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秀吉の首
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オレがオカルトに目覚めたころの話。 オレの地元に有名な心霊スポットがある。そこはある城の跡で心霊スポットとしてはすごい有名なところ。 昔、北条なんとかがそこの城主だったんだけど北条と兵士の大半が留守中にどっかの軍(たしか秀吉)が攻めてきて城を落とされた。その時、城に残っていた女、子供は敵の手にかかるよりはと思い身投げしたらしい。 そいつらの怨念が残っていて出るってとこ。そこに友達と突入した。 その城跡に行く前により幽霊が出やすいようにしようと思い立ったオレたちは、コンビニに向かい食玩の戦国フィギュア(中に何が入っているかわからないやつ)を購入した。秀吉が攻めたらしいので秀吉のフィギュア持ってったら祟りとか受けそうだと思ったオレ達は二回目で秀吉ゲット。 一回目にでた鉄砲隊と一緒に胸ポケットに入れて城跡に向かった。城跡といっても今は山みたいなもんだった。 木が生い茂ってる。ちょっと進むと森の中から殺気じみたものがビシバシ伝わってくる。 多少びびりつつも良く出ると言われてる場所に向かおうとしたらちょっと進んだだけで急に一人が吐き出したのでしょうがなく帰ることにした。まぁ行くところもないのでとりあえず近くのファミレスで休憩して吐き出した奴に話を聞くと吐いた奴は急に気持ち悪くなったらしい。 因果関係はわからないけど多分雰囲気に飲まれたんだろう。と、なんだかんだ話しているうちに秀吉フィギュアを思い出した。 おぉそういえばと胸ポケットから出すと秀吉は首がなくなっており鉄砲隊はバラバラになっていた。フィギュアは組み立てるやつじゃなくて元からくっついてるやつ。 鉄砲隊の体のパーツは全て胸ポケットにはあったが秀吉の首はなくなっていた。夜遅かったしみんなちょっとびびったのでその日は解散した。 その後オレは特に変わりはなく過ごしていたがある時、塾講師をしている知り合いに心霊スポットに行って来た話をした。秀吉の首の話もした。 すると知り合いは顔を青ざめながら教えてくれた。曰く、生徒の社会の授業の研究発表みたいなものを手伝った時にそこの城跡を調べたらしい。 するとあまり知られていない歴史裏話が見つかった。城を留守中に落とされた北条なんとかは帰るところがなくなったので他の城に籠城した。 秀吉軍はその城に攻めに行ったがなかなか落ちないので北条軍の士気を下げるために城跡で自害した奴らの首を切って籠城してる城にガンガン放り投げていたと。その怨念で秀吉の首がなくなったのかなぁ、なんて思いました。
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