怖い話登録数18393話
恐怖感アップダークモード
(0件)
▼コンテンツには広告が含まれています
✕
可愛い家とアフロ
お気に入り
1315
36
0
長編5分
コピー
「可愛い家とアフロ」の朗読動画を探しています。YouTubeでこの話の朗読動画を見つけたらぜひ投稿していってください。
※YouTubeのURL必須
開始時間
00時間00分00秒
投稿する
今から十年以上前の話。小学校からの帰り道の途中で友達の家に寄ったからだと思うのだけれど、何故かその日はいつも通る側の歩道ではなく、反対車線側の歩道を歩いていた。反対側の家をまじまじ見るなんてそれまでなかったものだから、家々を見ながら帰っていたのだと思う。一軒、目をひく家があった。今でも外観を覚えているのだけれど、何というか、もの凄く可愛い家だった。 小さな女の子が一度は憧れるような家。しみひとつない真っ白い壁に赤い屋根、アーチ状の柱を持つ玄関のひさし、その真横に大きな窓があって、まるでシルバニアファミリーの家みたいな外観だった。「凄く可愛いお家だなあ。こんな家あったんだ…最近建ったのかなあ」と感動しながらその日はそのまま通り過ぎた。次の日、またあの可愛い家の前を通ろうと思って、昨日通った側の道で下校していた。果たしてその家はあった。でも昨日と違うのは、玄関の真横にある大きな窓が開いていて、そこから人が上半身をのぞかせていた事だった。その人は20代前半位の男性で、綺麗な家には不釣り合いなほど薄汚いティーシャツを着ていたのだけれど、特筆すべきなのはその見事なアフロ・ヘアー。『アフロ田中』っていう漫画があるけど、まさにあの漫画の主人公みたいなアフロ・ヘア―。今思い出しても、まさにあれこそアフロ・ヘア―っていう感じのアフロ・ヘア―だった。12年間生きてきて初めてアフロを見た私は度肝を抜かれ、「アフロの人って本当にいるのか…!」と(失礼な話だけれど)その男性をガン見しながらその家の前を通り過ぎた。でもその男性は私の存在に気が付いていないようで、斜め上辺りの虚空を身動きもせずじっと見つめていた。その何の感情も持っていないような男性の目が、少し怖かった。その次の日、またその家の前を通ることのできる道で下校した。アフロの男性は少し怖かったけれど、あの可愛らしい家がどうしても見たかった。さすがに二日続けてアフロさんはいないだろうと楽観的に考えていたのだけれど、その綺麗な家の一歩手前で気付いた。窓から飛び出したアフロが見える事に。アフロの男性は前の日と全く変わらない体勢で虚空を見つめていた。怖くなって私は一旦立ち止まった。だが、しばらく見ていても男性は動く事もなく、私を無視して虚空を見つめているだけだ。何だかその男性を怖く思ってしまった事を申し訳なく思い、私は再び歩き始めた。その家の外観と男性のアフロを交互に見ながらその家の前を歩く。相変わらず家は本当に可愛らしく、男性は身動きもせず虚空をじっと見つめている。その様子に、「やっぱりこのアフロの人は危ない人じゃない」と安心した。そしてその男性の前を通り過ぎようとした瞬間、それまで虚空を見つめていた男性が突然私の方を見た。男性の虚ろな目と私の目が合う。凄く怖かった。でも何故か目をそらす事が出来なかった。男性は私の目を暫くじっと見つめ、突然「おかあさあああああん…おかあさああああああああああああああああん…」と私に向かって大声で繰り返し言い始めた。私は本当に怖くて怖くて堪らなくなって走って逃げた。男性の声がどんどん小さくなって、聞こえなくなっても走り続けた。それから一か月ほど、違う道を通って下校した。前に使っていた道と比べるとかなりの遠回りになってしまうけれど、またあの人がいたらと思うと怖くて通れるものじゃなかった。しかし、その道を通らねばならない時は意外と早く来るもので、何か用事があるので早く帰ってこいと親に言われてしまった。あの道を通るのは本当に嫌だったけれど、違う道を通るとおそらく間に合わない。反対側の車線を通れば大丈夫だと自分に言い聞かせながら下校する。でもあの可愛らしい家ある場所に近付くほど憂鬱な気持ちになって、またアフロの人がいたらどうしようと心配した。だがそれは杞憂に終わった。アフロの男性はいなかった。というか、そもそもあの可愛らしい家自体がなくなっていた。あの家があった場所は月極駐車場になっていた。因みに十年以上たった今もその場所は月極駐車場だ。あのアフロの男性と可愛らしい家は何だったのか、未だに分からない。
怖い話を読んでいると霊が寄ってくる?不安な方はこちらがおすすめ
感想や考察があればぜひコメントで教えてください ↓コメントする
この話は怖かったですか?
怖かった36
次はこちらの話なんていかがですか
続きを読む
※既読の話はオレンジ色の下線が灰色に変わります
漫画売れ筋
片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 9 (ヤングチャンピオン・コミックス)
魔術師クノンは見えている 8 (MFコミックス アライブシリーズ)
王子様の友達 5 (ドラゴンコミックスエイジ)
HUNTER×HUNTER カラー版 38 (ジャンプコミックスDIGITAL)
エロいスキルで異世界無双 THE COMIC 5 (ライドコミックス)
これ描いて死ね(10) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
前の話:【じわ怖】古い一軒家を借りて住んでいた
次の話:【じわ怖】実家が田舎で鍵をかける習慣がない
怖い話 No.5270
【じわ怖】夫の母が急死した
1740
29
1
短編1分
怖い話 No.5814
【じわ怖】ゆうれいが曲げた線路
2111
37
怖い話 No.4651
【じわ怖】気が合う二人
1460
43
怖い話 No.4526
【じわ怖】不意打ち
1457
42
怖い話 No.5108
【じわ怖】半年前に人が死んでからずっと空いている物件
1748
54
短編2分
怖い話 No.4634
【じわ怖】ねこばば
1853
49
怖い話 No.13821
【じわ怖】鼻息が聞こえる
1247
40
怖い話 No.13888
【じわ怖】山のコンビニ
1454
24
怖い話 No.15497
【じわ怖】そのまま寝てな
1855
28
怖い話 No.18621
【じわ怖】大きな音をたてる
1687
45
心霊サイト運営者
全国心霊マップ
ghostmap
プロフィール
Twitter
新着じわ怖
S奈のお父さん
カーナビの示した位置
ベランダに女の影
国産うなぎ
マンションの屋上
占い師
窓に立つ男
幽霊の正体
自殺頭痛
友達からの葉書
医学は万能じゃない
嫁の日記を読んだ
新着コメント
交通事故にあった猫は最後に見た人間を呪う
幽霊と暮らしてた
起きて
障子
北風と太陽
ポイ捨て
無色透明なビール
子供たちの笑い声
蜥蜴火