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九ノ間
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実家の島の話なんだけど、結構古い歴史を持つ島で立ち入ってはいけない場所がある。九ノ間という地区なんだけど、その一帯には家すら立っていない。目の前に舗装路はあるけど、九ノ間に繋がる道にだけには舗装路は無い。急な坂道で工事しにくいとかそういうのもあるんだろう。高校生の頃はそう思ってた。大人になってから寺の跡取り息子(Aさん)と仲良くなり、二人でサザエを取りに行く事になった。島の周りには大量のカゴが入れられていて、島の周りの岩は他所の人がボンベ担いで全部ひっくり返す。でも九ノ間だけは無事だからという理由で九ノ間へしばらく通う事になった。Aさんは寺の跡取り息子だから霊とかそういうの見えるんだし大丈夫だろう。そう勝手に思い込んでた。 九ノ間までは九十九折のような下り坂を300mほど降りるだけ。現地に着くと良質な大きな岩が陸から見えるほどで、ゴミなどもなく綺麗な海が広がっていた。たくさんのサザエを取って帰った。漁協が定めているサイズより大きい物であれば持って帰っていいという決まりがあるので一応犯罪ではない。しばらく通ったある日、サザエを取り終わって焚き火しているとAさんがこんな話をした。ここは昔、賭場があって、この周りに変に置かれてる木材とかは、賭場であった長屋を解体したあとなんだって。江戸時代くらいからあるもので、村上水軍が仕切ったりしてたらしいんだけど、やり方が汚すぎて、下り坂の左右の森でよく首吊り自殺があったんだって。その時によく妖怪が出没するようになって、寺の蔵に妖怪の目撃情報とかを記した本があるんだけど、昨日帰る時にそれっぽいの見たんだよね。だからしばらくここには来ないようにしない?それならやめておこう。そういう話になってこれを最後にやめる事になった。その帰り道、上り坂の途中でAさんの原付きが止まって、Aさんは原付きを捨てて全力で走りだした。法律違反だけど何かやばそうだったので二人乗りして家まで送った。こちらを覗く大きな黒い目玉のような物が見えた事と、原付きを引っ張る黒い影のような物が見えた事を玄関で話してくれて、私には見えなかったけど、見えないだけに怯えながら家に帰った。それから九ノ間が苦ノ間と昔は表記されていた事を知って、だからなんだ!って思うかもしれないがゾッとした。
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