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彼女からの電話
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当時、親友(以下A)には、 大学で知り合った○恵ちゃんという彼女がいました。 私達と2人はよくつるんでいて、 どこに行くにもほとんど4人で1セットという関係でした。 話は1998年の、こんな寒い季節の夜でした・・・ その日、 Aは深夜までのレンタルビデオ(某ウ○アハウス)のバイトを終え、 自宅に戻ったのは夜中の2時頃だったと言います。 週末のせいかいつも以上に忙しかったので、 帰宅するとそのまま寝入ってしまったそうです。 暫くしてから、 不意に着メロが流れたそうです。 携帯を取ると○恵ちゃんから・・・ 「なんだよ、こんな時間に」 と、時間も時間だけに不機嫌そうにAが言うと、 いつもは明るく答えるはずの○恵ちゃんが、 その時は明らかに何かが違う様子だったそうです。 『まだ、起きてたんだ。ごめんね』 彼女の最初の返事はこれだったのですが、 何か電波状態の悪いところにいるみたいで、 時折『ジー』とか『シャー』とかいう音が、 語尾に混ざっていたそうです。 「どこにいるんだ?」 と親友が尋ねると、 『前に言ってあったけど、 今日は田舎から友達が出てきてるから、 みんなで深夜のドライブ中』 と、彼女は答えたそうです。 親友は 「そういえば、そんな事いっていたなぁ」 と、その事を思い出したので、 「あんまり、夜遊びしないで帰ってこいよ。 電波悪いなぁ、高速からか?」 と、眠気もあったので、 早めに電話を切ろうとしたそうです。 だけど、 なぜかその日は彼女がなかなか電話を切ろうとせずに、 しまいには『就職するならここがいい』とか、 『○○くんは胃が弱いんだから食べ過ぎるな』とか、 どうでもいいことをひたすらしゃべっていたそうです。 親友が 「どうした?なんかあったのか?」 と聞くと、 最初は○美ちゃん黙っていたのですが、 なぜか涙声で 『ごめんね。ごめんね。なんでもないの。ごめんね』 と繰り返したそうです。 Aも気になったそうですが眠気には勝てず、 明日会う約束だけをして電話を切ったそうです。 次の早朝でした。 Aが○恵ちゃんのお母さんからの電話で起こされたのは・・・ 首○高速湾岸線から四○木方面に向かう分離帯で、 ○恵ちゃんの乗った車がハンドル操作を誤って、 分離帯に激突するという事故を起こしたのでした。 高速隊の人の話では、 乗っていた4人は全員車外に放り出され、 ほぼ即死状態だったそうです。 ○恵ちゃんも近くの病院に搬送されたそうですが、 途中で亡くなったそうです。 Aがお昼過ぎに○恵ちゃんの自宅に行くと、 憔悴しきった顔のお母さんがいきなりAに泣き付いて、 「ごめんね○○くん。もう○恵とは会えないの。ごめんね」 と繰り返したそうです。 その時なぜか、 昨日の○恵ちゃんの『ごめんね』を繰り返していた電話を 思い出したそうです。 そして、落ち着いた頃に、 あるものを手渡されたそうです。 それは○恵ちゃんの持っていた壊れた携帯でした。 おかあさんの話では、 搬送先の病院で右手に しっかりとストラップが絡まっていたそうです。 ただ、搬送された時間をお母さんに聞いて、 Aはふと疑問を感じたそうです。 搬送先の病院に着いた時間が、 “午前2時35分”だったそうです。 しかし、その時間は確かにAが電話で話をしていた時間だったので、 理由をお母さんに説明し、 ○恵ちゃんの履歴を調べようということになりました。 ・・・確かに履歴は、 2時35分を過ぎてからも通話中だったそうです。 Aは今でもこの話を思い出すと、 「あの時、電話を切らなければ・・・」 と、電話を切ったことを悔やむそうです。
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