怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
一二様
お気に入り
1045
31
0
中編4分
コピー
「一二様」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
自分の田舎の話ね。 自分の地元はクソ田舎で、 耳は遠いし同じことは何回も言うじいちゃんばあちゃんが いっぱい住んでる田舎なんだけどさ。 8月と12月に 「一二(人?)様」 っていう行事みたいなのが行われてるのね。 いつもは地域行事にも参加しないうちの足の悪いばあちゃんも、 その日になると俺に仕事の休みを取らせて 車で送り迎えをしてくれっていうんだ。 で、ばあちゃんから 「8月3日の一二様のお祭りにいきたいから 休みを取ってくれ」 って言われた。 その日はもとから仕事が休みだったので、 送ってあげることにした。 8月3日の朝。 足の悪いばあちゃんをやっとの思いで車に乗せて 一二様のお祭りが行われる公民館の近くの祠へ向かった。 「一二様」という言葉は聞かされていたけど、 実はまだどんなものなのか聞いたことがなかった。 そこで、車の中で俺は、 ばあちゃんに何気なく聞いてみた。 「なぁ?一二様のお祭りってなんなの?」 そうするとばあちゃんはこういった。 ちなみに地元の方言のまま書く。 「おまん、一二様知らんがぁか。 ・・・一二様ってのはこの地域の神様だすけ。 こうやってお参りに行くがど」 俺はその言葉を聞いて、 少し耳の遠いばあちゃんのために ゆっくり大きくこういった。 「ばあちゃん足も悪いんだから 無理してでなくてもいいんじゃないの? 今日は休みだったからいいけど、 俺だってそんな毎回都合よく休み取れるわけでもないんだよ?」 そうすると ばあちゃんは怒ってこういった。 「あったかさ!(ばかやろう) 一二様にお参りしねーとバチあたらぁど!」 そうこうした会話をしている間に 公民館の駐車場についたので、 ばあちゃんを降ろす。 ここからは毎回ばあちゃんは 一人で歩いて祠まで行く。 「終わったら電話するすけ、 携帯持っとけなぁ」 (ばあちゃんには80のお祝いに ラクラクフォンを買ってあげてある。) 「うん。 じゃあまた終わったら ここまで迎えに来るね」 ---ばあちゃんから電話が来たのは 2時間後ぐらいである。 迎えにきてくれという内容の電話だったのだが、 なにやらばあちゃんの声に元気がない。 気になりながらも公民館の駐車場に迎えに行くと、 既にばあちゃんは駐車場まで来ていて、 青ざめた顔をして ご近所さんのおじいちゃんおばあちゃんと話をしていた。 青ざめた顔をしていたのは ばあちゃんだけではない。 隣の家のばあちゃんも 遠い親戚関係らしい家のおばあちゃんも その場所にいたみんなだ。 変な空気に割って入るのは嫌だったのだが、 8月なのでとてつもなくあつい。 溶ける。 早く帰って 冷房を効かせた自室に戻りたいと思い ばあちゃんに、 「おーい。迎えに来たぞ。のって」 と窓を開けて ばあちゃんに言う。 ばあちゃんは地域の人に挨拶をして 車の方へ杖をついて歩いてくる。 ばあちゃんが車に乗るのを手伝ってやろうと、 車から降りてばあちゃんのところへ行くと、 なにかうしろめたそうな顔をして ありがとうといった。 家までの車中 ばあちゃんになんであんな怖い顔で話をしていたのか 聞いてみた。 するとばあちゃんは、 何も言わなかった。 それでも気になった俺は、 ばあちゃんを問い詰めた。 何があったのか。 するとばあちゃんは 「御神体が・・・なかったんど」 俺は内心、 そんなことか・・・と安堵した。 てっきり俺は誰か具合が悪くなって、 その人の心配でもしていたのかなとか予想していた。 しかしばあちゃんはこう続けた。 「確か40年前だったかや。 前にもなくなったことがあったんど」 俺は気になったので、 「それで?」 と聞き返していた。 ばあちゃんは 「その年の一二月の一二様の日かねや。 集落のAさん(仮)が失踪したんど。 それでな、最後に目撃したって人は 祠の近くを歩いてたってがぁだ。 ・・・警察も探したんだども とうとう見つからんがぁてや。 ただ、不思議だってがは、 御神体がちゃーんと祠にもどってたんど」 俺はこういった。 「じゃあまた誰かいなくなるの?」 ばあちゃんはもう喋らなかった。 あと二ヶ月である。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった31
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
ひっそりと話題になってる心霊系の本
霊感ゼロの女がオカルト体験全部やったら宇宙まで飛んでいった話【電子特典付き】
鵺の咆哮 浮雲心霊奇譚 (集英社文芸単行本)
訳アリ心霊マンション 7巻 (バンチコミックス)
心霊スポットでセックスする!
心霊探偵八雲1 完全版 赤い瞳は知っている 心霊探偵八雲 完全版 (講談社文庫)
心霊探偵八雲7 魂の行方 (角川文庫)
前の話:【洒落怖】有名な幽霊スポット
次の話:【洒落怖】無音の世界
怖い話 No.7173
【洒落怖】ピエロ人形
2133
19
2
1
中編3分
怖い話 No.7854
【洒落怖】リスカ事件
2131
54
短編2分
怖い話 No.21560
【洒落怖】NOBODY
1157
20
怖い話 No.2556
【洒落怖】別荘恐怖症に
2086
40
怖い話 No.14951
【洒落怖】違う制服の女の子
2240
29
怖い話 No.1488
【洒落怖】併走する電車
1907
42
怖い話 No.8443
【洒落怖】変わった隣人
2107
長編5分
怖い話 No.8736
【洒落怖】ドッキリの代償
朗読 めたんの怖い話紹介ch,りょりょの怪談チャンネル【作業用かいだん朗読】
3369
48
怖い話 No.14588
【洒落怖】金の蛙の置物を拾った話
1971
36
怖い話 No.10222
【洒落怖】憧れの一人暮らし
2263
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
餓死した友人
双眼鏡見たもの
紺色の袈裟
美しい月
阪急宝塚線
車上荒らし
ダム湖でバス釣り
テトラポットには乗るな
のろけ