怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
御利益があるという神社に行ってきた
お気に入り
1697
36
0
中編4分
コピー
「御利益があるという神社に行ってきた」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
去年の正月から少し経ったくらいに誘われて神社に行ったんだ。きっかけはギャンブル好きなの友人が仮想通貨で儲けたいってことで、御利益があるという神社を探してきていて行くことになった。車で一時間、他府県の神社だった。仕事の都合で、神社についた時間は夜7時。友人は「神様に時間は関係ない」と言っていたが…着いてみると屋台がポツポツ4つくらいあって、イカ焼きやポテトが売られている。 焚き火があり、石燈籠にも明かりが灯っていて、人もまばらではあるがそれなりにいる。正月から10日くらい経っているのに人がいるんだなと思っていると、一人の初老の男性が目についた。皿に猫の餌を入れているところだった。初老の男性は地域に一人はいる猫おじさんで、毎日神社の猫に餌をあげているらしい。友人が「こんばんは、正月から10日くらいたつのに人が結構いるんですね」と話しかけていた。男性は「今の時期はまだまだ人が来るけど、普段は毎月の月祭り以外は寂しいものだよ」と言った。男性は僕らを気に入ってくれて色々な話を聞かせてくれた。親の大病を神社の神様が治してくれた話。稲荷社の狐が夢に出てきた話。神の使いが狐で、猫とは仲が良く、お互いに犬のこと嫌っており、犬の臭いがする人間には御利益がないという話。そして、神様に大きな借りがあるため、毎日神社の掃除と猫の世話をかかさず20年以上しているという話。どの話もおっさんワールド全開だったけど、猫に毎日餌をやっていることは間違いなさそうだった。最後にお気に入りの写真を見せてくれた。稲荷社の狛狐の足の間から顔を出す猫の写真で、男性はとてもいとおしそうに見つめていた。神社から帰って何ヵ月か経った頃、急に神社のことが気になって友人に聞いてみると、場所をGoogleマップで送ってきてくれたので、行ってみることにした休みの日に行ったので昼間に到着した。前回は夜だったが、明るさとは関係なく、景色が全く違って見えた。石燈籠も稲荷社も何もなく、焚き火をしていた広場もない。小さな社がぽつんとあるだけだった。間違ったかと思ったが、車を止めた場所は同じだし、駐車場所から間違うような道ではない。不思議に思いながらお参りをして、車に戻る途中の自販機でジュースを買っていると、一台の軽トラが来た。挨拶がてら神社のことをたずねてみた。正月には集落の人はお詣りにくるが、それ以外の人は滅多にこないということ。月祭りのことを聞いても、年に一度秋にお祭りをやっていたが、今はやっていないということ。まさかと思い初老の男性のことを聞いてみたが、野良猫はたくさんいるけど、そんな人は知らない、猫の世話をするような人がいたら俺たちが知らないはずがないとのこと。今回も他府県ナンバーの見知らぬ車が停まっているので様子を見に来たらしい。前回来たときと余りにも様子が違うので、軽トラの男性に話を聞いてもらっていると、男性は笑いながら「狐に化かされたな、そんなときはタバコを吸え、狐が嫌がって離れていくから」と言う。また、「神社の屋台で何も食べなくて良かったな」と言っていた。彼のお爺さんくらいの時代には、狐に化かされることはあまり珍しいことではなかったという。最近でもたまに化かされて石や毒キノコを食べさせられたりするらしい。全然怖くなかったけど、不思議だったな。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった36
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
会社を辞めてバイクにまたがり今日も会いにいく 日本一周心霊ノ旅
訳アリ心霊マンション 4巻【電子特典付き】 (バンチコミックス)
あかりとシロの心霊夜話 36巻
邪鬼の泪 浮雲心霊奇譚 (集英社文芸単行本)
心霊探偵八雲1 完全版 赤い瞳は知っている 心霊探偵八雲 完全版 (講談社文庫)
心霊リスクマネジメント事例集2: ビジネス専門の霊能者「霊視経営コンサルタント」が教える「心霊リスクマネジメント」の事例をまとめた続編|前作1巻とは異なる事例が満載でビジネス上の心霊リスクや霊的なリスクヘッジの事例を知りたい時に辞典や辞書としても活用できる便利な事例集|ビジネスに必要なリスクマネジメントの一つである心霊リスクを知れる専門書|心霊リスクをビジネスに活かすヒントが知れる一冊 ... (霊視経営出版)
前の話:【じわ怖】夢見が悪い
次の話:【じわ怖】運んでくれた女の子
怖い話 No.4286
【じわ怖】妹が遊びに来た
1795
43
1
短編2分
怖い話 No.13532
【じわ怖】宅配ピザ
1438
27
怖い話 No.12072
【じわ怖】らしき人物
1339
45
短編1分
怖い話 No.4787
【じわ怖】下宿先のオヤジさん
1602
39
中編3分
怖い話 No.5746
【じわ怖】神憑き
1426
30
怖い話 No.5081
【じわ怖】猫の石
1186
35
怖い話 No.19302
【じわ怖】電子顕微鏡観察
1260
32
怖い話 No.4467
【じわ怖】Nちゃんの雛人形
1840
44
怖い話 No.3972
【じわ怖】私の娘
1900
怖い話 No.11851
【じわ怖】朝起きると必ず喉が痛いということがあった
688
51
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
元恩師にストーカーされていた
家鳴り?
幽霊のいた家
公衆電話ボックス
子供がうるさい
蛆が落ちてくる
寂しい岩場道