1. ホラスト
2. じわじわ来る怖い話

ヤマモト

お気に入り

• ヤマモトの朗読動画

• 朗読動画を投稿する▼

  「ヤマモト」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。

  ※YouTubeのURL必須

  例：https://www.youtube.com/watch?v=*********** 例：https://youtu.be/***********

  開始時間

  00時間00分00秒

  再生開始の時間を指定する場合は入力してください

  投稿する

• ヤマモトとは

  火車の残花　浮雲心霊奇譚 (集英社文庫)

• 知り合いの話。
  
  フィールドワークで山を一人で巡っていた時のことだ。
  
  軽い疲れを覚える頃、
  小さいが綺麗な池を見つけた。
  
  丁度良いと休憩に入る。
  
  腰を下ろして一服していると、
  池の水面が俄に波立った。
  
  そして波紋の中心から、
  何者かがヌッと立ち上がる。
  
  全身ずぶ濡れの、
  髪の長い女性だった。
  
  
  
  
  
  今風の白いワンピース姿だったという。
  
  驚いて竦む知り合いに向かい、
  女は唐突に尋ねてきた。
  
  「ヤマモトくん？」
  
  彼の名はヤマモトではない。
  
  混乱して声を出せないでいると、
  
  「待っていたわ」
  
  と続けてきた。
  
  その雰囲気に、
  何か危険なものを感じて我に返り、
  即座に否定した。
  
  「いや違います、
  ヤマモトじゃないです！」
  
  女はジッと彼の顔を見つめ直すと、
  再び尋ねてくる。
  
  「ヤマモトくんじゃないの？」
  
  「はい違います、
  僕は断じてヤマモトではありません！」
  
  声を張り上げて全力で否定すると、
  女はのっぺりとした無表情になる。
  
  「そう」
  
  とつまらなさそうに呟くと、
  女は水に溶けるように崩れて消えた。
  
  女が完全にいなくなったのを確認してから、
  彼はその場から逃げ出した。
  
  その後は、
  その池の近くには決して近よらないようにしているそうだ。
  

  怖い話を読んでいると霊が寄ってくる？不安な方はこちらがおすすめ

  ▶幽霊が近くにいるか分かる

• お気に入り

• 

  感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする

• この話は怖かったですか？

  怖かった32

  
• • #短編

• 次はこちらの話なんていかがですか

  

  続きを読む

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  怖い話セレクション

  • 【怖い本】実際にあった怖い話 2025年5月号 Amazon
  • 【じわ怖】入り口の無い部屋 短編2分
  • 【じわ怖】中学の同学年だった男の子 短編1分
  • 【じわ怖】髪の毛が手に絡みつく 短編1分
  • 【じわ怖】黒いアイツ 短編2分
  • 【意味怖】窓越しの会話 短編1分
  • 【意味怖】大きな手術 短編2分
  • 【ほん怖】飛弾の高山祭を見物に行った 短編2分
  • 【洒落怖】友人の相談 長編6分
  • 【洒落怖】謎の校内放送 短編2分
  • 【意味怖】悪魔の契約 短編1分

  Amazon無料でスグに読める本

  • 

    美味しいご飯が食べたくなる漫画⑦: おばあちゃん編 美味しいご飯が食べたくなる漫画【にしみつ】

  • 

    追放された元雑用係、規格外の技術で「最高の修繕師」と呼ばれるようになりました～SSSランクパーティーや王族からの依頼が止まりません～2巻 (グラストCOMICS)

  • 

    勇者パーティから追い出された不遇職【罠士】、ユニークスキル【矢印】で最強になる【電子単行本版】１ (comic スピラ)

  • 

    スキル【再生】と【破壊】から始まる最強冒険者ライフ～ごみ拾いと追放されたけど規格外の力で成り上がる！ ～2巻 (グラストCOMICS)

  • 

    解雇された宮廷錬金術師は辺境で大農園を作り上げる～祖国を追い出されたけど、最強領地でスローライフを謳歌する～2巻 (グラストCOMICS)

  • 

    解雇された宮廷錬金術師は辺境で大農園を作り上げる～祖国を追い出されたけど、最強領地でスローライフを謳歌する～1巻 (グラストCOMICS)

• コメント

• コメントはまだ投稿されていません
  

  ヤマモト についての感想や意見を自由にコメントしていってください
  • 本文：
  • 
    半角文字列だけの入力はできません。
  • 名前（省略可）：

• 前の話：【じわ怖】急にザックが重くなりだした

  次の話：【じわ怖】カンブネ

• この話を読んだ人はこちらも読んでいます

• ※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります

  • 怖い話 No.13252

    【じわ怖】山の中国人

    うちのジイサンの話だが、 聞いたのは親父からだ。 ジイサンの住んでた実家は北陸のほうなんだが、 場所はちょっと勘弁してくれ。 ジイサンが４０代の頃、 自分の

    3026

    46

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.4888

    【じわ怖】厄年のお祭りの後

    昔、ばあちゃんの家に遊びに行った時の話。 その日、ばあちゃんの住んでいる地区で厄年のお祭りがあって、 夕方近くに母ちゃんと一緒に遊びに行ったんだよ。 車から降りてばあちゃんの家に近づくにつれて、 周り

    1349

    18

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.5017

    【じわ怖】肉人に会ったことある

    私、たぶんなんだけど、 小さいころ肉人に会ったことある。 悪い事をすると反省部屋という、 母屋から離れた納戸によく閉じ込められてたんだが、 今考えると放置時間が長くて、（一晩中や半日～丸一日） 暗くて狭

    1759

    38

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.4319

    【じわ怖】不協和音

    中学生当時、文化祭の最後に全校合唱があって（今もあるとは思うが）、 俺が指揮者をやることになった。 そのときの話。 文化祭の季節はうちの中学では秋、とはいっても10月下旬。 おまけに本州でも北の地

    1523

    53

    0

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.18604

    【じわ怖】友達の夢

    友達の十三回忌の前週に、 「これからうち遊びにこない？」 ってその友達の夢見た。 亡くなったのは別々の大学になってからだったけど、 知り合った頃の高校時代

    1053

    37

    0

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12615

    【じわ怖】木造の借家

    今から１４年前に家を建て替えようって話になって、 一時引っ越すことになりました。 その時に借りた家で体験したお話です。 場所は愛知県の岡崎市で、 ２年ほど前に近くを

    1178

    37

    1

    0

    中編3分

  • 怖い話 No.4921

    【じわ怖】洒落怖朝礼で皆グラウンドに集まっていた

    小学生の頃、朝礼で皆グラウンドに集まっていた。 整列かなんかしてたのかな。 ふと校舎の屋上を見ると、 すんごいでっかい人が立ってたの。 大柄っていうレベルではなく、 3メートルくらいありそうだっ

    1531

    41

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.18728

    【じわ怖】残念そうな顔

    当方10代最後の♀。 ピザのくせに胸は残念。 後ろ姿はオバサン。 風呂場で無駄毛の処理してたらぞくっと寒気がした。 その時は湯ざめしたかな～位に

    1432

    43

    1

    0

    短編2分

  • 怖い話 No.12516

    【じわ怖】同じ言葉を呟く

    ちょっといわくのあるアパートに住んでいて、 謎の怪現象諸々に悩まされてた頃の話。 自分の声やゲーム・DVDの声、 あるいはCDの歌など、 とにかく人間の声なら肉声・録音問わず

    1285

    37

    0

    0

    短編1分

  • 怖い話 No.5537

    【じわ怖】寝ていると息が出来なくなる

    霊的な話じゃないんだけど。 小さい頃、寝てる間に、 時々息が全く出来なくなる事があった。 体も動かず、何とかうめき声を出すも、 息が吸えないので肺の空気が減って益々苦しくなる。 もう本当に限界だ

    1143

    28

    0

    0

    短編1分

• このページの監修者

  

  心霊サイト運営者

  全国心霊マップ

  ghostmap

  プロフィール

  

  Twitter

• ヤマモト

  ふっかつの呪文

  べりぱめぉ　のぺわべの　わをせみび　てゎひすば　
  ぎをこごぃ　ろれせぷこ　めむぇえゃ　じあけじの　
  なきぱそぼ　でぞみめゅ　かわぱづぁ　ざぁのみず　
  そぬぬほふ　づふぐあぱ　ぜろぺたす　わまづさつ　
  にねざつで　ひぞょじや　にばにやた　でおしぬほ　
  ヒテヨザフ　リカドムシ　エセノヅツ　カソザゲメ　
  ビヲオテフ　ドビツベレ　ャスカヂサ　ポヲマウザ　
  ヵテアロガ　ィヂテノン　ィケキクブ　ダデペケメ　
  ヅヶカヂュ　オデヌペヌ　ズダィルナ　アハァユデ　
  ピウゾネォ　ゲネシウド　シムルァト　セペゥリチ