怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
妙見山
お気に入り
1920
42
0
長編7分
コピー
「妙見山」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
ここは関西では かなり有名な心霊スポットである 名は『妙見山』 彼と知り合ったのは 高校3年生のことであった 当時、 あるスーパーマーケットでバイトしてる時に出会った彼は 霊感が強く「視える」そうであった 彼は一つ年上で、 バイトでは私のほうが先輩だったのだが、 仮に彼をO君としておく O君はとても陽気な性格で、 皆から信頼をおける人物だった 私もO君の人柄に惹かれ、 いつしか先輩のような存在になっていた ある日 「よかったら飲みにいかへんか?」 と誘われた もちろん断る理由もなく、 私は一つ返事で了解した 焼き鳥を食いつつ、 楽しい話で盛りあがった所、 O君はこう言った 「俺な、霊感があるねん」 それは噂で知っていたが、 どれくらい信憑性があるかは定かではなかった 酔った勢いで私はO君にこう言った 私は 「うわ、、、ほな、なんか怖い話してや~」 「ええで。実は俺の住んでるマンションやけどな、、、」 O君は話し出した 「俺が部屋で雑誌読んでてんや。 夏やから暑いやろ?窓あけっぱなしでいてん」 「ほしたらなんか妙な気配がしてな、、、 窓の外をみたんや、、、」 「ほんだら、 生首がようさん窓の外を並んでこっち見とるねん。 めっちゃビビったで!」 「思わず窓閉めてな、なんやねんあれ?って思ったわ。 ほんで便所行きたくなってな、小便に行ってん」 「小便しとったら、 イキナリ金縛りにあって天井から長い髪の女がいきなり落ちてきよるねん。」 「目があってなぁ~、何ビビらしとんねんって思ったわ!」 霊感がない私だが、 これはおもしろい話をきいたと思った これも彼の陽気な性格のおかげだろう、、、 「ほな、シメよか?」 O君はそう言って、 お茶漬けを注文した ひとしきり食べて会計はO君が支払ってくれた 「ご馳走様、、、」 と言ったあと 「俺んちこうへんか?」 と誘われた 家も近いことだし、 私は即座にOKした 「連れ呼んでええか?」 連れとはO君の同級生で、 私の部署の先輩のHさんであった 「ほな、行こか?」 私達は、 O君のマンションでおち合せることになった O君の住居で驚いたのが、 あちこちに御札が貼ってあったこと、、、 曰く、O君の家族は皆「霊感体質」であった O君は言う 「あんま意味ないんやけどな、、、」 ほどなくしてHさんが来訪した 彼も霊感というものがなく、 しかし「霊感」ってものは「うつる」らしい、、、 Hさんも奇妙な体験をしていたのであった 「Oの家に行くときの話やけど、、、」 ここでいわゆる、怪談話がはじまったのだ 酒を飲みつつ話に耳をかたむけた 「こいつ(O君)の家、 向かうとき車で線路沿いの道を走っててん、、、(能●電鉄)」 「手前に駅があって、電車が止まってるのを見てんや。 そいつを追い越して、ほんで次の踏み切りで、 あ~踏切待ちかって思うてんや」 「でもな、遮断機は降りてないし、 駅の方を見ても何もないねん」 「せやけど、駅待ちしてる電車追い超して 踏み切り待ちしてるわけやろ?そんなハズはないねん!」 「あれは不思議やったわ、、、」 電車の幽霊か? 私はそれでも面白いと思った しかし、話はこれでは終わらなかった、、、 誰かが言った 「妙見山行こか?」 そこは関西でも屈指の心霊スポットとして有名である 「行こ、行こ!おもろいやん!」 なんだかんだで、即座に話は決まった 駐車場で話し合いをしている所に、 O君の弟が帰宅していた 実はO君というのは双子で、 彼と同じく霊感が強いのだった 話をすると 「俺も行きたい!行きたい!」 とせがんだ 結局、車で4名『妙見山』に行くことになった 国道173号線をこえ、 「一庫ダム(ここも有名な心霊スポット)」を渡り、 いざ妙見山を目指し車はひた進んだ 山道を登りながら、O君は言う 「この山上の『野間トンネル』が怖いねん、、、」 「前な、来たことがあるねん。 夜やけどトンネルをくぐろうとしたら 天気もいいのに急に風が吹くねん」 さらにこう言う 「そん時な、まわりの森がざわめくねん、、、」 「トンネルの入り口に女が立ってたような気がしてん、、、 あれは気のせいやったんかな?」 そんな雑談をしながら、 私達は目的地へ向かっていた うねった道を突き進み、 とうとう頂上の野間トンネルに来た ゆっくり速度を落としてトンネルに入る、、、 トンネル中央でO君が言った 「エンジン止めよか?」 ブルン、、、とエンジンが止まる 辺りはしーんとしてる 「なんもないなぁ~」 エンジンをかけ、トンネルをくぐった トンネルを抜けたところに山茶屋がある そこの駐車場に車を止めた 口々に言う 「何もなかったやん?」 その時、O君の弟が言った 「おる!うわ~気持ち悪~!!」 そこは更に頂上へめざす道であった その道を気持ち悪いと彼は言う 「そうかな?」 正直、私は何も感じなかった 頂上というのは、 大阪市内の夜景が遠くに見えて 私的にはとても好きな場所だったから。 ただ、街灯もなく暗闇が覆っていることは多少、 気味が悪かったことは確かだが、、、 自動販売機の缶コーヒーを飲みつつ、 ゆったりしてる頃、、、 O君が言った 「『首切り場』行こか?」 『首きり場』 この場所はあえて言わないでおく これはすさまじく怖かった、、、 道なき道、けものみちを ひたすら懐中電灯とジッポーライターの灯りだけを頼りに進んだ 進む所が見えない 周りは雑草が生い茂っていて、 前を見ることも困難だった やがて、、、 舗装もされていない階段みたいな道を突き進んだ O君の表情がちらりと光に照らされて見える、、、 人の恐怖した真っ青な顔ってこうなのか? 彼が言う 「首がたくさん見える、、、」 「アカン、ここ来るんやなかった、、、ヤバイわ、めっちゃ怖い、、」 Hさんも同様、あきらかに恐怖している! もちろん弟も、、、 私ももちろん怖かった しかし、そんなものは見えない ただうっそうとした木々が見えるだけ、、、 少し広場的な場所にたどり着いた O君が言った 「○○ちゃん(私の名前)見えないんか?」 はて?・・・よく目を凝らしてみる・・・ 見える、、、 確かに見える! 見えるという感覚は正解ではない。 感じるのだ それは空間から複数が確かに私達を見ている! それも見ているだけじゃない どう表現すればいいか? 『怨念』のような気配を感じる それがジワジワと迫ってくる感じと言えばいいか、、、 恐怖としか言いようがなかった 「ヤバイ!帰ろう、、、」 O君が言う O君「みんな落ちついてな!」 とてもじゃないが、 落ちつける雰囲気じゃなかった 帰りすがら何度もコケまくり、 ヒザをすりむき、、、 皆、パニック状態、、、 命からがら?車に戻りました そして帰路に着いた 「やっぱりあそこは行くべきじゃなかった」 これが正直な感想です 実はこのまま帰るのもシャクなので、 帰りに無謀にも『野間トンネル』でいくつかの写真を撮りました が、、、現像してみると ほとんどが真っ黒なネガでした、、、 これも霊のしわざなのか?? それは定かではない、、、 霊感のない私でも明らかに、 “何か”を感じとることができた体験です(今でも不思議ですが) 実はこの場所は 「奇跡体験アンビリバボー」の心霊写真でも登場した土地です 「くびきり場」のことも触れてます ここはむやみに行く場所ではありません 訪れたいのなら、「自己責任」で。 あしからず、、、
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった42
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Switch売れ筋
スーパー マリオパーティ ジャンボリー - Switch
ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション -Switch
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL - Switch
ドンキーコング リターンズ HD - Switch
Pikmin 4(ピクミン 4) -Switch
世界のアソビ大全51-Switch
前の話:【洒落怖】たかし
次の話:【洒落怖】袋叩き
怖い話 No.18210
【洒落怖】孤独死した女性の部屋
1929
36
短編2分
怖い話 No.1394
【洒落怖】何の影?
1501
45
短編1分
怖い話 No.8583
【洒落怖】ハチロー
1404
37
長編6分
怖い話 No.8810
【洒落怖】大きな橋
1307
32
怖い話 No.22871
【洒落怖】お面が落ちていた
朗読 OCCULT HITORI 怪談朗読ラジオ オカルトヒトリ
1089
25
1
怖い話 No.9261
【洒落怖】昔の知人
1864
56
怖い話 No.7917
【洒落怖】手書きの地図
871
怖い話 No.17151
【洒落怖】山で見つけた妙な物
1444
39
中編4分
怖い話 No.7268
【洒落怖】迷い人
1193
29
怖い話 No.22735
【洒落怖】危ない遊び
1192
31
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
消えた彼女
でんわ
でんでん
着信7百回の男
戦中の魔物
オヤジ殺し
笑う女の夢
はいじま駅
団地での新聞配達