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裏の家のおじいさん
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2019
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中編4分
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数年前の夏、高校生の時に体験した話です。 その日はとても蒸し暑かったのを覚えています。夏休みになったばかりで特にする事のなかった俺はクーラーをガンガンにかけて昼寝をしていました。 ただ起きてからまだ数時間しか経っていなかった事もあってか半分起きている様な感じだったと思います。すると、突然体が全く動かなくなりました。 自分は霊体験をした事はなかったのですが、その当時金縛りの様な状態になる事が度々あったので変な慣れがありました。また昼間だったという事もあり、さほど怖いとは思いませんでした。 しかし金縛りが解けないまましばらくして俺は異変を感じました。その時クーラーを付けていたので布団をかけてたんですが、その布団が、ズルッ…ズルッ…とゆっくりベットの下に落ちていくんです。 ちゃんと布団がかかっていなくて落ちるのなら最初はゆっくりでもそのうち布団の重みで一気にドサッっと落ちますよね!?でもそうじゃないんです…本当にゆっくりゆっくりと落ちていくんです。ベットの横で誰かが布団を持ち上げ本当にゆっくりと引っ張っている!そうとしか思えませんでした。 「ヤバイ!」と思いました。あまりの恐怖で目を開ける事も出来ない。 しかも体も動かないまま…「ドサッ」っと布団の落ちる音がしました。その時… !? ベットのすぐ横に人の気配を感じました。 目をつぶっていても人の気配ってなんとなくわかりますよね?近くに誰かが立ってると感じました。その直後… 「うぅ~… うぅ~…」マジでびびりました。 耳元で男の低い声がしたんです。絶対に目は開けないと自分に言い聞かせ、ただじっとしていました。 どれくらい時間が経ったか覚えていませんが金縛りは解け、人の気配はなくなりました。そーっと目を開け部屋を見渡しましたが誰もいません。 ベットから起き上がると布団はベットの下に落ちていました。クーラーを付けていたのに汗でびっしょりだったのを覚えています。 その場にいたたまれなくなり、速攻で着替えて近所で飲食店をやってる両親の所へ行きました。さっき起こった事を話したかったんですがどうせ信じてもらえないだろうなと思い飯だけ食べて店を出ました。 その後、地元の友達の家へ行き友人に話をしました。友人はあまり信じていませんでしたが気を使ってくれたのか0時近くまでカラオケやらボーリングと色々付き合ってくれました。 俺もだいぶ気が晴れ家に帰る頃には恐怖感はそこそこ薄れていました。風呂に入り部屋に入ると、昼間の事がやはり気になりましたが気にしすぎてもなんなので寝ることにしました。 しかしなかなか寝つけずベットでごろごろしていました。そうこうしている内にだんたん眠くなり、そろそろ寝れそうだなと思った時…昼間と同じ様に金縛りにかかりました。 「ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ!」もの凄い音がしました。もう何がなんだかわかりませんでした。 「ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ!」音は止まりません。どうやら自分の寝ている足側の壁から音がします。 「ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ!ドンドンドンドンッ!」誰かが自分の部屋の壁を叩いている!そんな感じの音でした。叫んで両親を呼ぼうと思いましたがもちろん声はでません。 人の気配はしませんでしたがこの時の恐怖は一生忘れないと思います。気が付くと朝でした。 どうやら知らない間に寝てしまっていました。不思議と今さっき起きた事の様に記憶がはっきりとしていました。 1階に降り両親に「夜中、俺の部屋の壁叩いた?」って聞くと「そんな事するわけないでしょ。そんな事より裏の家のおじいさんが亡くなったのよ。 後で挨拶に行くから準備しときなさい。」体中に鳥肌が立ちました。 俺は両親に昨日の昼間からの出来事を全部話しました。親父が「不思議な事もあるもんだな」と言ったきり黙ったままでした。 その様子がとても不自然だったので「何かあるの?」と何度も聞きましたが結局何も聞き出せませんでした。しかし最近、友人と両親の4人で食事をしていた時「そんな話あったなー。 」とこの話をしていると、母がこんな話しをしてくれました。今も住んでいますがこの家には中2の時に越してきました。 新築ではなく中古物件でした。自分達が越してくる前にこの家には4人の家族が住んでいたそうです。 その家族には仲のいい兄弟がいて裏のおじいさんに良く遊んでもらっていたそうです。裏のおじいさんには孫がいなかったそうで、自分の孫の様にかわいかったのでしょう。 でもその家族は引っ越す事になり、おじいさんも兄弟もとても辛かったみたいです。その後この家は1年ほど空き家だったそうで、自分達が越してくる頃におじいさんは体を壊し入院していたそうなんです。 だから俺は裏の家の人と話した事はありましたがおじいさんに会った事はありませんでした。母は「最後にその子達に会いたかったんじゃないの」と言っていました。 自分もそう思いました。その時の恐怖は忘れられませんが少し優しい気持ちになれました。
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