怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
隣の音
お気に入り
1609
45
1
0
中編4分
コピー
「隣の音」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
おれの家の隣の空家からさぁ、夜になると、時々変な音が聞こえるんだよ。 まるで、人間か動物か分からない何かが、暴れて、叫んでいるような、例えようのない、そら恐ろしいものなんだよ。昼間は全然音がしないのによ。 ガシッ、ガシィッって低い響きの中に、時折、うめき声が混じっててさぁ。のどかな田舎町だし、下手に駐在さん呼んで何もないと、酷く叱られるだろうし、放置しようと思ってね。 本当、放置すべきだったと後悔してるよ。わすれもしない、あの夜だよ。 隣家のもの音がいつにもましてうるさくて、眠れなくてさ。最初は、ガスン。 。。 ガシィ。。 。って、これまでも何度か経験のある、鈍い、低い響きだったんだ。 でも、その夜は違った。だんだんと、音が暗闇の中で、大きくなるんだ。 そして、そのたびに「ぎゃぁ!うがぁ!」って、内臓がはみだしそうな、心の凍りつくうなり声(悲鳴?)がはっきり聞こえるんだよ。今度ばかりは、絶対におおごとだと思って、すぐに駐在さんに電話したんだ。 夜だから、駐在さんも自転車でくるんだけど、でも、なかなかこないんだよ。2時間くらいたったかなぁ、不安になったよ。 相変わらず、隣の音は聞こえる。時間がたつのがすごく長く感じられたよ。 もしや、誰か監禁されてんじゃないだろうか、とか、もしかして女の子かも、とか、変な正義感が膨らむんだよ。覚悟を決めて、おれは突入する事にしたんだ。 腕っぷしには自信があったし。護身用に、農作業で使う鉄杭と鎌を持ってった。 玄関まで行くと音がやんだ。しーんと静まり返った闇の中、おれはドアをそうっと押した。 ギ・ギ・ギ。。 。ロウカは、気味悪いくらい広くて、懐中電灯で照らしても、暗闇に覆われてた。 電気でも付かないかと思い、手探りで壁を探ってみたんだ。音が出ないよう気をつけて、スイッチを探した。 でも、スイッチが見つからない。。 。この家には、電気もないのか?ってイライラしたよ。 そしたら今後は、懐中電灯が消えた。何の予告もなしに。 「マジカよ!うそだろ!」って、思わず大声を出すんだ。そのときだった。 後ろから、「すぅっー。はぁ。 すぅっー。はぁ。 」って、なんか不気味な呼吸音がするのに気が付いたんだ。もう怖くて動けなくて。 ようやく、「うぉぉ!!」て声を出した時には遅かった。俺は突然崩れ落ちた。 力の入らない俺の視界に黒い女がすぅっと入って、口元を歪め言ったよ。「ヒヒヒ。 ワスレロ」ってね。そして、おれのスネを軽く噛んだ。 全身を、とり肌が一気に覆ったよ。黒い女はスネに歯形をつけると、その跡をペロリとなめた。 そのとき、暗闇になれた俺の目は、黒い女の青白い目を見たんだ。女は、今度はおれのスネを少し噛みちぎった。 気絶した。何時間たったろうか、翌朝、俺は家の隣の「空地」で目覚めた。 となりには、知らないおじさんの死骸が転がっていた。傷だらけの。 。。 駐在さんが驚いた様に近づいてきて、言ったよ。「君も心臓が止まってたんで、死んでると思った。 」僕は、「ここに家があったはずでしょ」って聞いた。夜中までは、確かにあった。 。駐在さんは、「あんたの家の隣のことだら。 むかしからここは空地だよ」って言ってる。。 。さらに、駐在さんは、昨晩のことを聞きたいから、病院で検査受けたら、事情聴取したいと言った。 止めてほしかったよ。混乱してるし、もう思い出したくなかった。 でも、止めるわけなかった。おじさんは他殺みたいで、おれは重要参考人。 でも、おれは、忘れなきゃいけないんだよ。だって、黒い女に言われたんだからな。 ばかだったよ。変な正義感で、スケベ心で、突撃して。 あんな音ほっとけば良かったのに、って。駐在さんを呼んだんだから、あとは任せておいても良かってに、ってね。 黒い女のことは取調べ中何があっても絶対口にしなかった。結局、おれは、おじさんの死亡推定時刻にアリバイがあり、動機もないので、罪をかぶせられることはなかった。 今でも俺は、空地の隣の、この家にすんでる。縦も横も上も下も、何を信じていいか分からない。 でも、このスネに、縦に残った傷跡は物語る。黒い女が幻ではないことを。 おれが忘れえないあの女との再会を、心のどこかで望んでいることを。。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
1人が登録しています
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった45
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
こどもの頃のこわい話 きみのわるい話 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2026年9月号
本当にあった怖い話集1 本当にあった怖い話集【1】
実際にあった怖い話 2026年7月号
座ったおじいさん: その7 フォロワーさんの本当にあった怖い話
本当にあった怖い体験談7: てにくまちゃん。の怖い話 てにくまちゃんの怖い体験談
前の話:【洒落怖】行方不明の同級生
次の話:【洒落怖】見守るチコ
怖い話 No.1179
【洒落怖】供養してない水子が2体
1810
32
短編2分
怖い話 No.7160
【洒落怖】自転車をこぐ音
2772
38
中編3分
怖い話 No.9583
【洒落怖】天狗の話
3054
54
怖い話 No.2900
【洒落怖】ピエロの夢
朗読 怖い話 / 怪談朗読 by BABTAN ホラーチャンネル,めたんの怖い話紹介ch,神栖星花研究所ルグルダー,【怪談朗読】新崎郁美のマヨナカラジオ,G級戦犯,はこわけあみ 酔いどれホラーV,2chとかの怖い話をまとめる裡沙,くろさわ怪談朗読
21185
242
39
19
怖い話 No.807
【洒落怖】すし屋のイヌ
2092
37
短編1分
怖い話 No.2726
【洒落怖】エレベーターの中で
1582
36
怖い話 No.7799
【洒落怖】画面と音声が違うカーナビ
2137
33
怖い話 No.8505
【洒落怖】手形
1812
31
長編8分
怖い話 No.2381
【洒落怖】ここはあたしの家だよぅ
1683
44
怖い話 No.7166
【洒落怖】生まれたがり
朗読 G級戦犯
4742
56
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
井戸の神様
ホテルにて
鬼を祭った首塚
何かがベットの下に何か落ちていました
いきなり求婚してきた
年寄りの夫婦
死ぬ程恥ずかしい墓参り
不動産屋さんの悲鳴
お母さんはここにいるよ