレカセブン(6) (角川コミックス・エース)
NHKにようこそ!(8) (角川コミックス・エース)
前の話:【洒落怖】言えていないこと
次の話:【洒落怖】気にしない
怖い話 No.2691
【洒落怖】早朝から
1293
50
短編1分
怖い話 No.902
【洒落怖】誰かの声
1328
26
怖い話 No.2265
【洒落怖】点灯する蛍光灯
1230
39
怖い話 No.2126
【洒落怖】ジョギングコース
1574
19
中編3分
怖い話 No.1039
【洒落怖】どっちが?
1220
43
短編2分
怖い話 No.7534
【洒落怖】持ち帰ったテープ
1663
31
怖い話 No.2897
【洒落怖】好奇心
朗読 りょりょの怪談チャンネル【作業用かいだん朗読】
2848
57
長編7分
怖い話 No.10032
【洒落怖】彼女と髪の長い女
1015
33
怖い話 No.9658
【洒落怖】踊る影
1296
怖い話 No.22791
【洒落怖】療養中
575
11
長編5分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
袋叩き
ペイント
ばあちゃんの人形
呪いのエノキ人形
ラフレシアを求めて
読書家
拍子抜け
水泳部はほとんどが女子
自称犯人