怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
なんで足跡ついてんの?
お気に入り
1223
34
0
中編4分
コピー
「なんで足跡ついてんの?」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
歴史の好きな友人を乗せて京都周辺を車でドライブしてました。 ドライブは特に目的地もなく、深夜の京都を適当に走ってただけでしたが、淀とか長岡京とか通りかかるだけで、友人はマニアックな解説をいっぱいしてくれました。 「ガラシャ通りってのはな、昔細川ガラシャが(略)」 「へー、○やんはマニアやのう」 こんな感じで暫く走ってたんですが、街中を走るのも飽きたので、気分転換に嵐山(猿の出る有名な観光地です)周辺を走ることにしました。 ガソリンスタンドでガソリンを補給し、再度レッツゴー。嵐山を適当に走っていても、友人の歴史トークは収まらず、僕もそれに聞き入っていました。 その内、どんどん車は人通りの無い林道へ入っていきました。(山というより林道かな)林道を走っていると、嵐山は街頭が多かったのに、街頭がどんどん少なくなってきました。 さすがに、こういう所に歴史ネタはなかったようで、友人のトークも少なくなってきて、車内は外と同じくドンヨリした雰囲気になってきました。しばらく進むと、目の前にトンネルがあり、赤信号だったので停車しました。 車一台しか通れない幅の狭いトンネルで、そのため信号は対向車線と交互に変わるものでした。 僕「なんか見た事のあるトンネルやなー」 停車中よく見てみるとトンネルのすぐ傍には、ズラーっと無数の地蔵が並んでいました。 僕はそれを見て、これは有名な清○トンネルだと一発でわかりました。実は僕、心霊スポットというものが好きでして、インターネットで調べて能勢の首切り場や廃墟病院などいろいろ行きました。 しかし清○トンネルはまだ行った事がありませんでした。 僕「まさか、清○トンネルってこんな所にあったんや。もっと山の中やと思ってたわ」 ○やん「え?なんの事?」 僕「いや、ここ有名な心霊スポットやねん。ボンネットに人が落ちてくるとかあんねんて」 ○やん「え!?まさか狙って来たんちゃうやろな?」 僕「ちゃうわ!ほんまに偶然やって。。で、どうする?引き返す?」 僕は友人が心霊とかそういう類が嫌いかもと思い、引き返す事を提案しました。 ○やん「どうしよっか、行くか?」 僕「ほんまにええのん?」 そういうやりとりをしてる間に、後ろから車が来たので引き返す事ができなくなり、トンネルを走る事になりました。 僕「後ろに車もおるし、俺らだけやったら怖いけど、まあこれでお前も余裕やろ」 ○やん「ほんまやな、あ、信号変わったで」 トンネルの中は赤い光でいっぱいで、グネグネと道が曲がっていました。 僕「ほら、出んで、ほら、ボンネットに落っこちてくんぞ!」 ○やん「出たら泣くわ、やめろ」 結局何も出ないままトンネルを通り過ぎた。 僕「ここもか。俺心霊スポットいっぱい行ったけど、幽霊なんて一回も見た事ないねん。ここもやっぱ何もなかった。しょうもな。」 ○やん「まあまあ、おたくもそんなん行きなさんな。その内憑かれるで」 僕らは林道を抜けて、また街中を走っていた。街頭も増えてきて、車も増えてきたので、また後続車が来てないかバックミラーに注意しないといけない。 僕「後ろの車ライトまぶしいわー!バックミラーに反射して迷惑や・・・ん?なにこれ」 バックミラーで車の後ろのガラス(すいません、名前がわかりません)に、何かベッタリとついてる 僕「なんや、これ?え?なんなん、足跡?」 車の後部ガラスに、五つほど足跡がついていました。靴じゃなくて生足の。 僕の見間違いかもしれないと思い、黙ってバックミラーを友人に向けて見て見ろといいました。 ○やん「え?あしあと?足跡ちゃうのん、これ?足跡や」 僕らは車から降り確認しましたが、やはりそれは足跡でした。 僕らは誰かしょうもないイタズラしたんかなと話していましたが、その内友人の顔面がみるみる蒼白に。 ○やん「これ、どこでついたんや?どう見ても足跡やで?俺ら、ガソリン補給した時、ガソスタの兄ちゃん、窓全部拭いてくれてたで。俺らそこからどこも寄らずにトンネル行ったやん。なんで足跡ついてんの?」 ○やん「出てたんちゃうの?俺ら、見えてなかっただけで・・・」 僕は、友人の言葉を聞いて、小便少しチビりました。 足跡は五つ。全て僕らよりサイズの小さい足で、女性か子供くらいのサイズでした。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった34
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
Amazon無料でスグに読める本
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで 1 (ガルドコミックス)
俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者の夢をみる~ 1 (アース・スターコミックス)
ヤマノススメ 1 (アース・スターコミックス)
第14集: 「三不粘を作った話」他 川尻こだまのただれた生活
ヤマノススメ 3 (アース・スターコミックス)
ヤマノススメ 5 (アース・スターコミックス)
前の話:【洒落怖】盛り塩
次の話:【洒落怖】赤い女
怖い話 No.274
【洒落怖】バスルームで・・
1085
27
-1
短編2分
怖い話 No.8044
【洒落怖】布製の人形
1146
38
怖い話 No.21367
【洒落怖】叔父さんが経営する倉庫でバイト
1030
12
怖い話 No.2030
【洒落怖】Mちゃん
1924
18
短編1分
怖い話 No.22223
【洒落怖】達人
656
21
怖い話 No.22786
【洒落怖】シンメトリー
928
16
怖い話 No.1819
【洒落怖】一途な思い
2121
28
6
中編3分
怖い話 No.21040
【洒落怖】思い出のアパート
1020
19
怖い話 No.10159
【洒落怖】何かを引きずるような音
1481
39
怖い話 No.22379
【洒落怖】憑かれたのは誰か
796
長編5分
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着洒落怖
留守番電話
舞台学科による演劇
分譲現場
謎の会話
たけのこ掘り
かんのけ坂
4階のベランダから落ちた友人
林間学校で登山
自転車に乗っている夢
雄別炭鉱
運動会?
坪の内
新着コメント
切り裂き魔
夜中に服を着替えさせられた
偽コトリバコ
5分間の留守電
神様に貰ったチャンス
キャベツの千切り
一年に一度村を無人化
夢じゃないよー