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あそこは、元々そういう土地だった
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長野オリンピックがまた話題にすらなっていなかった昔の話だ。 十二月頃だろうか、長野市の新興住宅街で土砂崩れがあり、何人もの犠牲者が出た。私は、その事をテレビのニュースで知った。 次の日、仕事で元請の会社に行くと、三階の窓から、ニュースで報道された事故現場が見えた。山にへばりついているような住宅街の一部が、抉り取られたようになっている。 「あそこは、元々そういう土地で、住宅を建てるなんて、どうかしてるよ」と、近くに住んでいるという社員が教えてくれた。好奇心から同僚と一緒に、事故現場に行ってみようという事になった。 事故現場に着いて、立ち入り制限の外から、現場の惨状を見たのだが、すぐに来たことを後悔した、そのぐらいひどい状態だった。その夜、いつものように二階で一人寝たのだが、夜中に目が覚めた。 部屋の中にだれかいるようなのだ、寝ている自分の周りを歩いているような音がする。ドン、ドンという音がして。 その音が遠くなったり、近づいたりする。歩いているというよりは、乱暴に足を踏み降ろしている、というような音だった。 「しまった、あの事故現場から、霊を連れてきたんだ」自分の軽率な行動を呪いながら、蒲団をかぶって、「早く、どこかへ行ってくれ!」とだけ願っていた。そのうち、音がしなくなったので、おそるおそる、蒲団から顔を出して、明かりを点けた。 部屋に誰かいるような気配がなくなっている。部屋の中を見回すと、二階のベランダに出る、窓が少し開いていた。 「そうか、この窓から出て行ったんだな」と思った。朝、同僚にこの事を話すと、「窓を閉め忘れただけじゃないの」と言われたのだが、長野で十二月に窓を閉め忘れるなんて事はないはずだ。 そんな事をしたら寒くて眠れないはずだ。その後、怪奇現象は起きていない。 好奇心で事故現場に行ったりしないほうがいいと思う、霊のお持ち帰りは、シャレにならない。
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