怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
とある施設の奇妙な利用者
お気に入り
1541
44
0
中編3分
コピー
「とある施設の奇妙な利用者」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
俺的に怖かった実体験。今はもう辞めたんだけど、少し前にとある施設の管理人(受付?)をやっていたんだ。基本無料の施設で、静かで冷暖房も完備してるからホームレスや中高生やヤンキー、色んな人が来るんだけど、その日の夜は特に奇妙な利用者が来た。それは女で、まるで顔を隠すように手で顔を覆いながら建物に入ってきたんだ。挨拶をしたけど当然返事はない。足取りはしっかりしていて、一階ロビーの奥のソファに腰かけてた。今日も変なやつが来たなーと思いながら仕事にとりかかって、なんやかんやで仕事が終わったのが施設閉館一時間前。 最後に掃除でもするかとロビーにでたら、さっきの人がまだ残っていた。この時初めて不気味に思ったんだけど、まだ顔を手で覆ってた。これで姿勢が前のめりでうつ向き気味にでもなってたら、なんか悲しいことでもあったのかな、とでも思っただろうけど、そんなことはなく、姿勢はまるで見本のように足まで揃えてきっちりとしていた。入ってきてからずっとそうしてたのかと思うと怖くなり、さっさと目に入らないところに移動して早く帰ってくれるように祈った。適当に掃除して、戸締まりも確認してなんとか時間を潰してたんだけど、結局その女は閉館時間まで帰ることはなかった。戸締まりしてる時に気がついたんだけど、外は雨が降っていた。うちの施設では傘を忘れた人用のためにビニール傘を貸出ししてるんだけど、その女は鞄もなにもなく、傘も持っていないようだった。話しかけたくなかったけど、施設は閉めないといけないので、仕方なくそろそろ閉館時間だから退館願いますみたいなことを言って傘を側に置いた。そこからが異様だった。女は傘を取ろうとしたんだけど、手を決して顔からはなそうとしなかったんだ。じゃあどうやって傘を取ろうとしたのかっていうと、顔をおもいっきり傘に近づけて、小指だけを虫の触覚みたいに動かして傘を指に引っかけてた。そのとき指の隙間から顔が少し見えたんだけど、タオル(包帯?)みたいなものが肌が見えないくらいぐるぐる巻かれていたのが見えた。こりゃいよいよヤバイやつだとか、傘どうやってさすんだよとか思いながら、その女が建物から出ていくのを見送った。というか固まってた。その日はそれで建物を施錠して帰ったんだけど、その翌日、バキバキに折られた傘が玄関の前におちてた。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった44
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
いま注目されてる怖い話
フォロワーさんの本当にあった怖い話 : 2 (アクションコミックス)
本当にあった怖い話: −コマラセラレタ (あん堂)
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし (宝島社文庫)
「超」怖い話 癸 (竹書房怪談文庫)
実際にあった怖い話 2024年9月号
ちょっと怖い話1 フォロワーさんのひとこと体験談
前の話:【じわ怖】閉鎖されていた部屋
次の話:【じわ怖】驚きすぎると何も考えられない
怖い話 No.21802
【じわ怖】自殺頭痛
1139
15
長編5分
怖い話 No.12896
【じわ怖】悪臭の原因
1457
40
1
短編1分
怖い話 No.12292
【じわ怖】ある日の夢
1310
39
怖い話 No.5817
【じわ怖】急行銀河が20系客車で運用されてた頃
1764
31
怖い話 No.5527
【じわ怖】社屋の開かずの間
1702
30
怖い話 No.5672
【じわ怖】毎晩電話かけてた
1079
33
怖い話 No.5872
【じわ怖】オカルト発報
1119
43
短編2分
怖い話 No.13313
【じわ怖】さえもん小屋
1272
29
怖い話 No.5706
【じわ怖】呪いのキュー○ー人形
1351
怖い話 No.4859
【じわ怖】便所借りる!
1815
36
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
壁から200本の手が出てくる
山を登ろうとする夢
蝗の大群
取り囲まれた家
時空のお姉さん
遠泳実習
私の娘
知らない方が良いこともある