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もんじょこき
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小学生だった時の話です。 実家は秋田。 田舎なんで家も庭も広いんですよ。 庭には御稲荷さんの祠があります。 ある日、俺が寝ていると夜中にむっくり起きて 廊下をぴょんぴょん跳ねる、奇声をあげる。 親と祖父母が何事かと思って起きてきて、 親父が俺を取り押さえたら、 ぱったり居間で寝たそうです。 意識は多少ありました。 なんか、川の真ん中にある祠?かなんかから 大きい何かと小さい何かに交互に押さえ付けられる幻覚?と、 弟の泣き声だけ覚えがありました。 その後も1時頃になると夜中になると むっくり起きだし家中を走り回る。 やっぱり意識はあって、 同じ幻覚?見てとても気分が悪い。 親は俺が「もんじょこき」になったと言ってた。 もんじょこきなってから やたらと変な物をみるようになった。 それは強烈なんで長くなるからやめとくけど、 俺本人よりも親がビビってしまい、 近くに住んでる「神様」って呼ばれてる 憑き物払いのおばあさんに、 弟と一緒に見てもらいにいった。 俺がもんじょこきになってから 弟はおねしょがとまらなくなってしまったから、 それも関係あるんじゃないかってことで。 アポなしで行ったんだが、 玄関開けたらその憑き物払いのおばあさんが待ってて、 「くるのおせがったな。 あんたがださ悪さしてるのは狐様だな」 って言われた。 いきなりだったけど、 おかんはすぐに意味理解した。 まず、おばあさんがでかい、 見たこともない仏壇の前に案内して、 丸い座布団に俺と弟を座らせた。 おかんはその後ろに着席したと思う。 おばあさんは派手な衣装?に着替えて、 鈴がいっぱいついた棒を片手に持ち、 もう片手には木の板みたいなのを二枚持った。 読経しながら鈴を鳴らし、 俺と弟をぐるぐるまわりながら木の板でばんばん叩いた。 10分くらい続き、なんだこれ?って思ってたら、 急に弟が低い声で唸りながら白目剥いて、 じゃ~っと小便もらした。 尋常じゃないくらいの量で畳もびちょびちょ。 おかんは焦ってた。 それを見た俺は、 こえ~と思って立ち上がろうとしたらなぜか立てない。 それで前のめりに倒れた。 それで胸が熱くなって涙が止まらない。 それでなんか顔があったかい。 俺も大量のおもらし。 出た感覚がまったくなかった。 そしたらおばあさんが 「でだな~、こいだば大変だったべ」 って言った。 出た瞬間に体が楽になったの覚えてる。 それで少し休んでからおばあさんが説明してくれた。 「まずよ、おめさ憑いだったものは狐様だ。 あど50才で自分の命絶ったおめだの先祖様だな」 おかんになんか心あたりはないかって聞いてきた。 確かに家では御稲荷さんがある。 おばあさんが 「原因まではわがんねーがら一緒に家まで行ってやるな」 それでそのまま四人で家に行きました。 家着いておばあさんが、 「あいだな?おごってるがらおめがだくるな」 (あれだな?怒ってるからお前たちはくるな) と言われました。 おばあさんは祠の前で何か何回もおじぎをして、 「こっちゃきていいどー!」 と言ったので行ってみると、 御神体がペンキ?で真っ黒に塗られてました。 それと祠の奥にあるお札に 『ゆうさく参上』って書かれてました。 ゆうさくとは、 家の隣に住む六年生のことです。 おばあさんは、 「おめの家にあだなしたわげでねな。 それより問題なのは先祖さまだな。 自分で命絶ったおなごいねがきでみれ」 と言われました。 とりあえずおばあさんの家に送って行き、 お守りを書いてもらいました。 「このお守りもってればだいじょぶた。 おめさあだなすごどはねーがら。 でもででいってもらうのはじがんかがるな」 と言われました。 ただの紙に筆で書いたのを四角く折ったものだったので、 おかんが毛糸でお守り入れを作ってくれて、 それを毎日首から下げて暮らしました。 一応狐憑きの話はこれで終わりです。 祖父に聞いても自殺した祖先は知らないと言われました。 狐憑きにあった数日と、お守りを外した時、 かなり忘れられない体験をたくさんしました。 お守りをぶら下げてから二ヶ月後には、 毛糸の入れ物ごと真っ黒になりました。 そんな話をいつか書き込みたいと思います。
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