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友人達が私の部屋に泊まることになった
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私は霊感なんて全然ないし、 初めての体験だったのでめちゃびびりました。 今から4年位前になります。 その頃は大学に通うため、 実家を離れ独り暮らしをしていました。 その頃はちょうど夏休みで、 友人二人と私の部屋で遊んでいました。 夏休みということもあり、 そのまま友人達は私の部屋に泊まることになりました。 適当に晩飯を済ませた後、 3人で怖い話をして盛り上がっていました。 内容はネットで見たものを話して聞いて、 こえーこえー言うだけの他愛無いものです。 さんざや夜遅くまで話して、 もういい加減寝ようということになり寝る準備をすることにしました。 寝る準備をしてるとき、 友人の一人A(ここでは友人二人のことをAとBにしておきます)が たまたまデジカメを持ってきていたらしく、 「どうせなら寝てるところをカメラで動画撮ってみね?なんかうつるかもよ?」 と言ってきました。 さっきまで怖い話をしていたこともあり、 私とBはノリノリでOKしました。 私たち三人が寝てるところが撮れるようにデジカメをセットして、 さっそく寝ることにしました。 私が布団で寝て、 二人は、床にはカーペットが敷いてあるので、 クッションと、当時は夏だったので薄手のタオルケットを渡し、寝ていました。 いざ寝ようと思っても、なかなかその日は寝付けないでいました。 なかなか寝付けないので、 布団の上で困ったなーとか考えていました。 するとどこからか、 かなり小さい話し声のようなものが聞こえてきました。 AとBが話してるのかなと一瞬思ったのですが、 すぐに二人の声とは違うことと、 なんだか普通の話し方と違うことに気がつきました。 かなり小さい声なので、 何を言っているのかどこからか聞こえているのかよくわからないのですが、 聞いてるとどうやら話し声ではなく、 お経のようなものを唱えているような感じでした。 それがわかると、やっぱり二人は起きていて 私をびびらせようとしていると思い、 無視してさっさと寝ようとまた目を閉じました。 するといつの間にかその声は消えていて、 二人も諦めたなと思っていました。 それから少しして私は完全に寝ていたのですが、 またさっきのお経のような声で目が覚めました。 さっきより少し声が大きくなっているような気がしました。 いい加減しつこすぎだろコイツらと思っていました。 いい加減ウザいと思ったので話しかけようと思ったら、 A「(私)起きてるか?」 私「あー起きてる」 A「なんかさっきから聞こえね?」 私「いやそういうのいいからさっさと寝るぞ」 A「いやマジだって、なんかさっきからお経みたいなの聞こえるんだって」 私「確かに聞こえてたけど、あれどうせお前らだろ?もうねよーぜ」 A「は?俺じゃねえよ。 俺だって寝る前にセットしたデジカメで 心霊動画撮れるか実験したいから、さっさと寝ようとしてんだけど、 さっきからお経みたいなの聞こえてきて、気になって寝れねえんだよ」 なので私は、ならBがふざけてると思い、 Bに話しかけました。 このときAが私の布団の隣で寝ていて、 その隣にはテーブルが置いてありその隣にBが寝ていて、 私が寝る体勢だとBはよく見えない状態でした。 なので隣のAが何度かBにちょっと大きめの声で話しかけたのですが、 全く起きる気配はありませんでした。 このとき私も体を起こしてBの様子を見たのですが、 完全に爆睡していて全く起きる気配はありませんでした。 なんかこの時はいい加減眠くなってきていたので、 考えるのもめんどくさかったので、 寝ようと思いまた横になりました。 横になって少しすると、 またお経のような声が聞こえてきました。 さっきよりももっと大きな声になっていました。 さすがにこの時は、 感覚的になんか異常性に気づきました。 正直この時は少し気味が悪かったので、 さっさと寝ようと思い目を閉じてじっとしていました。 少しするとまたお経の声が消えてしまいました。 正直ほっとしていたのですが、 急にさっきよりももっと大きな声でお経が聞こえてきました。 さっき聞こえてきた声の大きさが 普通の会話位の大きさだったのに対して、 今度は部屋中に響くくらいの大きさでした。 この時はかなり頭の中が混乱していました。 するとしびれをきらしたのか、Aが 「うるせええ!!」 と言って起き上がりました。 Aが突然でかい声を出すので、 私は心臓が口から飛び出るかと思いました。 この時は私の部屋はかなりうるさかったと思うのですが、 Bは相変わらず爆睡してました。 いつの間にかさっきのお経のような声は消えていました。 するとAが、寝る前にセットしたデジカメを 確認してみようと言い出しました。 私も同意し、さっそく見てみることにしました。 ですが、うつっているのは私たちが寝ている姿と、 少しAと話した位しか音は入っていませんでした。 お経のような声はかなりうるさく聞こえていたので、 私たちは「は?」という感じでした。 私とAがなんだよこれと話していると、 いきなりBの携帯に電話がかかってきました。 この時は確か4時~5時位だったと思います。 Bは起きる気配もなく、 体を多少揺すったりしたのですが寝息をたてて爆睡していました。 着信音がうるさいので携帯を止めようと思いました。 すると、発信者が私の携帯になっていました。 私はすぐに自分の携帯を確認しましたが、 当然私の携帯は何もかけていませんし、 履歴にも彼の名前はありません。 私がなんだこれと思っていると、 Bの携帯への着信は勝手にきれました。 私はこの時は何度もAに 「Bとふざけてるだろ。いい加減にしろ」 みたいなことを言いました。 ですがAはずっと 「ほんとに俺たちじゃねえよ。俺だってわかんねえよ」 みたいなことを言っていました。 するとまたBの携帯が鳴りました。 やっぱり私からの発信とBの携帯には出てるのですが、 私の携帯はこの時誰にも発信していません。 Aが 「Bも起きないし、とりあえず出てみる」 と言い、Bの携帯を手に取り耳に当てました。 耳に当ててから少しの間の後、Aは 「うわっ!」 と言いながら携帯を床に投げ捨てました。 私が何があったのか聞くと、彼は 「さっき聞こえてたお経が聞こえた」 と言いました。 Bの携帯はいつの間にかきれていました。 この時は寝ることなんてできないので、 とりあえずテレビを見ていました。 しばらくするとBが起きてきて、変な夢を見たと言いました。 夢の内容は、 私が部屋の真ん中に座りひたすらゲームをしているのですが、 私のすぐ後ろに一人のお坊さんらしき人が座りながらお経を唱えている。 そして部屋を囲むように、 びっちり子供達が棒立ちで私のことをじっと見ている。 子供達は壁際に立っていて、 私のところに詰め寄ろうと一歩踏み出したところで Bは目が覚めたとのことです。 これが当時体験したことです。
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